Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

色々、試す春。

2020-04-11 23:01:22 | 音楽

 

上記の楽譜が届いて1ヵ月~2ヶ月ほどになるだろうか。

左)「私を泣かせてください」(Lascia ch’io pianga) (アルミレーナのアリア)でつとに知られる

G.F.Handel:Rinaldo/G.F.ヘンデル:オペラ「リナルド」

右)J.S.Bach:371 Harmonized Chorales and 69 Choral Melodies with Figured Bass/J.S.バッハ:371の四声コラール+69のコラール旋律(リーメンシュナイダー校訂)

「リナルド」は国内の楽譜屋に注文したのであまり心配はしていなかったのだが、右のバッハは2月下旬にBookDepositoryに注文し、それからほどなく欧州でのコロナウイルス感染問題が大きくなったので、これはもうしばらく来ないかもしれない、気長に待とう、と腹を決めて待っていたところ、3月中旬に無事に届いたのだった。

嬉しかったなぁ~。ただ、思っていたよりずっと、ずうっと楽譜が細かくて・・・読み辛いのが

どちらも結構な量、濃い内容で充実感は半端ないものがある。

とにかく最後まで弾きとおすこと!を第一目標に掲げ、ヘンデルは毎日何曲、バッハは毎日何ページと決めて、一通り目は毎日が「大初見大会、絶賛開催中」状態で過ぎた。

やっと人心地がついた感じの二通り目に入り、通常の練習に当たり前に加わった感じとなり腰落ち着けて弾けてきた、ような。なかなか面白いです!!

そんな中、歌曲の伴奏でH.ヴォルフのEr ist's(もう春だ<時は春>)とトスティのAprileの合わせをしよう、ということになりこの非常事態宣言の中お互い在宅しながら、Skypeを使っての合わせに挑戦することとなった。

最初の日はとにかくそれぞれの機器の操作を確かめつつの手探り状態。

デスクトップPCは動かせないので、タブレットとスマホの両方を試し、相手の歌う声が聴き辛いのでヘッドフォンを使用してまた試す。そんなことの繰り返し。

次の日は、最初からヘッドフォンを使用し、画像をやめ音声のみにしてやってみたら、少しのタイムラグはあるものの、ずっと楽に合わせられるようになることがわかった。

よかった!!

実はレッスンにもオンラインを使うつもりで準備しているところだったので、これはほんとによい機会となった。

いやでも家に居なければならない状況の今、色々なことを試みられる時間を与えられた、と考えてみることにする。

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こんな時だからこそ~♪

2020-03-28 22:26:36 | 音楽

外出禁止が続く中、各演奏者はそれぞれの家にいて、オーケストラとして演奏をyoutubeにあげています。

オーケストラはいつもあなたと共にいる!というメッセージと共に。

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シテール島への船出

2019-12-31 22:21:39 | 音楽

『シテール島への船出』と聞いて、アントワーヌ・ヴァトーの《シテール島の巡礼》1717年、通称《シテール島への船出》を思い浮かべる方も多いかと思います。

この絵ね↓

今年の最後に求めた楽譜は、その絵画と同名の『シテール島への船出』!!

これはプーランクの2台のピアノのための作品。

2台ピアノのための作品を探していて見つけたこの曲、小品ながら可愛くてなかなかおしゃれな感じが気に入って求めた。

2冊セットになっているのも嬉しい。

シテール島を調べると、「ギリシャの島の一つで、古代世界では愛の女神ヴィーナスの出生地であると考えられていた。このことから、シテール島は女神と愛の聖地となった。」とある。

それで、絵画もどこかうきうきと明るく楽しい感じが漂っているのかなぁ~音楽も~

検討して弾いてみるのが楽しみ~☆。

2020年に向けて船出しよう!

