Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

岬書店の本二冊

2020-08-24 13:32:00 | 

連日の暑さにあえぐ葉月、八月。

吉祥寺のひとり出版社、夏葉社さんのインディペンデントレーベル「岬書店」から6月に出版された二冊の本、

「本屋さんしか行きたいところがない」著者:島田潤一郎

「ブックオフ大学ぶらぶら学部」執筆陣は、武田砂鉄、山下賢二(ホホホ座)、大石トロンボ(マンガ)、小国貴司(BOOKS青いカバ)、Z(せどらー)、佐藤晋(ドジブックス)、馬場幸治(古書ビビビ)、島田潤一郎(岬書店)

を大事に読む。

読み終わって夏葉社を置いている本棚に並べた。

しかし、こうやって並べると、その中のどの本も何度も何度も手に取って開いて読まずにはいられない本ばかり。

そして一冊一冊が大事に作られているのが伝わってくる。

佇まいとその内容とが呼応しあい、全ての事が凝縮された結果が一冊の本という形をとってそこに存在しているように感じられる。

夏葉社さんのインディペンデントレーベルである今回の岬書店の二冊もそうで、表紙からして思わずふふふ、となり、中身に大きな期待を抱かせられる。

そして、実際、どちらも全然違うテイストなのだけれど、面白い!!

私は特にΓ本屋さんしか・・・」は紹介されている本屋さんを一度目はさっと読み、次は想像しながらまた検索しながら読んでいた。

本屋さんへ行きたくなる!

各本についての紹介↓

Γ本屋さんしか行きたいとこがない」

夏葉社の島田潤一郎さんが「本の雑誌」2017 年 1 月号〜2018 年 12 月号に連載していた「本屋さんしか行きたいとこがない」、そして「望星」で 2019 年 3 月から連載している「本のゆくえ」。いわゆる市井の町の本屋を訪ね歩き25回にわたって取り上げた「本屋さんしか〜」と出版業界に対する思いを吐露した「本のゆくえ」。本を作り、供給する側の思いと見えてきた課題、そしてその本を売る現場である本屋。島田さんの目から見えてきた本を作り、売るという行為の未来とは。~BOOKNERDより

Γブックオフ大学ぶらぶら学部」

これまで論じられてこなかった、日本全国の本のある場所。
どの都道府県にもあり、慣れ親しまれている「ブックオフ」。しかし、本屋好き同士の会話で、その名前を聞くことはほとんどありません。業界からの敵視、あるいは軽く扱われてきた、知っているし、使ってもきたけど、語られてこなかった微妙な距離にいる存在を語る一冊。腹を割って、自由に話す。~恵文社一乗寺店より

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