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大島弓子さんの漫画、猫のグーグーのシリーズ、第6巻。
第1巻が発売されたのが2000年なので、それ以来かれこれ11年の長きにわたって書き継がれてきたグーグーのシリーズもこの第6巻がいよいよ最終巻。
1巻から3巻までは面白く読めたのに、それ以降は大島さんの猫に対する思い入れとのギャップと、猫中心に描かれる生活に対する(それもありとは思いはするが)この作品の変化に「?」な思いを抱きつつも、その違和感の中でちらっと見える大島さんらしさに一縷の期待を込めることで何とか読み続けてきた。こういうのを「惰性」と言うのでしょうか。増え続ける猫の名前を記憶に留めようという無駄な努力は、はなから放棄し、グーグーとビーとクロとタマだけわかればもうそれで十分と割り切って。
大島さんが新居に越して、次々野良猫の世話をし始めた4巻からそれまでの話の展開と変わってきて、はっきり言えば私には面白くなくなってしまった。
と、このシリーズを読んでいた家族の一人が私に読みながら
「ねえ、面白かった?」
と聞いてきた。
「4巻以降がねえ・・・」
と答える私。
「だよね!4巻以降がそれまでと全く違う話になってる」
思わず
「そうなんだよね、なんでだろう?」
と賛成の意を示しつつこれまで疑問に思っていたことを口に出す私。
と、曰く・・・
「だってそれまでは『猫との生活』だったのが、いつの間にか『猫の生活』になってる」
それだっ
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読みたかったのは大島さんと猫との生活だったんだよね、猫日記ではなく。
まあ、それでもグーグーの最期はやっぱり哀しかったし、同時にここに至るまでのグーグーのあれこれを思い出して懐かしんでいたけれどね。
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