*公式サイト
2005年/スペイン/114分
監督:イサベル・コヘット
出演:サラ・ポーリー 、ティム・ロビンス 、ハビエル・カマラ 、エディ・マーサン 、スティーヴン・マッキントッシュ 、ジュリー・クリスティ
原題:The Secret Life of Words
監督・脚本:イサベル・コイシェ、そして主演のサラ・ポーリーに惹かれてこれは絶対観ようと決めていた作品だが、内容については全く何の情報もなかった。なので、まさかこれほどの深い話、重い話だとは思いもよらなかった!言葉を越える事実、そして言葉を越える言葉、言葉に傷つく心、言葉によって深い慰めを与えられる心・・・。ほんとに素晴らしかった!!
全く過去というものがないのではないかのように生きているハンナ、工場と部屋を往復するだけの単調な毎日、そこに存在するのは今だけ、過去とも未来ともつながらないという不思議な今。そんな彼女が無理やり取らされた休暇で出かけた先は海の中の油田掘削所、周囲をぐるりと暗い灰色がかった波が打ち寄せる寒々しい海の中だった。
偶然、彼女に看護されることになる油田事故で重症を負ったジョゼフは、事故により目も一時的に見えなくなるという厳しい状況の中にあってもユーモアを忘れない。ハンナとの淡々とした会話の中に彼の背負ってきた過去が語られた時に、ハンナの心に起こったものの大きさ。彼女の語る秘密の悲惨さ、過酷さに観ている私はわあぁ~っと大声で喚きたくなる。そして全く世界から音が消えてしまったかのように沈黙してしまう。ジョゼフは彼女が自分自身の秘密について語ったその時に、彼女の痛みに寄り添いその嘆きに耳傾ける。あくまで静かなラストに一筋の光を感じ救いを覚える。
さりげなく映し出される波の色、風の音、朝のそして夜の油田掘削所、デッキに響くバスケット・ボールの音、アヒルの姿、静かに揺れるブランコ、水色の壁に青いドア、などの色・音がそおっと心の深い所に触れて忘れられない印象を残す。
ところで、パンフを読んでいたら「ハンナとヴィクターが出会う中華料理屋で流れている日本語の曲」がシンガーソングライター神山みさが歌う「ケンカは嫌い」だと紹介されていた。この曲は初めて聴いたんだけれど、神山みさ・・・?・・・♪・・・確か息子がCD持ってたハズ!彼女の歌流れていたの私も聴いてたから、覚えてたんだぁ~♪
家にある彼女のアルバムは、これ↓『神山みさ*きれい』
2005年/スペイン/114分
監督:イサベル・コヘット
出演:サラ・ポーリー 、ティム・ロビンス 、ハビエル・カマラ 、エディ・マーサン 、スティーヴン・マッキントッシュ 、ジュリー・クリスティ
原題:The Secret Life of Words
監督・脚本:イサベル・コイシェ、そして主演のサラ・ポーリーに惹かれてこれは絶対観ようと決めていた作品だが、内容については全く何の情報もなかった。なので、まさかこれほどの深い話、重い話だとは思いもよらなかった!言葉を越える事実、そして言葉を越える言葉、言葉に傷つく心、言葉によって深い慰めを与えられる心・・・。ほんとに素晴らしかった!!
全く過去というものがないのではないかのように生きているハンナ、工場と部屋を往復するだけの単調な毎日、そこに存在するのは今だけ、過去とも未来ともつながらないという不思議な今。そんな彼女が無理やり取らされた休暇で出かけた先は海の中の油田掘削所、周囲をぐるりと暗い灰色がかった波が打ち寄せる寒々しい海の中だった。
偶然、彼女に看護されることになる油田事故で重症を負ったジョゼフは、事故により目も一時的に見えなくなるという厳しい状況の中にあってもユーモアを忘れない。ハンナとの淡々とした会話の中に彼の背負ってきた過去が語られた時に、ハンナの心に起こったものの大きさ。彼女の語る秘密の悲惨さ、過酷さに観ている私はわあぁ~っと大声で喚きたくなる。そして全く世界から音が消えてしまったかのように沈黙してしまう。ジョゼフは彼女が自分自身の秘密について語ったその時に、彼女の痛みに寄り添いその嘆きに耳傾ける。あくまで静かなラストに一筋の光を感じ救いを覚える。
さりげなく映し出される波の色、風の音、朝のそして夜の油田掘削所、デッキに響くバスケット・ボールの音、アヒルの姿、静かに揺れるブランコ、水色の壁に青いドア、などの色・音がそおっと心の深い所に触れて忘れられない印象を残す。
ところで、パンフを読んでいたら「ハンナとヴィクターが出会う中華料理屋で流れている日本語の曲」がシンガーソングライター神山みさが歌う「ケンカは嫌い」だと紹介されていた。この曲は初めて聴いたんだけれど、神山みさ・・・?・・・♪・・・確か息子がCD持ってたハズ!彼女の歌流れていたの私も聴いてたから、覚えてたんだぁ~♪
家にある彼女のアルバムは、これ↓『神山みさ*きれい』
レヴューは何時も観て来てから拝見させて貰うので、最初と最後の部分を読みました♪ウフ
やはり良い映画みたいですねー!
では、来週は頑張って六本木に行くとしますです。
ところで、↑のジャケット、とっても素敵!
赤ちゃんのおくるみとお母さんが結び付いて何だか温かいものを感じます。
内容に関する情報がなかったのは、よかったと思いました。こんなにいい作品なのに、観客は思ったより少なかったです。
>赤ちゃんのおくるみとお母さんが結び付いて何だか温かいものを感じます
二人とも優しい、穏やかな表情ですよね~!!
やっとレヴューが書けましたので参上。
いやーHEAVYな内容の秘密でしたが、とてもステキな映画でしたね。
原題の The Secret Life of Words って、どう訳せばいいんでしょうね?
もうもうすべてのカットが画になっていたし、音楽も好みでした。
そうそう、日本語の曲にはビックリしました。
監督は結構日本贔屓らしいですね。
神山みささんってわりとメジャーなんでしょか??
深くて、重くてずっしりみっしりでした。
「もうもうすべてのカットが画になっていたし・・」何気ないドア一枚が忘れられない絵として心に残る、海の輝きがふっと目に浮かぶ・・・もう数え切れないです!!素晴らしかった~!
私が息子から聞いていた神山みささんはライブ中心に活動しているということだけだったので、そういうシンガーを監督が知っているということも驚きだったんです。でも、かえるさんの「監督は結構日本贔屓らしいですね」で納得しました。
やっとこさ金曜日に観に行けました♪
ウチからだと六本木ヒルズは渋谷へ行くより近いんですけど、
何故か後回しになっちゃってました。ヘヘ
とっても良い映画でしたねー・・・
>中華料理屋で流れている日本語の曲
聴きました!
神山さんはワタクシは始めて知ったのですけど、
あちらでは名が知れた人なんですかね。
物語はもちろんのこと、意外なところでも感動しちゃったのでした。
素晴らしい映画でした。静かにそして激しく心にしみました。
ところで、聴かれましたか!神山さんの曲。
どこで監督は聴かれていたんでしょうね~。
しかしあの麺料理って妙に太い麺じゃなかったですか?思わず「何だろ?」ってしげしげ見てしまいました。焼きうどんともビミョーに違うし・・・なんてどうでもいいことが気になったりして(笑)だから逆に忘れられなくなってます。えへっ