Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

ブエノスアイレスの夜

2005-08-16 00:20:02 | 映画 は行
今、ラテン系の国の映画を集中的に見ている私(まあ、結果的にそうなっているということもありますが)・・・ということで『ブエノスアイレスの夜』を見た。(DVD)

監督 : フィト・パエス
製作年 : 2001年
製作国 : アルゼンチン=スペイン
出演:セシリア・ロス
   ガエル・ガルシア・ベルナル

あらすじはこちら、<goo映画>

「オール アバウト マイ マザー」で強烈な印象を与えたセシリア・ロスがこの映画でも、孤独で消しがたい心の傷を抱えながら生きていく女性、カルメンを好演している。そして、彼女に雇われるグスタボを演ずるガエル・ガルシア・ベルナルの若々しさがまぶしい話の展開はまた彼のその若さ故に、二人はどうしようもない悲劇に引き込まれてゆくのだけれど・・・。
ただ、悲劇なんだけれど、どん詰まりの逃げ場の無い後味の悪さは何故か残らない。なんというのだろう、先に希望が見えるというか、悲劇を乗り越える人間の強さを感じていられる。その強さがあるから、人は生きていける。生きていさえすればやり直すこともできる。だから、後味は全然悪くない。ふと、頭の片隅をパンドラの箱の話がよぎる。パンドラの箱に最後に残されていたものは・・・『希望』。

*パンドラの箱についての詳細はWikipedia
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