Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

笛の楽園

2019-09-03 22:22:51 | 音楽

去る8月24日、25日両日にわたって上野の東京文化会館 小ホールで開催された『東京リコーダー音楽祭2019』。

 

私は4公演のうちの25日『「彩り」~さまざまなアンサンブル~』を聴いた。

会場は超満員でこんなにもリコーダーとその音楽を愛でる人々がいることにまず吃驚し、そして感激!!

2日通し券&1日通し券は早くに完売していたとのことで、みんなが待ち望んでいたリコーダー音楽祭という舞台にかける熱い思い、期待が伝わってくる会場風景だった。

そしてロビーもその熱気に包まれた異空間と化し、まさに笛の楽園

公式グッズの他に、楽譜、書籍、そして楽器のブースが並びその賑やかなこと!!特に、楽器のブースでは試奏する人が次から次へと音を出すので更に賑やか~♪

「彩り」は2部に分かれており、サブタイトルの”~さまざまなアンサンブル~”にふさわしくリコーダーと木琴、リコーダーとクラヴィシンバルン、リコーダーと笙が前半に、後半は2本のリコーダーとヴィオラ・ダ・ガンバ、チェンバロ、リコーダーと歌、リュート、チェンバロ、リコーダーとバロック・オーボエ、バロック・チェロ、チェンバロと豪華で、こんな組み合わせを一堂に聴ける機会なんてそうはない!とわくわくする構成。

前半は現代曲(邦人作品)→中世(15世紀初頭)→現代曲(邦人作品)という大胆なプログラムで、しかもそれが一向に奇妙な組み合わせではなく、逆に自然にすうっと聴いている側に入ってくる。いやスリリングなプログラム構成だった。

後半は前半とは打って変わって、ばりばりのバロック、バロックど真ん中、といった構成になっているのだけれど、楽器構成の違いもあり楽しい。

そして司会/MCの朝岡聡氏が各プログラム毎に演奏者にインタビューをし、話を引き出しまた時には解説も加えての司会進行が見事で、リコーダー愛に満ちているのが印象に強く残った。

聴けてよかった、楽しかった!!

 

ところで、公式ガイドブックのリコーダーを吹く天使はカタルーニャ国立美術館(MNAC)所蔵の『Pere Serra/Virgin of the Angels:1385』の中に描かれている天使。左上にリコーダーの天使が見えましょう?

 

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2 コメント

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リコー田の祭典 (わん太夫)
2019-09-04 10:10:50
チケットぴあでの申し込みがうまく行かず、
チケットを取ることができず行かれませんでした。
とても楽しみにしていたのに残念です
返信する
わん太夫さま! (rubicone)
2019-09-04 22:34:03
こんばんは!
いつもお心にかけて下さりありがとうございます~♪
来て下さるおつもりでいらしたのに、チケットが取れなかったとのこと、本当に残念なことでした。
これに懲りず、またご案内させて頂きますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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