日々是勉強

気軽に我流でワインを楽しんでみようかと。

3/21 My Birthday 「お魚とボルドー・ルージュ」

2013-03-21 23:07:18 | Today's Menu

2013.3.21. Thu.  My Birthday   「お刺身とボルドー」

連れは朝早くから日中お出かけ。

帰宅して親戚から頂いた好物のお菓子を。

 『きみごろも』 松月堂製

    

昨日お誕生日のお祝いはしたのだが、昨日の食べ切れなかった食材とお土産に頂いたお魚で今日もリッチな晩御飯を楽しむ。 お誕生日当日だしね。   

やっぱりボルドーは開けたいし、生の魚×軽いボルドー赤も試してみたい。 チーズが今月は未だ到着しないので、格付けは月末に譲るとして、軽いボルドーで。

 本マグロのユッケ 地卵と

   

 一色町の鰻の蒲焼

   

 牡蠣とセロリのナンプラー炒め  黒胡椒と一休寺納豆の風味

   

 愛媛産 鯛のお刺身、etc. 

   

 カナダ産 姿ズワイ蟹

 野菜スティック(大根、人参、胡瓜、プチ・アスパラ、大葉) 明太チーズ、柚子マヨネーズのディップ

   

 土筆の卵とじ

 若竹煮

 Seresin Estate "Momo" 2010 Sauvignon Blanc  (ニュージーランド/マルボロ)

     

   「ニュージーランドのソーヴィニヨン・ブランの特徴は、辛口でありながら風味豊か。 
   ピーマンやハーブなどの青々した香りとグアバ、ネクタリンなどのトロピカル・フルーツの香りが重なり合った複雑なアロマです。
   ミネラル感もあり、スッキリしたボディ。 酸味もたっぷりと感じられます。
   夏野菜のサラダや、グリルした魚介類、お寿司や刺身、冷奴や焼き鳥の塩などデリケートな味を一層引き立てます。
 
   ソーヴィニヨン・ブランは、1970年代に北島のオークランドで最初に植樹された品種です。 
   しかし、今日のように広く市場に出回ったのは、1980年が初ヴィンテージ。しかも、ニュージーランドのフラッグシップワインとして、その地位を築いたのは1990年初頭と、まだまだ歴史はとても浅い。

 Seresin Estate 

あの『ハリーポッターⅢ』を手がけた映画監督マイケル・セレシン氏が1992年に設立したエステイト。世界で最高峰のソーヴィニヨン・ブランの産地として名高いマールボロ地区に位置します。設立当初、その一帯は家畜農家が点在するだけで、ブドウ栽培とは無縁の放牧地帯でした。しかし、この地はニュージーランドでも最も日照量が多く、長く並列する山脈によって守られ、大自然の恩恵をいかんなく受けることのできる、ワイン造りにとって最高の環境だったのです。 ワイナリーでは、創立当初から一貫して「ハンドクラフト=手作り」にこだわり、植物を「本来あるべき健康な土壌環境」におくことが非常に重要である、という考えのもと、大地が地球のリズムと地球環境に作用し合い、生物の滞在的な力を引き出すことのできる「ビオディナミ農法」を実践するようになりました(2002年には「Bio-Grow」認証取得)。その結果、『大地の自然な作用である栄養分やミネラルの供給を妨げられることなくブドウの木は生育し、その健康状態の改善だけではなく、ワインのストラクチャーや凝縮したフレーバーなどにも目を見張る成果が現れるようになった』といいます。 世界的に高い評価を受けるようになった現在でも、他人の評価に翻弄されることなく、「テロワールを素直に表現した真っ直ぐなワイン」を目指す彼らの姿勢に変わりはありません。 