 

今年もお世話になりました。皆さまにとって来たるべき2020年が幸多き一年となりますように

来年もどうぞよろしくお願いいたします。

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笛の楽園

2019-09-03 22:22:51 | 音楽

去る8月24日、25日両日にわたって上野の東京文化会館 小ホールで開催された『東京リコーダー音楽祭2019』。

 

私は4公演のうちの25日『「彩り」~さまざまなアンサンブル~』を聴いた。

会場は超満員でこんなにもリコーダーとその音楽を愛でる人々がいることにまず吃驚し、そして感激!!

2日通し券&1日通し券は早くに完売していたとのことで、みんなが待ち望んでいたリコーダー音楽祭という舞台にかける熱い思い、期待が伝わってくる会場風景だった。

そしてロビーもその熱気に包まれた異空間と化し、まさに笛の楽園

公式グッズの他に、楽譜、書籍、そして楽器のブースが並びその賑やかなこと!!特に、楽器のブースでは試奏する人が次から次へと音を出すので更に賑やか~♪

「彩り」は2部に分かれており、サブタイトルの”~さまざまなアンサンブル~”にふさわしくリコーダーと木琴、リコーダーとクラヴィシンバルン、リコーダーと笙が前半に、後半は2本のリコーダーとヴィオラ・ダ・ガンバ、チェンバロ、リコーダーと歌、リュート、チェンバロ、リコーダーとバロック・オーボエ、バロック・チェロ、チェンバロと豪華で、こんな組み合わせを一堂に聴ける機会なんてそうはない!とわくわくする構成。

前半は現代曲(邦人作品)→中世(15世紀初頭)→現代曲(邦人作品)という大胆なプログラムで、しかもそれが一向に奇妙な組み合わせではなく、逆に自然にすうっと聴いている側に入ってくる。いやスリリングなプログラム構成だった。

後半は前半とは打って変わって、ばりばりのバロック、バロックど真ん中、といった構成になっているのだけれど、楽器構成の違いもあり楽しい。

そして司会/MCの朝岡聡氏が各プログラム毎に演奏者にインタビューをし、話を引き出しまた時には解説も加えての司会進行が見事で、リコーダー愛に満ちているのが印象に強く残った。

聴けてよかった、楽しかった!!

 

ところで、公式ガイドブックのリコーダーを吹く天使はカタルーニャ国立美術館(MNAC)所蔵の『Pere Serra/Virgin of the Angels:1385』の中に描かれている天使。左上にリコーダーの天使が見えましょう?

 

クリックで拡大↓

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東京リコーダー音楽祭2019

2019-08-13 22:59:20 | 音楽

来たる8月24日(土)、25(日)、上野の東京文化会館小ホールにて

<600年の時空をわたるリコーダーの世界へ・・・天上の音、世俗の戯れ、新たな音への志向:リコーダーのすべてを凝縮した2日間

『東京リコーダー音楽祭 2019』>

が開催されます。

『東京リコーダー音楽祭 2019』HPは⇒こちら

出演者、プログラム共に多彩でチラシを眺めているだけでもワクワクします!

8月24日(土)15:30開演(14:45開場)/「輝き」~独奏曲~

同日 19:00開演(18:15開場)/「調和」~リコーダーアンサンブル~

8月25日(日)14:30開演(13:45開場)/「彩り」~さまざまなアンサンブル~

同日 18:00開演(17:15開場)/「華やぎ」~リコーダー協奏曲~

↓クリックで拡大します。

チケットはチケットぴあ、e+(イープラス)、東京文化会館チケットサービス、Peatixにて発売中です。

これだけの規模で、しかもリコーダーという楽器にどっぷり浸かれる機会というのはなかなか望めないと思います。

リコーダーの多彩さ、その世界の深さ、面白さに触れられるこの東京リコーダー音楽祭2019、お出かけになってみてはいかがでしょうか。

守谷敦は2日目、8月25日(日)14:30開演のステージ「彩り」~さまざまなアンサンブル~に登場し演奏いたします。

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花開く百合

2019-04-28 22:13:06 | 音楽

 蕾のついた大きな百合を2本、友人から頂いた。

その蕾の色から赤と白の花が咲くことは想像できたのだが、いざ開いてみるとその大きさに吃驚。

そして温かさに次々蕾を開き、そして馥郁たる香りが辺りに漂う。

 

