Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

ハンマーシャンクフレンジの交換!!

2009-07-09 21:42:18 | 音楽
『ハンマーシャンクフレンジ』と聞いて、「ああ、あれね~!」とぴんとくるピアノを弾く人は多分そう多くないと思う・・・んだけど。(知らなかったのは私だけ?)
ピアノは調律、そしてメンテナンスに関して調律師任せという楽器。定期的な調律は欠かせないし、何かトラブルが起きた時は調律師にすぐさま相談し解決していただくことになる。それは演奏者が調律、調弦そして楽器の手入れ・日常的なメンテナンスをするという楽器とは対照的だ。それだけ、演奏とメカニックとの分業が進んだ特殊な楽器といえるし、ある意味、頑丈な楽器なのかも。

月曜日の朝、練習していて突然一音鳴らなくなったことに、しかもその鍵盤だけが5mm下がっていることに気付き愕然となった。音が出ないといっても、弦が切れた訳ではない・・・いくら弾いてもその音は鳴らないけれど、ダンパーペダルを踏むと何故か連動して鍵盤が上下する、という不思議。調律師さんに連絡すると2つのチェック点を指示されたのだが、その場では解決できなかったため来ていただいた。しかし、その日まで(って1日置いて次の日だったのだけれど)長かった~!しかも、気を付けて弾いていたにもかかわらず、手の調子狂っちゃうし・・・。
で、鍵盤を引き出したらハンマーを支えるこの部分が折れていることが判明。これは意外、想定外!!と調律師さんも吃驚。しかし、本当に幸運にしかも同じサイズの部品が一つだけ別のカバンに入っていて部品の交換ができたのだ!!
これが折れてしまっていた部品、ハンマーシャンクフレンジ。実際は折れているのだけれど、そおっとくっつけてみた。左側の穴のところにハンマーがつく。
       
上側から見たところ(↑)、下側から見たところ(↓) 
       
交換した後、実に丁寧にまた楽器の調子を見てもらえたこの日、私も楽器も調律師さんに感謝の一日だった!!

参考までに・・・グランドピアノの全体の構造⇒こちら
そして、グランドピアノのハンマーアクション⇒こちら
コメント (2)
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