Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

西の魔女が死んだ

2008-07-08 00:01:41 | 映画 な行
            *公式サイト
2008年/日本/115分
監督・脚本:長崎俊一
原作:梨木香歩
出演:サチ・パーカー、高橋真悠、りょう、大森南朋、高橋克実、木村祐一、鈴木龍之介

あらすじ: 中学生になったばかりのまい(高橋真悠)は登校拒否になり、大好きなおばあちゃん(サチ・パーカー)の住む田舎で過ごすことになる。日本に長年住むイギリス人のおばあちゃんは、西の魔女と呼ばれていた。まいはおばあちゃんから魔女の手ほどきを受け、何でも自分で決めるということを教わる。(シネマトゥデイ)

何に一番心惹かれたかというと、それは「緑の美しさ」
濃い緑、薄い緑・・・ああ日本の山の緑ってきれいだなと。その緑を見て、そこに流れる風を感じ、背後で鳴く鳥の声を聞いているだけで、観てよかったと思える。八ヶ岳に住む友人がいつかドライブに連れて行ってくれた道路が登場し、ああ、きっとここはその辺りなのだと思いながら画面を眺めていた。
自然と共に呼吸しそこに溶け込んでゆったりと日々の営みを重ねるその生活のありようが、夢のよう~。窪地の切り株に生える草の緑、遊ぶ光、山一面のワイルド・ストロベリーの群落etc.・・・。

古来よりの魔女と薬草との深い関係を思い出し、西の魔女が育てているたくさんのハーブに納得する。魔女というのは自然を知って生かすある特別な能力を持つ女性のことなんだ~、などつらつら考えていた。
自然の持つ人を慰め生かす力と、再生させる力について改めて思いを巡らせた。
コメント (4)
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