2010年/日本/109分
監督・脚本:荻上直子
出演:アレックス・ハウス、タチアナ・マズラニー、デビッド・レンドル、サチ・パーカー、もたいまさこ
前向きな映画が近場で観たかった。新所沢Let'sシネパークのHPの作品紹介で「みんな、ホントウの自分でおやんなさい」に惹かれ、日曜の朝一で出かけたのだった。レディースデーでも水曜サービスデーでもなかったのだが、劇場窓口には「本日¥1000」との案内が!!今日は「埼玉県民の日」でのサービスだったのだ。
荻上直子監督作品は初めて。「かもめ食堂」も「めがね」もそれ以外のも全く観たことがない。
で「トイレット」。
全編に途切れることなく流れるそこはかとないユーモアが心地よく、カナダ・トロントを舞台とした映像は美しい。音楽が一つの重要な鍵として存在し、使われているピアノ曲にはっとさせられる。(もっとも、「波を渡るパオラの聖フランシス」の曲名がどうしても思い出せずに、音楽が流れている間中、リストのなんだっけ~、と考えてしまっていたんだけれど。しかも大事な場面だったのに。)
「3人兄妹+ばーちゃん」が紡ぎだす世界に、出来過ぎ感はあるものの、ま、いっか~!と。