2011年9月に購入したNZのソーヴィニヨン・ブラン。 ちょっぴり値が張ったのは、円安の時だったから? やはり質がいい? と思いつつ抜栓。

NZのソーヴィニヨン・ブランらしいカリン、グリーン・ノート、酸味のあるトロピカル・フルーツ等のアロマ。 

お味もそれらしいもの。 少し寝かせたからか、元来なのか、舌を刺すような酸味ではなく、お安いそれより上品に感じた。

 Chateau Haut Philippon 2009   (AOC Bordeaux)  メルロ50%、カベルネソーヴィニョン40%、カベルネフラン10%  ボルドーコンクール&バッカス・マドリッド・コンクールで金賞受賞

     

   「造り手のヴィニョーブル・ルー家は5世代に渡り素晴らしいテロワールから生まれるワインを提供し続ける家族経営のワイナリー。 Chateau BenageやChateau Les tuileriesも所有。

   現在息子のRomain(ロマン)が継承し、人気も品質も規模も上昇中。 完熟した赤いフルーツの香り!口に含むとまろやかな果実味が広がり、心地よいタンニンが感じられます。余韻も長く楽しめます。」 

抜栓すぐから、埃、赤や黒の果実のアロマ。 少し早かったかな?と口に含む。

いらぬ心配で、酸味がうまく溶け込みタンニンが少し残っている感じ。 これなら一瞬で開くなと思っていたら、予想通りすぐに開いてまさに飲み頃。

なかなかボルドーらしいお味に2009年の恩恵をたっぷり受けた果実味豊かな濃厚なお味。 ボディはメディアム・ライト。

トリプル受賞も頷ける。 ¥1.000程度でこんなお味が楽しめるなんて幸せ。

試したかったボルドーと魚類は、マグロのユッケが〇◎。 鰻が◎〇。 鰻の泥臭さが良く合う。 流石王道のマリアージュ。 牡蠣の炒め物も〇◎。

土筆も濃い味付けで◎。 軽めのボルドーもお料理に上手く合わせれば重宝なものなのね。

鯛や蟹があったので急きょ追加したNZのソーヴィニヨン・ブランだったが、意外と蟹とは△〇。 二杯酢にしっかり漬ければ〇になりそうだったが、蟹の素朴な味を楽しみたくて、敢えてしなかった。

鯛にも△〇で、醤油は合うが、鯛の繊細さが負けてしまう。 意外と合ったのが鰻で〇◎。 連れの解説によれば、「白い肉の部分が白に合い、他の部分と味が赤に合う。 今日の鰻はとても肉厚なので合うんだろう。」

マグロのユッケ、若竹煮にも〇だったし、2本開けて正解。 昨日は私自身はバタバタして実はあんまり飲めなかったのだ。 特に蟹と格闘し出すと飲むのを忘れてしまうから余計。笑

今日はその分もい~っぱい頂いた。 ほろ酔いになって、こぱんちゃんが無性に恋しくなる。

明け方に「お誕生日おめでとう。」メールがアルザスから届いていたが、完全な単独行動なので実は凄く心配している…

 バースデー・ケーキ

   

昨日の残りでもう一度お祝い。

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3/20 お誕生日(イヴ)のお祝

2013-03-21 00:25:52 | Today's Menu

2013.3.20 Wed.

晩のホーム・パーティーのためのお買いものもあるので早目のお昼。

 茶蕎麦

 お餅

明日は連れがお出かけなので、1日早くお誕生日を父と兄を迎えて、5人でお祝いしてもらう。 内輪のホーム・パーティー。

丁度、土筆や菜の花、筍と春爛漫のお野菜をいっぱい頂いたので、とっても素敵な食卓になる。

長崎から取り寄せた魚介+父のリクエストの姿の蟹で。 「AOC Chablis と 1er Cru "Vaillons" の飲み比べ」

 明太チーズ 野菜スティック(大根、人参、胡瓜、セロリ、プチ・アスパラ)、辛子蓮根を添えて +柚子マヨネーズ

   

 胡麻豆腐 菜の花のお浸しを添えて

   

 土筆の卵とじ

   

 九十九島産生牡蠣(一年牡蠣)  橙を添えて
   
   
 
