lens, align.

Lang ist Die Zeit, es ereignet sich aber Das Wahre.

"nothing is as powerful as an idea whose time has come."

2006-09-11 00:29:39 | Enigma

□ Enigma "A Posteriori" プレスリリース 日本語訳 (by j.d.)

http://www.promoshow.de/include.php?path=comment/comment.php&comcat=cont&subid=1810 (ソース)

http://jd.crossfade.biz/_etc/Enigma__A_Posteriori__Press_Release__Japanese_Version.txt (英・日本語訳)

8/29のエントリーで訳すといって投げ出してしまったNikolas Marten氏によるEnigma "A Posteriori"のプレスリリース。クレトゥのメッセージが随所に引用されたもので、12月にリリースされる5.1ch Surround DVDの他にも、興味深い事実が幾つか確認できていました。この度、ネットにおけるEnigma~Delerium広報の影の仕立て役ともいえるj.d.氏が素晴らしい日本語訳を公開してくれましたので、ここに紹介します。


非常にヴォリュームがありますが、重要な点を幾つか抽出すると、

・「たった一拍子ですらリピートされていない。私ははじめから最後までほぼ全てを通じて演奏している。」

・"A Posteriori"(そして、何が起こるか)とはその演奏姿勢を含めた作品形態を指す。

・それらは和音のミステイクさえ活かした有機的な構成である。

・ヴォーカル・ヴォイスの大部分は合成したもの。

・「私はエニグマのファースト・アルバムに込められた哲学を再活性させたかったんだ。」

・歌ものではなく、『交響曲』的である。

・新調したスタジオで製作した最初のアルバムである。

・「私の音楽を理解する必要は無い。ただ普通に良いものという感覚を起こさせるようにデザインしているんだよ。」



毎回毎回作風を変化させてきた、ということも、実はこの"A Posteriori"のコンセプトの内に、正に『アポステリオリ(後験的)』に取り込まれてしまうような(笑)ルース・アン=ボイルが参加してないのはショックですねー。。(クレトゥと計画していたソロ・アルバム中断も関係?)あくまで純粋に「音楽を作ってるんだよ」と強調しているのは、前作"Voyageur"の時のインタビューと同じ態度で面白いですね。というか作風以外、言ってることがほとんど変わっていないかも。とにかく今作"A Posteriori"に対するMichael Cretuの想いを捉える上では本当に良く訳されてますので、一読してみてください。
huge thanks j.d.!!

12月発売のDVD Albumに付く映像がどんなものか楽しみです。果たして映像が必要なのかどうかは疑問だけど。



□ Tunes of the Day

□ Richard Rossbach / "Gregorian Chill Out"

Kyrie Eleison II (Kyrie X)



□ Classical Spirit / "Classical Spirit"

Adagio (S.Barber)
Adagio (T.Albinoni)



□ Human Movement feat.Sophie Moleta

Love Has Come Again



_*


Apparition.

2006-09-09 01:46:57 | Enigma
Img_0686
(IXY DIGITAL L2; ISO400; Exp.±0; AWB; Evaluative.)

コンピュータに「エコ志向」の萌芽 523人に聞くITの消費電力/熱問題(IT Pro)

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/OPINION/20060904/247059/

「コンピュータの消費電力や発熱量の低減を実現する技術で,期待するもの」は何かを聞いた。トップ3を順に挙げると,「空冷,水冷,ヒートパイプなどの冷却技術」が292人で55.8%。「デュアルコアなどのマルチコア技術」が232人で44.4%。「使用していない回路の電源をオフにして消費電力を抑える技術」が196人で37.5%だった。

※…回答者の属性を見ると,ソフトや情報システム,ネットワークの企画・開発にかかわる技術職が約半分の54.8%(282人)を占める。

(,,゜Д゜)ポカーン
そもそも出題が論理的でないので、答えが様々な方向に偏向されてしまったのでしょうが、これを記事として扱った「記者の眼」の論旨もピンボケだと言わざるを得ません。とにかくアンケートが何を聞きたいのか。「消費電力」というキーワードと『エコ』をテーマにしているのを鑑みて、PCを「どう冷却するか」みたいな捉え方をしてしまった人はアウトです。その半数に『IT技術者』が含まれていないことを願うばかりです。

冷却技術というのは、根本的に熱源の発熱量を減らすものではなく、発熱からPC自身を守る為のものです。発熱量が問題とされるのは、もちろんPC自体の保護という目的もありますが、それだけ電力=エネルギーを消費しているということからなのでしょう?どんなに熱源を冷ましたって「時系列的に捉えた空間上の熱の拡散」の違いが齎されるだけで、低減するのはPCがダウンするリスクだけです。

では

コンピュータの消費電力や発熱量の増大という問題に直面しているベンダーは,様々な対策を進めている。プロセサの消費電力当たりの処理性能を向上させるデュアルコアは,その端的な例だ。

サーバー・メーカーも空冷の仕組みを改良したり,あるいはメインフレームなどで培った水冷機構をUNIXサーバーやIAサーバーに適用し始めている。

上の2点の実例の併置もナンセンスです。
「消費電力や発熱量の増大という問題」をエコというテーマで括りながら、記者と(対策を講じている)当事者とアンケート回答者がそれぞれちぐはぐの意図をみせている珍例。実際には経済的理由からの「消費電力」の問題と、処理性能を保つ保守的理由からの「発熱量」の問題が並行して存在し、総合的に取り組んでいる。と、言い換えた方が紛らわしくない。

