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2005年/アメリカ=フランス/122分
監督:トミー・リー・ジョーンズ
出演:トミー・リー・ジョーンズ、バリー・ペッパー、ドワイト・ヨアカム、ジャニュアリー・ジョーンズ、メリッサ・レオ、フリオ・セサール・セディージョ
思いがけない展開と予想だにしなかったラスト。
メルキアデスと親友ピート、そして国境警備隊員マイクの三人がアメリカから心張り裂けるほど美しいメルキアデスの故郷ヒメネスを目指すロード・ムービーである。馬で国境を越える三人の通る道は険しい。山脈の中を縫う道は乾いて、土はぱさぱさし一歩間違うと深い谷が口を開けて待っている。
ピートはマイクから「狂っている!」と言われようが、メルキアデスとの約束を守り抜くために遮二無二ヒメネスに向かって突き進む。傍目からどう見えようと関係ない、それがピートの友情なのだから。
途中の黄色い花畑の中を駆けていくシーン、ロバが落ちていくシーン、そして広がる何となく水気のない、というか湿気を感じさせない景色が印象的。
しかし、この旅の終わりにそれぞれが、それぞれの心の平安を得たのではなかろうか。特にマイクにとっては結果的に、深い贖罪の旅となったのではなかろうか。
見ている側も救われ、ほっとするのを覚える。
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あのラストはちょっと想像が付きませんでしたよねーー
まさかヒメネスが・・・とは!
厳しいロード・ムービーでしたね。
旅の終わりには、二人の間に友情にも似た気持ちが芽生えてー
最近罪の意識が薄くなっていることもあって、
あの贖罪の旅は心にずしーーんと来たのでした。
今年のマイベストに入りますーーー!
ホントに素晴しい映画でした。
あの乾いた景色の中に展開するメルキアデスとピートの熱い男の友情、そして否も応もなく一緒に旅することになったマイクだけれど、でも思うの、一緒に旅することにならなかったらマイクはどうなってたんだろうって。ひょっとしたら壊れてしまってたかも・・・。このラストによってやっぱりヒメネスはメルキアデスが言っていたように彼らにとって心の「美しい故郷」になったんじゃないかなぁ~、なんて。