Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

夏葉社の本の話

2020-10-25 22:52:29 | 

今年1月に朝日新聞読書欄の『著者に会いたい』欄で紹介されていたひとり出版社『夏葉社』の島田潤一郎さんの「古くて新しい仕事」を読んで以来、島田さんと夏葉社&岬書房で出版されている本の虜になっている。

普段、出版社で本を選ぶということはないのだが、夏葉社だけは違う。

読むたびにその確信が深まる。

「レンブラントの帽子」と「さよならのあとで」、そして「昔日の客」と読み進み、その一冊一冊が持つ様々な表情、それは深さ、静けさ、そして面白さであったり、一言では言い表しえない心に沁みとおって、何か美しいものが読み終わった後に残されているという感じ・・・。

どれも手に取ってその本の表情、重さをいつくしんでいたくなる本の美しさに惹かれる。

本ってこうやって大事に大事にしたよなあ~、何度も何度も読むんものだよなあ~、と改めて思ったり。

そんな風にしていたらいつの間にか「夏葉社」の棚ができていた。(ここには写っていないけれど「山の上の家」も仲間です)

そうした本の中で読みたい!読みたい!!と願い、探していた本が二冊あった。

ある時Twitterで島田さんが、探している本があったら夏葉社に問い合わせてみてください、とツイートしていらっしゃるのを読み、勇気を奮い起こしてメールを送ってみた。

すると、一冊は夏葉社にあり、もう一冊は遠く兵庫県の本屋さんにあるとのお返事が届いた。

ほんとうに嬉しかった!!

出版社と本屋と読者がこんなにも近いだなんて思ったことはこれまでなかった!!

届いた本ですか?・・・期待通りの本でした。

実は夏葉社の本を読むためにPCで検索して、これまでも色々な本屋さんから送ってもらっているのだが、どこの本屋さんも一言、本に添えて下さる。

大事にとってあるカードをまとめてパチリ!!

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