Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

カトリック主税町教会⑦

2014-11-10 00:05:26 | 旅・再発見
このカトリック主税町(ちからまち)教会は1887年(明治20年)パリ外国宣教会のフランス人宣教師テュルパン神父に寄って名古屋に初めて造られたカトリック教会で東海三県では最も古い教会だそうです。現在の聖堂の原形は1904年に建てられ、長い年月によって老朽化した木造の聖堂は1985年に大修復され、更に2003年には聖堂内がフローリング化されたとのことで、それまでは聖堂内は畳敷きだったのだそうです。
聖堂横の鐘楼は1890年(明治23年)頃建てられたものだそうです。

聖堂内部。

そして古いリードオルガンが置かれていました。
このオルガンについては説明書きがあり、それには、
「~修復されたクロー&ウォーレンのオルガン~
この古めかしい楽器は、米国ミシガン州デトロイト工場で1877年~1933年の間に製造された23万台ほどのクロー&ウォーレンのリードオルガンです。今から100余年前東京会を建てられた初代の宣教師方が、外国信徒の浄財をもとに祈りを込めてそなえて下さったものです。長い年月に完く老朽・廃物化しておりましたが、当地方のみならず、今や、貴重な文化財であると、その修復・保全が望まれ、当教会の100周年に、長野県・山口典次氏のご尽力により見事蘇り、マルセーユ生まれの、アンジェラスの鐘の響きと、古色豊かなグレゴリオ聖歌ミサの調べとともに歴史の重みを今に伝えています。」
と書かれていました。

歴史の重みを感じさせる聖堂にあったステンド・グラス。
      
また教会の敷地内には富士山の溶岩を使った「ルルドの洞窟」があって、これは長崎県の五島列島の教会に次いで日本で二番目に造られたものだとガイドの方に伺いました。
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