Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

7月22日は・・

2008-07-22 23:52:27 | 展覧会・建築・器
今朝、新聞を読んでいてこの7月22日が田中一村の生誕100年になるということを知る。
初めて彼の作品とその名前、そしてその生涯を知ったのはNHK「日曜美術館」だった。
50歳で奄美大島に渡り大島紬の染色工で生計を立て絵を描き始め、ただひたすらに描き続け69歳でその生涯を終えた孤高の画家という風に紹介されていたように記憶している。しかし、その作品にはTVの画面を通してさえ強く印象に残り、いつか本物を見てみたいものだと切望したものだった。しばらくして『伊勢丹美術館』(どれ位前の話だろう?)で彼の展覧会が開催され、そりゃあもうただただ感激して絵の前にたたずんだものだった。
           
目の前に広がる今まで見たことのない世界、これが日本画か!という衝撃、そして溢れる奄美の自然に打たれた。
上の画像はその展覧会の折に求めた絵葉書セットの表紙。彼の強い眼差しがとにかく印象的。
           

Wikipedia:田中一村(たなか いっそん、1908年7月22日 - 1977年9月11日)は奄美大島の自然を愛し、その植物や鳥を鋭い観察と画力で力強くも繊細な花鳥画に描いた日本画家である。本名は田中孝。
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8 コメント

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おぼろげに (果報)
2008-07-23 21:46:52
田中一村と聞くと、反射的に高倉健さんの随筆と結びつけて、哀しいストーリーがあって何かひどく感銘した覚えがあるのだけど、その間の事どなたかご存じの方は居ますか?今は記憶が定かではないのです。年は取りたくない.... 絵はよかったです。そうですよね、彼の絵はなんか日本人らしく無いのだけれど、ダイナミックなのにみょうに静かで絵画的というか。
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わたしも (Puff)
2008-07-23 22:02:22
同じ番組を観たのではないかしら・・・?
かなーり以前ですよね。
田中一村は以前から知っていましたが
その番組を観て、さらに興味を持ったのでした。

彼の作品は色鮮やかなんだけど
何処か寂しげで。
今まで観たこともない色調、タッチの絵でありました。。。
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果報さま、 (rubicone)
2008-07-23 23:27:44
是非是非、思い出してくださいませね~!!だって、

>田中一村と聞くと、反射的に高倉健さんの随筆結びつけて
って、どんな随筆だったんだろう?っていたく興味をそそられるじゃないですか!!あ~、知りたいなぁ

でも田中一村の作品って、一度見たら忘れられないですよね。これが、日本画!!と衝撃を受けました。
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Puffさま、 (rubicone)
2008-07-23 23:38:45
きっと、同じ番組だと思います。なんか、すっごく感激~
そうです、仰るとおり、かなーり前の番組でした。でも、忘れられない番組でした!!
で、その頃まだあった伊勢丹美術館・・・あの頃って西武にはセゾン美術館、そして東武美術館って百貨店に面白い美術館があったんですよね~、懐かしい!・・にもうはやる心を抑えつつ「田中一村展」見に行ったんでした。
期待に違わぬ展覧会は今でも鮮やかに思い出せます。

>何処か寂しげで
激しく・・共感!!
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この鳥 (なおこん)
2008-07-24 10:08:38
右側の赤い鳥。。琉球アカショウビンじゃないかなぁ?
日本のゴーギャンと呼ばれた画家だったのは知っています。。。何故か私の誕生日になくなっているし
でも日本画がこんなに立体的に描ける人。。才能があったのでしょうね
こんな暑い日 彼の絵は南の島への憧れを呼び起こしてくれます

一雨欲しいです・・・
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健さんのやさしさ (果報)
2008-07-24 23:08:13
高倉健さんがらみの田中一村。
なかなかおもいだせないので、調べてみました。
「南極のペンギン」という単行本のなかに10の短編があるのですが「奄美の画家と少女」という題で
出ていました。切なくて涙が出てきますこと請け合います。私が健さんに持っていたイメージを変えてくれた本です。健さんってこんな人柄なの?と...
(by ゴーストライターでなければですが.)
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なおこんさま、 (rubicone)
2008-07-25 22:40:38
さすがですねぇ~!だから、鳥さんが寄ってくるのでしょうね!!
仰るとおり、これはアカショウビンです。彼の絵でアカショウビンとダチュラの花を知った私です
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果報さま、 (rubicone)
2008-07-25 22:53:22
早速、教えてくださり、ありがとうございます
高倉健さんと随筆、そして彼と田中一村、というつながりが何とも新鮮で・・・しかも、「切なくて涙が出てくる」随筆!!とは。
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