「百合の花」という言葉に思い出す一曲。「花開く百合」、(或いは「ゆりの花開く」と訳している楽譜もあり)

これは、フランソワ・クープラン(François Couperin  1668年11月10日-1733年9月11日)クラヴサン曲集第3巻(1722年)、第13オルドル(組曲)の1曲目「花開く百合:Les lis naissans」

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[プレゼントCD] Choral Highlights 2018 includes Christmas

2018-11-20 22:34:35 | 音楽
合唱楽譜を豊富に取り扱っている『パナムジカ』から今年もオックスフォードのクリスマスCDのプレゼントのお知らせメールが届いた。

先着200名様にプレゼント!オックスフォードのクリスマスCD
毎年恒例のイギリス・オックスフォード大学出版局(OUP)のクリスマスCDを、
今年もご希望の方先着200名様にプレゼントいたします!
この「Choral Highlights 2018」は、2018年にOUPより出版された作品から、
有名作曲家から明日を担う若手作曲家まで、様々な楽曲の録音を収録したもの
です。
[CD] 「Choral Highlights 2018 includes Christmas」
出版社 Oxford University Press
ボブ・チルコット指揮、ザ・オックスフォード合唱団
収録時間 64分38秒 / 73分51秒

オックスフォードのクリスマスCDのことは去年初めて知り、首尾よく手に入れることができ、その2枚組のCDを興味深くまた面白く聴いたのだった。
丁度、欲しい楽譜もあったので楽譜とともに注文した。(CDのみの申し込み、楽譜の購入金額の合計が3,000円未満の場合は送料350円がかかります)
そして届いたのがこちら。2018年版のもの。

未だ届いたばかりで、一曲も聴いてはいないのだが内容は今年も充実してぎっしり詰まっているという感じだ。

しかし、もう、クリスマス!も間近に迫っているのだとCDを手にして時の流れの速さに改めて驚かされる。
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コードオルガンとか、オルガンとか。

2018-09-18 22:25:41 | 音楽
JR浜松駅の東海道新幹線改札内企業展示ブースのヤマハの展示ブース、先回は『PIANETTE/ピアネッテ』に気を取られてしまって他の展示物を見る余裕がなかったのですが、今回は他の楽器も見ることができました。
これは鍵盤楽器ではあるけれど、なんだろう?なんという楽器だろう?
と首を傾げて考えさせられたのが、こちら↓

説明によるとこれは『コードオルガン:1960年代』とのこと。
これだけ見てもわからなかったのですが、調べてみると電源を入れ、右手で旋律を弾き、左手で鍵盤の横にあるコードのボタンを押して演奏するようになっているようです。
こういう楽器も作っていたのですね。

そして、もう一台、目に留まったのは足踏み式オルガン。
こちらの楽器は蓋の裏、楽譜を置く側には線刻が施され、左右には燭台(多分)があるなど単に楽器としてだけではなく装飾的で美しいオルガンです。
装飾以外、楽器本体は懐かしいオルガン。
 
私が最初に触れた鍵盤楽器はこういう足踏み式のオルガンでした。膝で強弱をつける木のレバーがついていて楽譜に指示された強弱によって膝でぐいっとレバーを向こうへ押したり力を緩めて音を弱くしたりしたものです。また、音が大きくなると空気もたくさん使うので懸命にペダルをパタパタ踏み続けなければなりませんでした。
ああ、しかし懐かしい音でした。
家で使っていたのはもう少し黒っぽい色だったと記憶しています。また、これよりもっと大きかったような気もするのですが、それは私が幼かったから楽器が大きく思えたのだと今なら思えます。
ピアノを両親が買ってくれて家にやってくるまで足踏み式のオルガンにお世話になってました。
ぶーかぶーかという風な独特の音、懸命に足を伸ばしてペダルを踏みながら練習していた小さい私がオルガンの向こうに見える気がしました。
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PIANETTE/ピアネッテ