 長崎産黒鮑のお刺身
   
   
 
 姿ズワイ蟹 (生ロシア産&冷凍カナダ産)
   
    

 ワケギとお揚げの酢味噌和え

   

 若竹煮

   

 鮑ご飯

昨日から下ごしらえを始めて、結構手間かけてのお料理となったが、お蔭で大好評。 家だからこそできる贅沢、田舎しか出来ない贅沢が満載で、感謝のお食事。

連れも5kgの牡蠣を2時間かけて捌いてくれました。

 Champagne Jean Louis Deparis Brut  (フランス/シャンパーニュ)   

     

   「シャルドネ他  3年間熟成  オランダで最もカキに合うシャンパンに選出」

確かにミネラルの強く感じられる辛口シャンパーニュ。 シャンパーニュとして美味しいとは言えないが生物にはぴったり。

牡蠣にも◎だったが、鮑がより良く合った。 一瞬で空っぽ。笑

 Chablis 2011 Antoine Chatelet

     

   「アントワーヌ・シャトレ社は、ブルゴーニュの大手ネゴシアンとして、30社以上の航空会社、世界各地の有名レストランでも取り扱われているブランド。

   フルーティでフレッシュな柑橘系の香りが楽しめる。キリッと引き締まった辛口の味わい。 このシャブリには地球環境に配慮したCO2相殺プログラムが取り入れられています。」

こちらもお馴染みのデイリー・シャブリ。 2011年はなー、と思っていたが、これは結構いける。

当然牡蠣と◎。 私はシャンパーニュより、シャブリと合わせる方が好きだな。

 Chablis 1er Cru "Vaillons" 2010 Olivier Tricon

      

   「グラン・クリュ特級のレ・クロやグルヌイユの対岸に位置する人気一級畑。 日当たりに恵まれた畑ならではの、よく熟した果実味の風味と透明感のある酸味が特徴のヴァイヨン。

   オリヴィエ・トリコンはフランス各地のブドウ園(アルザス、ボーヌ、シャトー ヌフ・デュ・パプ、マディラン)で修行を積んだ後、80年代初頭に家業を受け継ぎます。 その後、ドメーヌとネゴシアン業の両方を行うように。
   彼が造るワイン は、パリ農業博覧会の品評会やアシェットのガイドブックで何度も賞を獲得し、 セレナ・サトクリフ著の「ブルゴーニュ」では、
   
「魅力的な個性を備え、純粋なシャブリの性格が出ているフルーティーなワイン」 と紹介されています。」

想像よりミネラルしっかりの辛口。 アロマは華やかなのだが。(樽香は感じられなかった。) 私の中では「ニューウェーブ・シャブリ」に分類される。 

返って牡蠣にも〇◎だったが、もっとクラシカルな樽香のあるものと飲み比べた方が良かったかな。

蟹に◎。

 Belle de CAMUS  Cognac  (Alc:40度)

    

兄に連れが飲み過ぎないように見張っててよ、って言ったのに、翌日写真を撮ったらこの通り… 二人結託して飲み過ぎ!!

 バースデー・ケーキ 

連れがちゃんと予約していてくれた。 実は結婚24年目にして初めてのこと。

今までは子供中心のホーム・パーティーだったが、皆巣立ち、合計年齢300歳を超える5人でのお誕生日会。

これもまた、一興。

 Chablis 1er Cru 

  • Beauroy
  • Berdiot
  • Beugnons
  • Butteaux
  • Chapelot
  • Chatains
  • Chaume de Talvat
  • Côte de Bréchain
  • Côte de Cuissy
  • Côte de Fontenay
  • Côte de Jouan
  • Côte de Léchet
  • Côte de Savant
  • Côte de Vaubarousse
  • Côte des Prés-Girots
  • Forêts
  • Fourchaume
  • L'Homme Mort
  • Les Beauregards
  • Les Epinottes
  • Les Fourneaux
  • Les Lys
  • Mélinots
  • Mont de Milieu
  • Montée de Tonnerre
  • Montmains
  • Morein
  • Pied d'Aloup
  • Roncières
  • Sécher
  • Troesmes
  • Vaillons
  • Vau de Vey
  • Vau Ligneau
  • Vaucoupin
  • Vaugiraut
  • Vaulorent
  • Vaupulent
  • Vaux Ragons
  • Vosgros

