日々是勉強

気軽に我流でワインを楽しんでみようかと。

1/2 海鮮三昧

2016-01-02 23:57:01 | Today's Menu

2016.1.2. Mon.  『まごわやさしいか』 

   

ブランチ:

 お節 (お皿に盛り変えて。)   ㋮㋙㋻㋳㋚

     

 水菜たっぷりお雑煮(『蕎麦人』さんのお出汁で。)  伊勢海老頭、平目、焼き餅、水菜   ㋚㋳

   

 初詣。

    

 焼き芋   ㋑

    境内で焼いてらっしゃったお芋を頂く。

 お見舞い&お買い物。

   

 コーヒー

おやつ:

 『アンリ・シャルパンティエ』の焼き菓子 ()   ㋕㋙

   

 『English Tea Shop』の「スペシャルブレンド フレーバーティー」

夜: 恒例となった五島からのお取り寄せ。

 五島産若牡蠣 橙を絞って   ㋚

    

 五島産黒アワビのお刺し身   ㋚

 五島産さざえのお刺し身   ㋚

    

 五島産さざえの壺焼き、焼き牡蠣   ㋚

   

 五島産鮑のステーキ  バター、レモン   ㋚㋕

    

 鰻の棒寿司   ㋚

 自家製お節   ㋮㋛㋳㋚

 海鮮鍋  ポン酢  北海道産毛ガニ()、睨み鯛、豆腐、蕪大根、人参、舞茸、白菜、水菜、葱   ㋚㋮㋛㋳

   

 アンドレ・ロジェ(Andre Roger) エクストラ・ブリュット・ナチュール グラン・クリュ  

       

「グランクリュ・アイの所有畑のうち、特に良い区画から厳選したピノノワール80%、シャルドネ20%。樹齢30~45年。ドザージュは3g/l」

前回頂いた時に、こぱんちゃんが「牡蠣が食べたくなる~」と言っていたので、チョイス。

やはり、酸味がしっかり。

合わせてみると、意外と牡蠣には〇◎に留まる。 果実味感が邪魔をする。

鮑のお刺し身には◎〇と良く合った。

 シャブリ・セリエ・ド・ラ・サブリエール 2013 ルイ・ジャド

       

「『NIKKEI プラス1』にて食卓を彩るワイン、3000円以内でというランキングにて白ワイン部門1位を獲得! 『神の雫』登場ワイン

シャブリはブルゴーニュの最北にあり、ディジョンとパリの中間地点にあります。 大陸性気候で、暑い夏、寒い冬、春には霜がおります。 AOC シャブリは“ル・セラン”川の両岸の石灰岩質の小さな丘に広がっています。
●栽培: 土壌はシャブリのワインを特長的なものにする、石灰質の泥灰土質(キンメリジャン)です。
●醸造、熟成: シャブリ“ラ・サブリエール”はステンレスタンクで発酵され、その後数ヶ月間熟成されます。
●香り: グレープフルーツ等の新鮮な柑橘系の果実や白い花を思わせる香りがします。
●味わい: 果実味のある、心地よい酸味が特徴です。
●サーヴィス説明
上品なハム・ソーセージ類(シャルキュトリ)、エスカルゴ、羊乳のチーズやグリュイエールチーズと非常に良く合います。
若いうちに飲まれると酸味が心地良いが、5年間は容易に熟成させることができます。」

That's Chablis! のミネラルしっかり、酸味・果実味のバランスの良いルイ・ジャド。 ばっちり飲み頃。 しっかり冷やしながら頂く。

生牡蠣に◎。 鉄板です。

 サントネー・レ・ザット・ブラン 2010 ヴァンサン・エ・ソフィー・モレ 

      

「シャサーニュで絶大な人気を誇り、名門モレ家の直系でもあるベルナール・モレ。そのベルナールが引退に伴い二人の息子に地所を譲った。兄であるヴァンサンは、ボーヌのドメーヌやサン・テミリオンでの修行の後、1986年から20年以上、ベルナール・モレに参画している。元々のベルナールの醸造施設等を引き継いだのがヴァンサンで、そのスタイルも踏襲している。