2018-07-28 22:39:49 | 音楽
JR浜松駅の東海道新幹線改札内には大小2か所の企業展示ブースがあって、浜松市にある企業が展示をしています。
現在はヤマハとスズキの2社がそれぞれのブースで展示中。
ヤマハのブースの通路側に置かれていた一台の鍵盤楽器が珍しくて思わず足を止めて眺めました。
鍵盤のところに置かれた楽器の説明には
「1923年初頭から作られたPIANETTE(ピアネッテ)は小型ながらも作りは本格的で、半鉄骨フレームを使い、64本の弦が張られ、白鍵盤には象牙が使われている」
とありました。

美しい~
どんな音が奏でられるのか、大そう興味があります。
この楽器、お部屋にちょこんとあるだけで嬉しくなってしまうようではないですか。
象牙の鍵盤といいじょう、年月を感じさせるほど黄みがかってもいず、とにかくきれい!!

トレード・マークは今も昔も変わらず3本の音叉の組み合わせですが、今は会社名はヤマハで、以前の社名は日本楽器製造株式会社だったのが伝わってきます。そして3行目には浜松、日本と書かれているのがわかりましょう。
      
ピアネッテを感心して眺めていたので、他の展示を見る時間がなくなってしまいました。
後で調べたら、この展示は

テーマ:『ヤマハの好奇心』
期間:2018年7月10日(火)~2019年6月28日(金) 予定
場所:JR浜松駅新幹線改札内コンコース 展示ブース
『ヤマハの好奇心』と題し、企業ミュージアム「イノベーションロード」(浜松市中区の本社内に設けた展示施設)を紹介
当社の原点であるオルガンと、最新の電子ピアノを対照的に展示します。また、小型鍵盤楽器の昔と今を紹介するコーナーでは、ピアネッテや電気オルガンなどの歴史的に貴重な楽器とともに、ボーカロイドキーボードなどの最新モデルをならべ展示します。
※展示する製品は、随時変更していく予定です。~ヤマハHPより

だそうで、全長18mの巨大パネル(1枚目の画像の奥に見えているもの)に製品開発の系譜が描かれ、所々に開けられた穴を覗くと過去の製品が実物や映像で見られるようになっているそうです。
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Stabat Mater/悲しみの聖母

2018-03-25 22:45:13 | 音楽

ジョヴァンニ・バッティスタ・ペルゴレージ(Giovanni Battista Pergolesi, 1710年1月4日 - 1736年3月17日)の『Stabat Mater/スターバト・マーテル:悲しみの聖母』を久しぶりに先週練習した。
今年は復活祭が4月1日なので、3月25日は枝の主日でこの週はSemana Santa/聖週間にあたる。
グアテマラの先生とスペイン語のレッスンをしていた時は、毎年このセマナ・サンタが大きな話題となった。
なぜなら、グアテマラはカトリック信者が多い国で、またこの時期にはそのプロセシオンを見るために多くの観光客が彼の国を訪れて大変な賑わいになるのだという。
世界遺産に指定されているアンティグアの街に咲くハカランダの花の紫とプロセシオンに参加する人々の衣装の紫が美しく、通りもそれぞれ花びらなどで装飾されているのだと聞いていた。
でも、この聖週間はほんとに悲しい時期なのよね~、とも。

そんなこんなを思い出しつつこの曲にどっぷり浸った日だった。
ペルゴレージは『ナポリ在住貴族の集まり「悲しみの聖母騎士団Cavalieri della Virgine dei Dolori」から委嘱された『スターバト・マーテル Stabat Mater』(悲しみの聖母)を余力を振り絞って書き上げてまもなく、26歳で死去した。~Wikipediaより』ということも心に留めながら・・・。

