今日は2台ピアノによるホームコンサートでした。
プログラムはJ.S.バッハ/ラインベルガー編曲『ゴルトベルク変奏曲』、ラフマニノフ『2台のピアノのための組曲第1番『幻想的絵画』作品5』より第3番「涙」
つくづく、バッハのゴルトベルクは凄い!そして面白い!この偉大な作品を原曲を損ねることなく新たな魅力を引き出すように編曲したラインベルガーも凄い!!です。バッハの原曲と編曲は勿論別のものであるにも関わらず、そしてどこかにロマン派の香りを漂わせていても、やっぱりこれはバッハだと思わせてしまうラインベルガーの編曲の見事さ。
そういう曲を2人で練り上げ、演奏できる喜びと共に、演奏の場に立ち会い一緒に音楽を共有して下さったお客さまへの感謝で一杯です。
バッハの後のラフマニノフの「涙」はチュッチェフの詩にインスピレーションを受けて作られた作品。ただただ涙が流れて止まらないという感じ、秋の夜の深い闇を連想させ、ふっと溜息をつきたくなるような、想像力をかき立てられる一曲です。
ところで『ゴルトベルク変奏曲』の練習を重ねていた折り、相方のピアニストが
「これは面白いから読んでみて」
と薦めてくれた本が『バッハを知る バロックに出会う 「ゴルトベルク変奏曲」を聴こう! /塚谷 水無子 (著)』
音楽を「読む」という、しかも軽妙な語り口に導かれて「ゴルトベルク変奏曲」を解き明かし、読ませてくれる興味深い一冊でした。
しかし、ゴルトベルクをオルガンで演奏するとどんな感じになるのだろう?と想像しているところでもあるのですが。
内容紹介
グールド人気で注目されて久しいバッハの《ゴルトベルク変奏曲》。この超名曲の楽譜をポイントを絞って解説しながら、真の音楽の姿を求めていく。オルガン奏者ならではの、学術書や教科書的口調から離れた軽いエッセイ的読み物で入門者にも分り易く、しかしながらしらずしらずのうちにバッハの曲や時代、バロック音楽や楽典までの知識が身に付いていくしくみ。
内容(「BOOK」データベースより)
パイプオルガンで“ゴルトベルク変奏曲”の演奏に挑戦した著者が、音楽の真の姿を求め楽譜と対峙した。絵を見るつもりで音符を眺めてみよう。学術書でも教科書でもない、演奏家の七転八倒の経験から生まれた、ちょっと勉強になる音楽エッセイ。~Amazonの解説より
ついでにもう一冊、音楽関係で面白かった本がこちら↓
『ピアノ・ノート』チャールズ・ローゼン (著), 朝倉和子 (翻訳)
プログラムはJ.S.バッハ/ラインベルガー編曲『ゴルトベルク変奏曲』、ラフマニノフ『2台のピアノのための組曲第1番『幻想的絵画』作品5』より第3番「涙」
つくづく、バッハのゴルトベルクは凄い!そして面白い!この偉大な作品を原曲を損ねることなく新たな魅力を引き出すように編曲したラインベルガーも凄い!!です。バッハの原曲と編曲は勿論別のものであるにも関わらず、そしてどこかにロマン派の香りを漂わせていても、やっぱりこれはバッハだと思わせてしまうラインベルガーの編曲の見事さ。
そういう曲を2人で練り上げ、演奏できる喜びと共に、演奏の場に立ち会い一緒に音楽を共有して下さったお客さまへの感謝で一杯です。
バッハの後のラフマニノフの「涙」はチュッチェフの詩にインスピレーションを受けて作られた作品。ただただ涙が流れて止まらないという感じ、秋の夜の深い闇を連想させ、ふっと溜息をつきたくなるような、想像力をかき立てられる一曲です。
ところで『ゴルトベルク変奏曲』の練習を重ねていた折り、相方のピアニストが
「これは面白いから読んでみて」
と薦めてくれた本が『バッハを知る バロックに出会う 「ゴルトベルク変奏曲」を聴こう! /塚谷 水無子 (著)』
音楽を「読む」という、しかも軽妙な語り口に導かれて「ゴルトベルク変奏曲」を解き明かし、読ませてくれる興味深い一冊でした。
しかし、ゴルトベルクをオルガンで演奏するとどんな感じになるのだろう?と想像しているところでもあるのですが。
内容紹介
グールド人気で注目されて久しいバッハの《ゴルトベルク変奏曲》。この超名曲の楽譜をポイントを絞って解説しながら、真の音楽の姿を求めていく。オルガン奏者ならではの、学術書や教科書的口調から離れた軽いエッセイ的読み物で入門者にも分り易く、しかしながらしらずしらずのうちにバッハの曲や時代、バロック音楽や楽典までの知識が身に付いていくしくみ。
内容(「BOOK」データベースより)
パイプオルガンで“ゴルトベルク変奏曲”の演奏に挑戦した著者が、音楽の真の姿を求め楽譜と対峙した。絵を見るつもりで音符を眺めてみよう。学術書でも教科書でもない、演奏家の七転八倒の経験から生まれた、ちょっと勉強になる音楽エッセイ。~Amazonの解説より
ついでにもう一冊、音楽関係で面白かった本がこちら↓
『ピアノ・ノート』チャールズ・ローゼン (著), 朝倉和子 (翻訳)
家にあるグールドのゴールドベルク変奏曲をもう一度聞いて見ました。ハープシコードで耳がなじんでいるのでしょうか。中世の香りを聞きたい気がしました。ピアノでも弾き手によってずいぶん違うのでしょうね。
それをパイプオルガンとなるとどんな感じなのでしょう?いつも、rubiconさんのお話を大変興味深く読ませていただいております。ありがとうございます。
今回のホームコンサートは個人のお宅でのプライベートな演奏会でしたので、告知はしなかったんです。
また何かの機会がありましたら、是非聴いて下さいませね。
ゴルトベルクですが、やはりパイプオルガンという楽器でどう弾かれたんだろう、と思ってます。聴きたいような、聴くのが恐いような(え!?)ピアノもチェンバロも音の立ち上がりがクリアで、しかも減衰の早い楽器でしょう、それがオルガンとなると・・・。
でもこの本の作者の塚谷さんはバッハはオルガンでも弾くことを想定しており、その証拠としては・・・と書かれているのです。興味津々ではあります!!