ベルナール・モレの息子であるヴァンサン(兄)とトーマス(弟)は偉大なる父と共にこれまでドメーヌの運営に携わってきました。弟のトーマスは以前、カリフォルニアのワイナリー"Sonoma-Cutrer"で修行を積み、その間ヴァンサンは父の下でシャサーニュに残り、互いに研鑽を積んでいました。
そして2007年産からベルナール所有の畑を息子達に分割し、それぞれのラベルでリリースする事となりました。父のベルナール氏はこれまで通りワイン造りに携わり、息子たちの手本として、また良きライバルとしてその手腕を振るいます。同銘柄で異なるラベルは相続した区画が異なるからです。共にモダンでスタイリッシュなラベルもさることながら、互いの方向性に関しても今後の動向が注目されています。」

ミネラル、樽香豊かなブル。 お味はアロマ程樽香がきついわけでもなく、程良い果実の甘やかさで、酸味が下支えしていて、上品なサトネイ。 

シャサーニュ+USAでの修業というのが、そのまま詰まっているよう。

鮑のステーキに〇。 鮑の濃厚なお味に負けていた。

海老フライ、蟹に◎〇。

 燗酒 『白鶴酒造』造 「白鶴 上撰純米」 (神戸市)

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1/1 元旦のお祝い

2016-01-02 00:27:19 | Today's Menu

2016.1.1. Fri.  『まごわやさしいか』 

     

朝:

 お雑煮  お餅、豆腐、里芋、大根、人参   ㋮㋳㋑

   

 三種等の縁起物  数の子、田作り、たたき牛蒡、等  ㋚㋕㋳㋙

     

 睨み鯛 (今年は家で焼いてみた。 勿論睨むだけで頂きません。笑)

   

 お屠蘇 (清めのお酒のお流れで。)  『八木酒造』造 「信貴」

      

 初詣。 私はパス。 

 こぱんちゃんが帰省。

昼:

 愛媛産平目のお刺し身、イクラ、鯖寿司、鰻寿司   ㋚㋻

     

 自家製お節  ㋮㋙㋻㋳㋚㋛㋑㋕

    

     

 『蕎麦人』さんの鴨なん蕎麦(煮物椀の代わりに。)   ㋳

   

 Rene Geoffroy 1er Cru Cumieres Expression Brut   

       

「ピノ・ムニエ栽培の多い低地部も持つ為、プルミエクリュに留まる村だが、真南向きの中腹部で造られるピノ・ノワールの透逸性は、アイ村やブジ-村に劣らぬもので、実際多くのグランメゾンは、そのプレステージ・キュヴェの原料の多くをこの村に求めている。シャンパーニュ地方で1番収穫開始時期が早い太陽に恵まれた村らしく、黒葡萄の作付け面積が90%を超える。

●生産地:フランス/シャンパーニュ
●葡萄品種:ピノ・ノワール67%、シャルドネ33%
●瓶熟期間:36ヶ月

ルネ・ジョフロワ ReneGeoffroy
 アンボネイ村、ブジー村などの特級村に決して負けないピノ・ノワール造り出すキュミエール村で、その歴史を1600年台まで溯れる生粋のシャンプノワ・ファミリー。若き当主、ジャン・バティスト・ジョフロワ氏は、「ドメーヌは、畑での作業が命」と言い切る。「ネゴシアンとは違い、葡萄の栽培に失敗したとしても、他の栽培家から購入できるわけではないから、当然畑での作業にもっとも力が入る。」

 自然堆肥、天敵虫の活用によって、15年前からほぼオーガニック。カノピー対策も万全で、日照と風通しを十分確保するための葉落しなど、実にきめ細かく畑を管理している。収穫に際しては、熟した葡萄だけを摘み取るために、全ての区画の収穫を1週間おきに3回行うというこだわりよう。キュミエール村のテロワールの特徴は、抜群の日照量である。毎年シャンパーニュ地方324村の中で、一番最初にバン・ド・ヴァンダンジュが出ることからも実証される。

 村全体が東南向きの斜面で、マルヌ川の反射光が寒い日の温度を和らげてくれる。「山と川に囲まれたオーブンのような」地形である。ドメーヌが所有する斜面中腹以上で栽培されるピノ・ノワールによるキュミエール・ルージュは、しばしばアイ村産やブジー村産をも凌駕する。この素晴らしいテロワールから得られる黒葡萄は、凝縮感そのもの。

Score: 88/100

  • A couple of prizes have been won by this wine in competition: Bronze from the International Wine Challenge was awarded as well as 1 Star from the Guide Hachette des Vins.
  • Several important critics have rated this Champagne Brut wine highly.
  • This is priced higher than average for Champagne Brut wine. The price has been stable over the past year.」

こぱんちゃんのリクエストで、急きょ追加。 よって、温度は少し高めでのスタートだったが、むしろピノ・ノワール主体のこのシャンパーニュには適温だったように思われる。

飲み頃。 ロートシルトのシャンパーニュと似ているように感じた。 口当たりの良い甘い果実味と酸味がバランス良く、癖も無く、実に飲みやすい。

イクラに◎。

ひらめに〇。 平目自体の脂乗りが今一だったからか?