第1曲:二重唱「悲しみに沈める御母は涙にくれて」/第2曲:ソプラノのアリア「嘆き悲しみ」/第3曲:二重唱「おお、神のひとり子の」/第4曲:メゾ・ソプラノのアリア「尊き御子の苦しみを」/第5曲:二重唱「これほどまで嘆きたまえる」/第6曲:ソプラノのアリア「また瀕死のうちに見捨てられ」/第7曲:メゾ・ソプラノのアリア「愛の泉なる御母よ」/第8曲:二重唱「わが心がその御心にかなうべく」/第9曲:二重唱「聖なる御母よ」/第10曲:メゾ・ソプラノのアリア「われにキリストの死を負わしめ」/第11曲:二重唱「おお乙女よ」/第12曲:二重唱「肉体が死する時 - アーメン
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Book Depositoryから本が届いた!!

2018-03-20 22:56:18 | 音楽
先日来、『Book Depository』をやはりどうしても使いたくて、でも何故かできず・・・ということを繰り返していた。
それで、先ずは会員登録をしてみた・・・できず
それでは、とPayPalを登録してみた・・・できず
とにかく最終確認の頁に到達できないのである。
次は、使っているブラウザーとの相性が悪いのかも、と変えてみた・・・できず
結局、アンチウイルス・ソフトとの相性が悪いんじゃない、とつれあいに言われて、注文の時だけ外してやってみたら・・・めでたく成功!!
注文後にはすぐに内容確認とオーダーナンバーの記載されたメールが届いた。
よかった~!
注文確定後、「今イギリスを出たよ~」が来て、待つこと11日。
漸く、我が家に到着した。
しっかりした段ボールに包装されて届いたのは・・・

Purcellの「The Fairy Queen」(in Full Score)Dover版。(VocalScoreにFull Scoreが記載されているのが凄いな)
可愛い栞付き。
   
音を出すのが楽しみです
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楽譜を購入する

2018-02-26 22:16:28 | 音楽
ヘンリー・パーセル(英:Henry Purcell、1659年9月10日? - 1695年11月21日)の『妖精の女王』が入用になって探していた。
結局、楽譜ネット通販で以前にも何度か利用したことのある店で注文したのだが、翌日在庫がないので注文キャンセルか予約注文で海外から取り寄せかどちらかを選択することになり、後者を選んだ。
待つこと6週間、やって参りました~!!

ところで、待っている間の6週間に友人に『Book Depository』というサイトを教えてもらって探したところ、この『妖精の女王』があることを発見。
勿論、このnovello版もあり、しかもはるかに安価で出ていた!
それで、もうこの版は注文してしまっているので、他の版も参考にしたく注文を試みたのだが、なぜかどうしても注文できない!
2回試みたが、そしてどちらも「Buy Now」をクリックしているのに注文できない・・・なぜ?

訳がわからんな~、と思いつつ、最初に頼んだお店から届くのを6週間待ってBook Depositoryより高額で、しかも送料まで支払って購入しましたよ。
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ピアノ・デュオの夜

2017-11-25 23:07:10 | 音楽
久しぶりにピアノ・デュオを武蔵野市民文化会館小ホールで聴いた。
題して『デジュー・ラーンキ&エディト・クルコン ピアノ・デュオ・リサイタル』

(画像はHPからお借りしました)
ハンガリーのピアニスト、デジュー・ラーンキを初めて聴いたのは未だ学生時代、かっこよかったなぁ~。
それからン十年、いい具合に年を重ねて渋さも増して・・・なんて、どうでもいい話だが、つい我が身も同様に年を重ねている事を棚に上げて舞台に登場した姿を眺めてしまった。
プログラムには、第一ピアノを弾いたエディト・クルコンは彼の伴侶であり、二人の息子も同じくピアニストだと書かれていた。

