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Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

コーラス

2006-02-10 00:22:05 | 映画 か行
公開時、上映館の場所まで確かめて結局何となく見損ねた映画。

話はわかりやすく、素直に心に届く。音楽によって、劣悪な寄宿舎生活に音楽という一筋の光が射し込み、マチュー先生のコーラスの指導によって少しずつ生徒の心の扉が開かれてゆく。ピエールを演じたジャン=バティスト・モニエの歌声、ペピノのガラス細工を連想させる繊細さ、マチュー先生が寄宿舎を去るときに空を飛ぶ紙飛行機など特に印象に残った。
(ただ、冒頭のオーケストラの音楽は、ちょっとね~でしたが)

私は女性なので絶対に出せないこういう少年の声を聞くと、何かもう人の声を超越してる気がしてもう、はあ~としか思えなくなってしまう。この世のものとは思えない、みたいな感じに近いかな。少年はいつか声変わりしてこの声は失われる、もう二度と聞くことができないという宿命を持っていることで、そう思わせるのでしょうか。
声は、底知れない力を秘めていると、いつも思う。ダイレクトに音楽を乗せて人の心を射るもの、だと感じる。音楽の力とともにそれを今一度、確信する作品だった

涙がこぼれそうなとき、歌があった」 *公式HP

監督・脚本・音楽:クリストフ・バラティエ
音楽:ブリュノ・クーレ
合唱:サン・マルク少年少女合唱団
出演:ジャン=バティスト・モニエ/ジェラール・ジュニョ/フランソワ・ベルレアン/マリー・ビュネル/カド・メラッド

2004年/フランス/97分 
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コーヒー&シガレッツ

2005-09-19 23:22:26 | 映画 か行

         コーヒーを一杯 タバコを一服 
           会話を楽しむ 人生を楽しむ
             (公開時コピー)           

 監督: ジム・ジャームッシュ Jim Jarmusch

出演: ロベルト・ベニーニ:「変な出会い
    スティーヴン・ライト    
    ジョイ・リー:「双子
     サンキ・リー
     スティーヴ・ブシェミ
     イギー・ポップ:「カリフォルニアのどこかで
     トム・ウェイツ
     ジョー・リガーノ:「それは命取り
     ヴィニー・ヴェラ
     ヴィニー・ヴェラ・Jr
     ルネ・フレンチ:「ルネ
     E・J・ロドリゲス 
     アレックス・デスカス:「問題なし
      イザック・ド・バンコレ
      ケイト・ブランシェット:「いとこ同士
      メグ・ホワイト:「ジャック、メグにテスラコイルを見せる
      ジャック・ホワイト
     アルフレッド・モリナ:「いとこ同士?」
     スティーヴ・クーガン
     GZA:「幻覚
      RZA
     ビル・マーレイ
      ビル・ライス:「シャンパン
     テイラー・ミード

アメリカ/2005年公開/97 分

ジム・ジャームッシュ監督が10年以上にわたって撮り溜めてきたという“コーヒー”と“タバコ”をめぐる11のエピソードを綴ったオムニバス映画。コーヒーを飲みながら、タバコを吸いながら、繰り広げられる11のお話。

どの話にも市松模様のテーブルに乗せられたコーヒー。見ていると一緒にコーヒーを飲みたくなってくる。(でも、あまり美味しそうなコーヒーには見えなかったけど
最初の話「変な出会い」で思わず笑っちゃって・・・気付くとすっかりこの世界にどっぷり!大事件が起きるわけじゃあない、じゃあ日常の積み重ねかというと、そうでもない。「昼飯はコーヒーとタバコだけか、身体に悪いぞ」なんてさあ・・・。
いうなればどーでもいい会話か、というとそのくせ、なんかぶっ飛んじゃってたりする。その世界がえらく気持ちよくって、その中ですっかりの~んびりしてしまう。不思議な映画でした。11篇の中でどれが好きか、と聞かれたら・・・選べませ~ん!!

コーヒー & シガレッツ (初回限定生産スペシャル・パッケージ版)

角川エンタテインメント

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月曜日に乾杯

2005-08-28 00:19:09 | 映画 か行
* ちょっとヴェニスへ行ってきます*

2002年/フランス=イタリア/カラー/1:1.66/ドルビーSRD/127分/

監督・脚本:オタール・イオセリアーニ
出演:ジャック・ビドゥ
アンヌ・クラフツ=タラナフスキー
ナルダ・ブランシェ

月曜日に乾杯公式サイト

フランスの小さな村に住むヴァンサンは、朝5時に起き、車や電車を乗り継いで工場に通う毎日。仕事は単調でタバコも吸えない。帰宅する彼を待つ家族は(母と妻と2人の子ども)誰も彼を相手にしない。毎日毎日、永遠に続くかと思われるほどの退屈な日々の連続・・・!ところがある日、ヴァンサンは工場に入るのをやめて、突然旅に出る決心をする。まず病気の父親を訪ね、それから列車でヴェニスへ。

同じ事を繰り返す毎日に、ふと飽きること。そしてそこから逃げ出したくなるような息苦しさを感じること。でも結局その中であがいているのが、現実!

でもヴァンサンは映画の中でそれを実現して見せてくれる。だけど、逃げ出した先でも人々は今の今まで彼がいた世界と同じ思いで暮らしている、それが生きるってことなのかあ!
でも、外の世界を見て帰ってきたヴァンサンは、行く前と何にも変わってないはずの元の生活を新鮮に感じられるようになっている!!光のあて方をちょっと変えて見るだけで、気持ちの持ちようをちょっと帰るだけで、慣れていたはずのものが新鮮なものに変わるのだ
見終わってなんかしら胸の中を涼しい風が吹き抜けていくのを感じていた
*DVDにて鑑賞
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グッバイ、レーニン!