お節にも合わせやすく、チョイスは正解だったよう。

 燗酒 『白鶴酒造』造 「白鶴 上撰純米」 () (神戸市)

        

 サンタンドレ   ㋕

 MONTES ALPHA VINTAGE SELECTION CABERNET SAUVIGNON 2007  (チリ/コルチャグア・ヴァレー /モンテス・エス・エー)  カベルネ・ソーヴィニヨン 主体、メルロ  14.5%

昨日よりは少し落ちた感じだったが、十分飲み頃だった。 酸味が増した。 (連れの言。) 

 マッサージ & お昼寝。

夜:

 刺し身盛  和歌山産伊勢海老、愛媛産平目のお刺し身、イクラ   ㋚

    

 『たん熊』のお節

     

   

たん熊さんのお節が人気なのも頷ける。 家で作る物に比べたら、やはり塩分が濃い目なのは否めないが、いかにも手造りの、大量生産の保存料を使ったものとは一線を画すお味。

(最近老舗料亭の名を冠しながらも、保存料っぽい風味の物が多く出回っているように思われる。)

量も4人に程良く、これなら定番になっても良いな。

 鰻棒寿司   

   

 『石本酒造株式会社』造 「越乃寒梅 吟醸 干支ボトル」 ()  (新潟市)

      きりりと冷して頂く。 やっぱり、寒梅美味しい。

 Pehu Simonet Champagne Face Nord Brut Grand Cru

   

「も欲しがるグランクリュ村のヴェルズネイにてブドウを栽培しているペウ・シモネ。 立地条件に恵まれただけではなく、ペウ・シモネの作り出すブドウはクリュッグも買い取るほどの超高品質なブドウです。

”『 ペウ・シモネ 』が 辛口通に贈るエクストラブリュット”

ロバート・パーカー 90点獲得!
ワイン・スペクテーター 91点獲得!

輝きのある黄色で、丸く当たりの柔らかなきめ細かな泡立ちです。 蜂蜜やナッツ、ミネラルなどのニュアンスがあります。完熟したブドウを使用することで厚みのある骨太な骨格、深みがあり重厚感を持ちます。 従来のセレクションと一線画して違い、コクの中にうまく辛口を表現している1本といえます。

ブドウ品種:ピノノワール70%、シャルドネ30%
ドザージュ:3g/l

Score: 89    

Critic Score
CellarTracker(7 notes) 89/100

『アイが王なら、ヴェルズネイは女王だ。』

シャンパーニュ地方で、最高のピノ・ノワールを生み出す場所ながら、アイほど日本では知名度がまだ無いのが、ヴェルズネイ。 それはひとえに『フランス国内需要で充分なほど人気が高く、輸出の必要性が無いから。』だとか。 でも、そんな話を聞けば、ますます飲みたくなるのが、人というもの(笑)

【ワイン専門誌のコメント】

モンターニュを代表するグラン・クリュの超越的な気品

ヴェルズネイ栽培者組合の会長で、自らもRMを営むダヴィッド・ペユに、ヴェルズネイならではの特徴を聞くと『この村に生まれ育って、このワインしか知らないから、他と比較してどうなのか、よく分からない。』

ワインのサンプルを持ってきた他の生産者に『どう思いますか。』と聞いていたが、その人も首をかしげるばかり。 自分で自分がどれほど優れているかを自覚していない。 『メゾンの醸造長に聞いたほうが良いのではないか』と、言うから『彼らは口を揃えて、ヴェルズネイ最高と言います』と伝えた。

メゾンでアッサンブラージュ前のヴァン・クレールを色々と比較試飲すると、一番良く分かる。

他のグラン・クリュやプルミエ・クリュが『私は果実味です』『私はミッドの構造です』『私は余韻の酸です』と、組織の中での役割をわきまえつつ自己主張するのに対して、ヴェルズネイのピノ・ノワールはひとり高みから見下ろすような態度をとり、自己主張せずとも強烈な存在感を示す。