この日のプログラムは
J.S.バッハ:オルガン小曲集より
J.S.バッハ(クルターグ編):我らキリストをたたえまつる BWV611
J.S.バッハ(クルターグ編):最愛なるイエスよ、我らここに集いて BWV633
など7曲。
B.ドゥカイ:満ちゆく月のライオンたちの泉---赤、陽の光、水と岩で作られた、
など彼の作品を4曲。
J.S.バッハ(ドゥカイ編):聖霊の降臨、休息する心
F.リスト:ダンテ交響曲
という濃いものだった。しかも、全作品がハンガリーの作曲家の手によるもので(バッハはドイツ人だが、編曲者はハンガリー人)、それをハンガリー人である彼らが演奏するという、考えてみればハンガリー的なものを正統に聴ける稀な機会だった。
今回、彼らの為に書かれ献呈されているというドゥカイの作品を初めて聴いたが、シンプルでいて深遠、寡黙なようで実は饒舌、といった印象を受けた。たいへん興味深く、楽譜を是非見たいと思った。
2部はリストの大曲ダンテ交響曲。躍動感に満ち、二人の息がぴったりシンクロしているのが実に気持ちよかった。
今回、小ホールで2台ピアノで音量がどうだろう、大きすぎたら、など思ったがすべて杞憂だった。
しかも、スタインウエイを使っていたが、いつもかのピアノのイメージとして浮かぶ華麗すぎる音ではなく、やわらかな美しい響きであったのに第一音から吃驚させられた。
音楽会として充実して楽しかったし、10年来勉強し続けているピアノ・デュオについても考えさせられ勉強させられた一夜だった。
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モンテヴェルディ生誕450周年

2017-11-01 23:32:08 | 音楽
今年は偉大な作曲家クラウディオ・ジョヴァンニ・アントニオ・モンテヴェルディの生誕450周年の記念年

北イタリアのクレモナで生まれたクラウディオ・ジョヴァンニ・アントニオ・モンテヴェルディ(Claudio Giovanni Antonio Monteverdi, 1567年5月15日洗礼 - 1643年11月29日)は、15歳で最初の歌曲集を出版するなど、早くから作曲家として活動を始めた。1590年、マントヴァ公ヴィンチェンツォ1世に宮廷楽師として雇われ、1602年には宮廷楽長に昇格。モンテヴェルディや画家のルーベンスらの活躍によって、マントヴァはイタリア文化の中心的な存在ともなった。1607年、モンテヴェルディはマントヴァ公の命を受けてオペラ「オルフェオ」を作曲・上演。この作品は、現在も上演される最古のオペラとなった。また1610年には教会音楽史上の最高傑作のひとつともいわれる「聖母マリアの夕べの祈り」を作曲した。ヴィンチェンツォ1世没後の1613年、ヴェネツィアのサン・マルコ寺院の楽長に就任。以後、世を去るまでヴェネツィアで活動した。晩年の代表作には、「ウリッセの帰還」(1641年)と「ポッペーアの戴冠」(42年)の、2曲のオペラがある。モンテヴェルディは生涯にわたって、マドリガーレと呼ばれる合唱曲を作曲し続けた。その初期の作品はルネサンスの様式、すなわち各声部が対等に扱われる厳格な対位法に沿っているが、次第に自由な対位法の、表現方法としても新しいスタイルの音楽に移り変わっていく。そのようにして練り上げた作曲技法によって、オペラや宗教曲などの傑作を生み出していったのである。~参考資料:『ニューグローヴ世界音楽大辞典』 講談社
 
音楽会でも今年は特に多く聴かれるモンテヴェルディの作品ですが、それを合唱&アンサンブルで歌ってみようというセミナーが開催されるのを知りました。そこにはこんな風に書かれていました。