ワインの特徴 :
Chablis: 色調は澄んだ淡い黄金色または緑を帯びた黄金色。非常にフレッシュで生き生きとしたミネラル感が際立つ。火打石、青りんご、レモン、さらに森の下草、茸(ハラタケ)の香り。菩提樹、ミント、しばしばアカシアや甘草、刈った干草の香りを伴う。年とともにより黄金色が濃くなり、スパイスのニュアンスが高まる。口に含むと溌剌とした香りが長く残る。アタックはワインの香気が華やかにに立ち昇り、 余韻は長く、穏やかで甘美な心地よさを残す。 非常に辛口で、完璧な繊細さをもつ Chablis はほかに類を見ない特質を有し、すぐにそれとわかる。Chablis は5大陸で、その名をつける権利のないワインに乱用されてきた。ご注意あれ。真正の Chablis はただ一つである。
Chablis 1er cru: 淡い黄金色で、すぐにはこのワインがもつアロマのポテンシャルの高さをすべて表わさない。少し空気と触れさせる必要がある。長熟タイプのワインで、ときには5~10年寝かせる必要もある。土壌と日照の違いによって、各 Climat ではそれぞれタイプの異なる白ワインができる。骨組がしっかりとしていて、余韻は長い。若いうちはミネラル香から花の香りを放ち、堅固である。熟成後は繊細さ、優雅さを保ちながら香りが華やかに広がる。

ソムリエのおすすめ :
Chablis: ほかをもって替え難いワイン。若いうちは(2~3年)魚や家禽のテリーヌ、網焼きや茹でた魚、とりわけ生ガキと合う。また通常ワインと合わせにくいアスパラガス、カレーや鶏のタンドーリなどのエスニック料理とも相性がよい。アペリティフに最高で、鮨の柔らかく繊細なテクスチャーともバランスがとれる。チーズはchèvre、beaufort、comté、emmental と相乗する。
サービスの温度: 10~11℃
Chablis 1er cru: 非常にアロマが複雑なので、さまざまな料理に合わせられる。たとえば 温製カキ料理、魚のソース添え。最もミネラルが強いタイプは、家禽や仔牛のホワイトソースがよく合う。先見にとらわれなければアンドゥイエット(内臓を使ったソーセージ)やエスカルゴとの組み合わせもいける。気品あるプルミエ・クリュは地元名産のシャブリ風味のハムを引き立てる。ミネラルがありリッチなので、カワハギの握りがおすすめ。
サービスの温度: 10~11℃

位置 : ヨンヌ県オーセール近くにある Chablis の畑は、小さなスラン川に沿っている。ぶどう栽培の起源はローマ時代に遡る。12世紀になるとシトー派の修道士が畑を発展させた。1938年1月にAOC Chablis と認定され、この辛口白ワインの卓越さが確認された。白ワインのトップを守ってきたのは、一貫して高品質の Chardonnay を造ってきたからである。

テロワール : Chablis ほど地質と結びつきの強いぶどう畑は他に例を見ない。主な地層は1億5千年前のジュラ紀キメリジャンで、岩の中にカキ殻の小さな破片が認められる。ブルゴーニュが当時、やや深く暖かい海に覆われていたことを物語る。プルミエ・クリュの畑は、南から北に遡るスラン川の右岸と左岸に広がる。著名なプルミエ・クリュは右岸にあり、グラン・クリュを取り囲むように畑がある。

色/セパージュ :
白ワインのみ: Chardonnay (地元では Beaunois と呼ぶ)

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