その結果に『ヴェルズネイはやはり凄いですね』と言うと、彼らは皆『当然だろう』という顔をする。

他の有能なRM、たとえばセロスにしても意見は同じだ。 『ル・メニルだのアンボネイだのといろいろグラン・クリュの畑を買っているお金があるなら、ヴェルズネイを買うべきなのではないですか』と言ったら『ヴェルズネイが最高のクリュだというのは常識。問題は誰も畑を売ってくれないことだ!』

アイと並んで、ピノ・ノワールにとって最高の畑のひとつ、ヴェルズネイ。 それはモンターニュ・ド・ランス北側のすべてのグラン・クリュに共通する透明感、ミネラル感、伸びやかさ、バランスといった美点の他に、精神的な尊厳と、抵抗出来ないほどの美貌を備える。

アイが王なら、ヴェルズネイは女王だ。 ダヴィッド・ペユは『王より女王の方が危険なものだ』と言ったが、単に美しいだけではなく、強さを兼ね備えているのが、ヴェルズネイだ。

『マイィ、シュイィ、ヴェルジーと比べてパワーがあるから、樽発酵しても何の問題もないし、ヴェルズネイの個性が保たれる。 他の三つのグラン・クリュでは樽に負けてしまう。 アンボネイとブジーなら樽に負けないパワーがあるが、余韻が短い。』 それほど凄いピノ・ノワールが出来る完璧なグラン・クリュなのに、ダヴィッドはシャルドネを入れてみたり、ヴェルジーやシルリーと混ぜたりする。やはり自分で自分がどれほど凄いのか分かっていないのか。 しかしそんな彼も遂にヴェルズネイの完全性に気付いたらしく、ブラン・ド・ノワールを4樽分試作中だ。 その原料を試飲したが、見事な味わい。 ヴェルズネイのピノ・ノワールなのだから、当然だ。        (『ワイナート誌39号』より抜粋)」

青いリンゴのアロマ。 口当たりマイルドで、酸・ミネラルもしっかり有る、なかなかヴォリュームのある泡。

伊勢海老のお刺し身に良く合い、◎〇。

イクラに〇。

ヒラメに〇◎。

 コルトン 特級畑 2000 ドメーヌ・ラトゥール 

       

「実に、215年も続く家族経営の超老舗で「 コルトンの帝王 」と言われる名門中の名門、『ルイ・ラトゥール』。

19世紀後半、ヨーロッパのブドウ畑がフィロキセラという害虫で壊滅状態になった時、当時の当主が、コルトンの丘に、ピノ・ノワールでなく、シャルドネの苗木を植えました。 これは、それまで誰も考えなかったことで、これにより、後のブルゴーニュの2大白ワインのひとつ「 コルトン・シャルルマーニュ 」が誕生したのです。 このような革新の精神は、その後も、代々当主に受け継がれ、数々の高品質のワインを世に送り出してきました。

また、商品に関わるものは自ら作るという、こだわりの哲学があり、熟成のために重要な存在である「 樽 」も、自ら作っています。 熟練した職人たちが手作業で作り、その卓越した技術を受け継ぎ、仕上がるワインの品質を支える要となってきました。

時に、「 ルイ・ラトゥール 」の赤ワインは、色が薄めといわれますが、ここにもこだわりがあります。 通常、発酵期間は、3週間くらいのところが多いのですが、あえて、10日間ほどと短くしています。 こうすることで、味わいに繊細さをもたせ、ピノ・ノワールがもつ本来の魅力が自然に溢れ出てくるようにしているのです。 仕上がるワインは非常に繊細な味わいで、フレンチはもちろん、和食とも楽しむことができる懐の深さ!」

確かに色は薄め。 タバコのアロマ、熟成感たっぷりそう。 完熟した赤い果実の腐りかける直前、といった感じの、ばっちり飲み頃。 大好きなブル赤のお味です。

この熟成感のあるブルゴーニュは、実に和食に合うと思う。 (若い酸味しっかりのブルは、合わない。)

醤油が熟成を経たものであるのも、ひとつの理由と思われる。

しっかりわさび醤油を聞かせてたひらめにも、ばっちり〇◎。

お節全般に、本当に良く合った。

今日はお料理、お酒共に堪能。 「食っちゃ寝」の良き元旦でした。

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