~モンテヴェルディを愛するあなたに贈る~
エクス・ノーヴォ;合唱・アンサンブル セミナー
モンテヴェルディ生誕450周年を記念して、エクス・ノーヴォ室内合唱団の指揮者・福島康晴が全ての人を対象にした合唱&アンサンブルセミナーを開催致します。
講師:福島康晴(エクス・ノーヴォ室内合唱団・指揮者)
演奏曲目:1. 全体合唱
         ・ミサ曲《イン・イッロ・テンポレ》よりサンクトゥス〔SSATTB〕
         ・〈我らはあなたを崇める、キリストよ Adoramus te, Christe〉〔SSATTB〕
         ・ミサ曲(1650年)よりキリエ〔SATB〕
      2. アンサンブル
         ・〈まだ夜は明けず Non si levavʼancor lʼalba novella〉〔SSATB〕
          (マドリガーレ集第2巻より)第1部、第2部
合唱団で歌っていた時からブランクはあるけれど、また毎週の練習に通うというのは無理だけれど、こういう集中講義形式の一日セミナーだったら、しかもモンテヴェルディに特化しているというのだから、ここは思い切って参加してみよう!!と申し込みました。友人も参加されるということで、鬼に金棒、心強い!!
高校時代から合唱を始めて以来、アルト一筋の私ですが、譜読みしてみると覚悟はしていたものの低音の連続~♪やっぱね。
息ばかりで音にならんのう~、と思いつつ楽譜と格闘することしばし。ミサも難しいなと思っていたけれど、マドリガーレはそれ以上
そんなこんなで、ばたばたのどきどきで迎えた当日。
福島氏の元、会場に集まった17名でセミナーが始まりました。
頂いた資料を参考にモンテヴェルディの講義を挟みながら、先ずミサ曲を一曲毎に細かい留意点、解説を伺いながら歌っていきました。
独りで歌っている時は孤独だったけれど、合唱になると自分のパートが全体の中のどのピースであるかがはっきりしてきて嬉しくなってきます。勿論、歌い込めば込むほど、更に深くなってくるのでしょうけれど、この日17名でぱっと合わせて合わせが愉快に思えるなんて素晴らしいと思いました。私は特にサンクトゥスでは音が空からどんどん降ってきて、ありがたや~!という気分になってました。
マドリガーレは、素敵な曲だと思いましたが、力不足で・・・これはまた勉強して出直します、はい!!
充実した一日だったので、あっという間に時間が経ってしまってました。
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プレゼントCD

2017-10-15 00:17:57 | 音楽
購入したいと思っている楽譜があり、それがどういうものかわかっている場合(作品、出版社など諸々の情報がはっきりしている場合)最近はネットで探して求めることが多い。
また、IMSLP:ペトルッチ楽譜ライブラリ、ChoralWikiでも探してみる。
そんな中、入用の楽譜があったので探してみると「在庫あり」だったのでじゃあ買おう!と思っていたところ、その店からタイミングよく「お知らせメール」が届いた。
それはこんな風な先着200名様限定という『プレゼントCD』のお知らせだった。

毎年恒例のイギリス・オックスフォード大学出版局(OUP)のクリスマスCDをご希望の方先着200名様にプレゼントいたします!
昨年同様にクリスマスの曲に加えて、2017年に出版された作品もあわせた「Choral Highlights 2017」という2枚組CDとなっています。
指揮はボブ・チルコット、プロデューサーはジョン・ラターというオックスフォードならではの豪華な顔合わせはいつもの通り。ラターやチルコットをはじめジャクソン、トッド、クヮルテルなどの新作宗教曲、世俗曲、クリスマスキャロルを全35曲を収録しています!他では決して入手できない貴重な逸品です。お見逃しなく!
ですと!!
乗りましょう!乗った~!!
という訳で楽譜の注文と一緒にプレゼントCDのプレゼントコードを記入して応募してみた。
応募した時点で200名を超えていたら、ま、しょうがない、なんてったって「おまけ」だもん
というわけで、注文したのだが、何とか先着200名に滑り込んだようで・・・
首尾よくクリスマスCD(2枚組!!)を手に入れることができた。
早速、聴いてみたがオルガンと合唱が響きあい、どっしりした感じのクリスマスを想像させる美しいCDだった

●[CD] 「Choral Highlights 2017 includes Christmas」
出版社 Oxford University Press
ボブ・チルコット指揮、ザ・オックスフォード合唱団
収録時間 76分09秒 / 60分33秒
収録曲は合計35曲!!
[Sacred and secular choral highlights 2017](Disc 1)
[Christmas choral highlights 2017] (Disc 2)
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