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~モスクワ市近代美術館所蔵;シャガールからマレーヴィチまで~
『青春のロシア・アヴァンギャルド』展
会期:2008年6月21日(土)-8月17日(日) 開催期間中無休
開館時間:10:00-19:00(入館は18:30まで)毎週金・土曜日21:00まで(入館は20:30まで)
毎日うんざりする暑さの中、都内に出たついでに友人からチケットをもらっていたBunkamuraザ・ミュージアム で開催中の『青春のロシア・アヴァンギャルド』展を鑑賞。何の予備知識もなく出かけたので、文化村の入口でこの展覧会のチラシを見たときには思わず「えっ!」と吃驚した。まあ、「アヴァンギャルド」と銘打っているのだから、と言われれば、そうなんだけれど・・・。
入場した途端に出会うカンディンスキーの一枚の海の風景画から始まり、モスクワ市近代美術館所蔵の20世紀前半に花開いた“ロシア・アヴァンギャルド”の30作家・絵画70点が会場一杯に並べられていた。
中でも集中して見ることができたグルジアの画家:ニコ・ピロスマニは強い印象を受けた。描かれたロバの目に思わず見入ってしまったり、祝宴のテーブルの周りに丹念に描き込まれた楽器、テーブルの両端に立つ男の持つ角に入れられている葡萄酒など興味深く眺めていた。HPで読んだら、彼は<「百万本のバラ」で歌われた貧しい画家のモデルでもあり、彼の名を冠したグルジアワイン「ピロスマニ」も有名。>だとのこと。あの歌にはモデルがいて、その画家が描いていた絵に出会えるなんて、なんて素敵なんだろう!!
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ニコ・ピロスマニ
≪宴にようこそ!(居酒屋のための看板)≫
目移りするほど、魅力に溢れ、興味深い展覧会だったのだけれど、カジミール・マレーヴィチ(この展覧会のチラシの絵も彼の作品)の作品もインパクト強かった。そして、館内で映画「アエリータ」の映像も3分間だけ流されているので見ることができるのだが、これまたアヴァンギャルド!全部見たいな、と思わされてしまう。
日曜だったけれどそんなに混んでなかったのでゆったり見られて、しかも涼しい~。そうそう、入口で現在公開中のロシア・アニメ『チェブラーシカ』の葉書いただいちゃった。
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そうそう、RSSにて、rubiconeさんがこの記事をあげられていたことは、タイトルチェックしていたのでした。
満足感を感じさせてくれるステキな作品群でしたよねー。
ピロスマニ作品も気に入っていただけて、嬉しいです。
かねがね、ロシア映画は贔屓にしているんですが、絵画もいいじゃーんと改めて思った次第です。
パラジャーノフの絵もじっくり見てみたいものです♪
初めて名前とその作品を見た画家が大部分でしたがそのい作品は勿論のこと、彼らがあの時代の中でこんなまさに「アヴァンギャルド」な作品を生み出していたことに深い感動を覚えました。
去年、上野で開催された「サンクトペテルブルク 国立ロシア美術館展」見ておけばよかったなあ、とつい思ってしまいました。