Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

ぼくがふえをふいたら

2021-08-15 21:23:04 | 

~伝わり、重なり、響きあう。音を奏でる心地よさ、音楽のうまれる神秘的な瞬間を鮮やかな色彩で描く。~

「ぼくが ふえを ふいたら」作:阿部海太(岩波書店)⇒ 岩波書店HP

この表紙に描かれているふえをふく子どもと、題名『ぼくがふえをふいたら』に惹かれ、久しぶりに絵本を買い求めた。

ゆっくり1頁ずつ読んで眺めていくつもりだったのが、表紙の色に魅入られていよいよ本を開き始めたら、

もうずんずんずんずん次のページ、次のページとめくっていて、気付けば最後のページになっていた。

「ぼく」の気分になって、「ぼく」と一緒にふえを吹き、そしたらみんなが集まってきて、

集まっただけじゃなく、それぞれが楽器を一緒に奏でてそれが周りに広がって散らばっていって・・・

耳に響いてくる音の洪水と目に飛び込んでくるめくるめく色彩の洪水とで身体がぎゅうっと包まれ、
 
その音と色の世界にどっぷり浸かり、もうここでだったら溺れたっていいや!と思ってしまう旅をしてきていた。
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