Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

人生はマラソンだ!

2014-09-02 00:23:38 | 映画 さ行
                  
2012年/オランダ/107分
原題:De Marathon
監督:ディーデリック・コーパル
出演:ステファン・デ・ワレ、マルティン・バン・ワールデンベルグ、フランク・ラメルス、マルセル・ヘンセマ、ミムン・オアイッサ
ストーリー:ロッテルダムで、自動車修理工場を営むギーア。従業員は、ニコ、レオ、キースの中年3人組と、移民の若者ユース。男たちは昼から缶ビール片手にカードゲームに興じ、マジメに働いているのは、ユースぐらいだ。そんなある日、ニコが税金の督促状の束を発見。ギーアは皆に経営不振を隠していたのだ。滞納した税金を支払うためにギーアたちはスポンサーを口説き落として一か八かの賭けに出る。それは、ロッテルダム・マラソンに出場し「全員完走出来たら借金を肩代わりしてもらう。完走できなきゃ工場を譲る」というもの。元マラソン選手のユースのコーチの下、スポーツとは全く無縁だった4人は、マラソン完走に向け、練習を開始したのだが…。~「Let'sシネパーク」解説より

「オランダで大ヒットした『マラソン』、邦題は『人生はマラソンだ!』とっても面白いわよ、強いて言えばイギリス映画の『フル・モンティ』に近いような、でも違うけど、そんな感じ・・・」と友人に勧められた『人生はマラソンだ!』新所沢のLet'sシネパークで公開されたので観てきた。
メタボのおっさんたちが、それぞれの背中にそれぞれの人生を抱えつつ、なんだかんだ文句を言いつつ、くしゃくしゃになりながら練習を重ね紆余曲折を経て・・・さあ、どうなる!!
オランダ国内におけるロッテルダムとアムステルダムの都市間の競争意識も面白かったし、移民をオランダ政府はどう受け入れているのか、そして存在するその政策と市民との温度差も現在の社会の状況を浮き出して見せてくれる。そして実際のロッテルダムマラソンでのロケがマラソン大会の様子をリアルに描き出し、マラソン会場でのコップの散乱の模様などその舞台裏も垣間見えて興味深かった。ユーモアをふんだんに交えながら、おっさんたちのきわどい会話も織り交ぜ、山あり谷ありを楽しんだ
確かに状況的には『フル・モンティ』と似たような気もしないでもないけれど、テイストは全く違うと私も思った。
コメント
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