2005-06-17 00:00:04 | 映画 か行
何となく、手を伸ばして先週TSUTAYAで借りたのが「グッバイ、レーニン!」ドイツ映画を見るなんて・・・久しぶり、というか、う~ん、この前って何時だっけ?という感じ・・・覚えてないよ!全編ドイツ語で溢れてるぅ・・・当たり前かあ。

2003年/ドイツ
監督:ウォルフガング・ベッカー

物語の始まりはベルリンの壁崩壊前のもう今は地図上に存在しない東ドイツである。アレックス(ダニエル・ブリュール)は、社会主義に執着する母:クリスティアーネ(カトリーン・ザース)と姉:アリアーネ(マリア・シモン)とともに暮らしていた。1978年、父が家族を残し西ドイツに亡命。1979年、母は優秀な社会主義者として表彰されるが、家族を取り巻く歴史は変わりつつあった。ある日、アレックスは反社会主義デモに参加して捕らえられ、それを偶然見かけた母は、ショックで心臓発作を起こし8ヶ月間眠り続ける。奇跡的に目を覚ました母親だがアレックスは次に心臓発作を起こしたら命の保証はないと医師に宣告される。しかしベルリンの壁は崩壊しドイツは劇的に変化する。このことを知ったら母の心臓は保つまい。そこでアレックスは母を自宅に引き取り姉と恋人:ララ(チュルパン・ハマートヴァ)を巻き込み、今はベルリンの壁崩壊以前の東ドイツなのだと母に信じ込ませるため涙ぐましく奮闘する

自分の存在のよりどころがなくなってしまう、という恐怖!そこに執着していればいるほど、その喪失感はより深いものであろう。それは国であったり、家族であったり・・・。
壁がなくなった、という事実を母親以外、観客を含めて知ってこの映画を見ているだけにアレックスの奮闘振りが、喜劇的に映り、それが余計に悲しみを深めているように感じる。アレックスの同僚がまた、いい味出している!
壁が壊される映像を何度TVで見たことだろう。でも、それは崩壊する壁という物理的な現象を伝えるに過ぎず、この映画で写し出されたその時の東ドイツの人々の現実は何も伝えてはいなかったんだと今更ながら、気付かされる。
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靴に恋して

2005-06-03 00:19:18 | 映画 か行
去年、公開されて見たかったのだが劇場で見損ねた作品。水曜日にTSUTAYAで「NEW」というシールを貼られていたので早速借りてみた。スペイン映画。

監督はラモン・サラサール、これが長編映画としては初めての監督作品だそうだ。

物語は5人の年齢も境遇も全く違う女性たちが「靴」をキーワードとして交錯する。
アニータ(モニカ・セルベラ):スニーカーを履く女
イザベル(アンヘラ・モリーサ):小さな靴を履く女
アデラ(アントニア・サンファン):偏平足の女
レイレ(ナイワ・ニムリ):盗んだ靴を履く女
マリカルメン(ビッキー・ペニャ):スリッパを履く女
そしてもう一つ重要な「靴」~シャルル・ジョルダン、グッチ、プラダなど、ゴージャスな靴が300足登場。(私は、どれがどれやら全然わからなかったけれども)

5人ともそれぞれの悩みを抱えてでも懸命に生きている。恋をし、懸命に仕事をし、泣き、そして自分の夢を生きてゆく。別々に関わりなく生きているように見えた登場人物たちが、いつの間にか互いに交錯していることに気付かされる。「夢を言い訳にして人は生きてゆく。・・・でも夢を捨ててはいけない。忘れてしまった夢はどこへ。どこかで待っているはず」晴れ晴れと自分の足で忘れていた夢をとりもどし歩いていく彼女たちの前向きな姿に励まされる。何がそう思わせるのか定かではないのだが、なんともいえない独特の色調と言うか雰囲気が全編に漂っているのが心地よかった。

ところでアントニア・サンファンを見たとき、あれ?女性だったの?と思ってしまった。「オール アバウト マイ マザー」の時のゲイの役の印象が強烈で・・・ということは彼女は凄い役者だ、ってことか。
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彼女を見ればわかること

2005-03-04 00:13:11 | 映画 か行
先週、見ました(DVD)。2000年、アメリカ映画。
5人のそれぞれが傍から見れば恵まれて充実した生活をしているような女性たちの5つの物語。でも、内実はみんなそれぞれ孤独を抱えてる。
第一話:医師エレイン・キーナー(グレン・ローズ)の場合、
第二話:レベッカへの贈り物、レベッカ・ウィルモン(ホリー・ハンター)は銀行の支店長、
第三話:ローズのための誰か、教師をしながら童話を書き15歳の息子と暮らすローズ(キャシー・ベイカー)、
第四話:おやすみクリスティーン、死期迫る友と暮らす占い師クリスティーン(キャリスタ・フロックハート)
第五話:キャシーを待つ恋、刑事のキャシーと一緒に暮らす盲目の妹キャロル(キャメロン・ディアス)
オムニバス形式の映画。何となく印象が薄いのは何でだろう?現実感が薄い、というか・・・。ただ、話とは全く関係ないのだがキャリスタ・フロックハートが・・・「アリー~」と同じ人とはとうてい思えない!
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