目黒雅叙園で開催中の『肥前×唐津 陶磁器展』。新聞販売店のチケット・プレゼントに応募して招待券をゲット
実のところ、展覧会もさることながら、目黒雅叙園の百段階段が会場ということにも興味津々だったのだ。
開催期間:2010年8月6日(金)~9月5日(日) ※会期中無休
開催時間:10:00~18:00 (最終入館17:30)
会場:目黒雅叙園 東京都指定有形文化財「百段階段」
「佐賀の三右衛門」と親しまれる窯元とそれを率いる匠たち、一門の伝統を十四代にわたって守ってきた柿右衛門様式で世界に名を馳せる酒井田柿右衛門、色鍋島の品格を継承する今泉今右衛門、唐津焼の中里太郎右衛門らの作品が一堂に会する展覧会。(チラシより)
展示されている陶磁器と展覧会場の建物、各座敷の意匠、装飾、そして百段階段とそれぞれが互いに呼応し合って、豪華で華やかで、美しい世界が目の前に広がる。絢爛たる百段階段の色彩の乱舞・華やかな装飾の中に、より静かにあるいはまたより華やかにすいっと佇んでいる器の世界が際立って感じられた。
写真撮影は当然許可されていないので、代わりに記念として百段階段と座敷の絵葉書を買った。
<百段階段> <漁樵(ぎょしょう)の間>
この欅板の99段の階段を上りながらそこにある付けられた名前にちなんだ各座敷は、それぞれが特徴を持っていてどこの部屋に入っても、まるで玉手箱を次々開けているようなそんな驚きと楽しみがあり、頂上の間についた時には、あれもうここが最後の部屋であったか!と。
会場の方にここは今でも広間として使用しているのかを伺ったところ、現在ではこのような展覧会の会場として使われているとのことだった。こうして公開され多くの人が訪れ、利用する場所として使われているのは素晴らしいと思った。
ところで、名前は聞いていたが目黒雅叙園を訪れたのは初めてだったので、展覧会の後はその他の部分をぶらぶら見学してみたが、どれも物珍しくて思わずきょろきょろしてしまった。
正面玄関を望む。
左は百段階段の会場への専用エレベーター:唐獅子牡丹の図柄。
右は入口から右手奥へ延びる回廊。
中庭の景色、滝が一服の涼を誘う。
まるでアトリウムのような建物の内部。
展覧会と建物見物と、二重に楽しめた一日だった。
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