Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

ファヴェーラの丘

2008-04-18 23:37:25 | 映画 は行
              *公式サイト
           リオデジャネイロ、ブラジル
         スラム街で生まれた希望のリズム
2005年/アメリカ/81分
原題:Favela Rising
監督:ジェフ・ジンバリスト、マット・モカリー
出演:アンデルソン・サー、ホゼ・ジュニオール、マルシオ・ニューンズ、アンドレ・ルイス・アゼヴェード、ズエニール・ヴェントゥーラ

~『シティ・オブ・ゴッド』でも描かれた、信じられないほど暴力的なリオのスラム街“ファヴェーラ”。音楽によって、絶望的で息詰まるような日常から、希望ある未来を子供達に示そうと立ち上がった男、アンデルソン・サーを追ったドキュメンタリー。(チラシより)~

アフロレゲエの音楽ドキュメンタリーという本作、アフロレゲエってどんな音楽なのだろうとそこに惹かれて観たこの作品。
『シティ・オブ・ゴッド』は未見なのでこの作品で初めてファヴェーラの麻薬ギャングと腐敗した軍警察による支配によって起きていた、あまりにも凄惨・悲惨な映像を目にし、絶望と無力感に襲われてしまった。しかし、その暴力の連鎖に『音楽』を持って立ち向かっていった人間のいたこと、そしてそこに関わる人間が少しずつ増えていきアフロレゲエの活動を通して絶望を希望に変えていく過程、そして生み出されていく希望、未来に感動する。そこに響く音、激しく刻まれるリズム~♪音楽の持つ底知れないパワーに震える。こうした爆発的なパワーを内包する音楽についてそこに関わり続けている自身について、また深く考えることになっていた。
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2 コメント

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こちらにも♪ (Puff)
2008-04-20 23:01:30
こちらも素晴らしい映画だったみたいですね!
ワタシも気になっていたのですけど、
どうも時間的に観れそうにありません・・・
rubiconeさんの記事を読まさせて貰って良かったです!

ところで、公式サイトを改めて見てみたのですけど、
アフロレゲエってグループの名だったのですね。
わ、わたくし、てっきりアフロレゲエなる音楽のジャンルがあるのかと思っていました・・・フ
機会があれば是非レンタルでも観てみたいと思います~
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Puffさま~♪ (rubicone)
2008-04-22 10:11:21
私も「アフロレゲエ」ってどんな音楽?と思って見にいって・・・なかなか、その音楽が出ないなあ~、なんて思いつつ観ていて、途中でそれが「アフロレゲエ」という名前のグループ、活動だったのだということに遅まきながら気付いた次第でした。てへっ!

でも、そのアフロレゲエによる活動が出てくるまでの、ファベーラで起こっていたことの凄まじいこと、そのあまりの悲惨・凄惨なことに息を呑みました。
でも、人間って、音楽ってそういうことを越えていくパワーを持っているんですよね~♪すごいです!
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