他の回答にあるマルチコア技術については『効率』の問題程度、お世辞にも未来に「期待」をかけるようなブレイクスルーには成り得ないし、3番目の回答も同様。このまま現行の基底技術を用いたPCが使われるとして、そもそも計算量を減らせば良いのですから、画期的なアルゴリズムの開発か、基盤に用いるマテリアル面の改革いずれかに関わるものしかないと思います。

というかこれらの回答は、正にIT技術をとりまく『ホットなトレンド』の見識に基づいたもので、如何に情報にセンシティブな人ほど、任意のキークエスチョンに対して似たりよったりの思考に陥り、ミスリードを冒してしまうのかが顕れているのかも。IT技術者とされる人々の何%が、その基底技術・概念からマテリアルの制限までを理解しているか(大学だと学ぶはずだけど。。)というのが寧ろ問題と言って良いでしょう。



□ Enigma New Web Site Coming Soon

>> http://www.enigma.de/

"A Posteriori"の発売に伴って、新しいオフィシャルサイトを構築中。よーく見て欲しいのは、"A Posteriori"をモチーフにしたウェブデザイン、アストロラーベの右上の奥に土星が覗いています。

『土星』!!
6作目ということで、第6惑星の「土星」なのだとしたら、
やっぱりEnigmaアストロロジー説は本当なのかも。

参考:
『Astrology of Enigma』
http://blog.goo.ne.jp/razoralign/d/20060724



□ Chicane New Album.

各地でライブを行っているChicaneことNick Bracegirdleですが、
本人の口から新アルバムについての情報が漏らされたようです。
要約すると、

・発売は今年末から来年。
・従来のサウンドにインディーズ・ロックを加味したもの。
・ワールド・ミュージックの影響もある。
・シングル曲‘Stoned in Love’もフィーチャーされる。
・次のシングルは"Come Tomorrow"

"Easy to Assemble"は本当に幻の3rdアルバムに
なってしまうみたいですね。。。



私、普段音楽を携帯するときはSONYの
ネットワークウォークマン"NW-507"を愛用しているのですが、
これって。。。PC上からファイルを消してしまうと、
ネットワークウォークマンからはPCに戻せない!!
ということに、つい最近気付きました。
MacBookも買ったし、iPodに乗りかえるかぁー。。


BT / "This Binary Universe"

2006-09-08 02:54:48 | music3
Tbu

>> http://www.thisbinaryuniverse.com/

□ BT / "This Binary Univerese"

The Internal Locus

Release Date;29/08/2006
Label: DTS Entertainment
Cat.No.;1140
Format: 1xDVD and 1xCD.
Note: DTS 5.1ch Surround Mixed

>> Tracklisting.

[DVD]

1. All That Makes Us Human Continues [Film]
2. Dynamic Symmetry [Film]
3. The Internal Locus [Film]
4. 1.618 [Film]
5. See You On The Other Side [Film]
6. The Antikythera Mechanism [Film]
7. Good Morning Kaia [Film]

[CD]

1. All That Makes Us Human Continues
2. Dynamic Symmetry
3. The Internal Locus
4. 1.618
5. See You On The Other Side
6. The Antikythera Mechanism
7. Good Morning Kaia

映像と音響のコラボレーション。
この作品はBTの正統なアーティストアルバムとは言えないですが(5th Albumは製作中)、さほど目新しくはないにしろ、21世紀初頭にして次世代の音楽との付き合い方を提起しています。各曲に割り当てられた、新進気鋭のデジタル・アートクリエイターによるヴィジュアルアート、CGアニメーションをエディティングして音楽とシンクロさせ、視覚刺激、聴覚刺激の両面から視聴者を圧倒する仕掛けがいっぱい。更にこの作品はDTS 5.1ch Surroundにて真価を発揮します。(アメリカでは5.1ch Surroundで聴いてもらう為に、各地の映画館でツアー上映が行われています。)

5つの出力音源と重低音をフルに活用して、音源移動(音がグルグル回る!)や包み込むようなリアルな環境音、サウンドエフェクトを超巧微細にブレンドし、分厚いオーケストラが壁のように押し寄せる演出は正に音のトリック。5.1ch Breaksサウンドを構築するSonic Architects製のプラグイン(未発表)を使用しています。

音楽性については、残念ながら個人的には斬新さに欠けるような気がしました。BTがやる必要はないというか、この手の音楽なら既にIDM・エレクトロニカシーンで先進性を切り詰め切り詰め、末端に至るまで多様な試みが行われてきたからです。それらに鑑みても、BTの今作品の音はむしろIDMの前時代に聞かれた様式、よくいえばかつてAutechreが奏でていた音をもっと単純化したような。。映像に助けられている部分が大きいです。とはいえ、ザラついたアトモスフィアの質感などは、この人にしか出せないものがありますね。BGV・サウンドスケープとしては良い具合にアンビエントで、これくらいが映像を邪魔せず良いのかもしれません。

BTはアーティストアルバムと並行して、多くのリミックス・ワークやフィルム・ワークをこなす職業音楽家でもあり、寧ろそっち方面が本業なくらい大きな評価を得ています。この"This Binary Univerese"の前身であり、同じDTS Entertainmentから発表されたシャーリーズ・セロン主演の映画"MONSTER"のサウンドトラックではややハンス・ジマーを意識したサウンド構成が見られましたが、基本的にこのTBUと変わらない路線でした。(「モンスター」の実話をモデルに映画化した『テルマ&ルイーズ』のスコアはハンス・ジマーが手掛けていた)

テクノ・エレクトロニカリスナーが音楽を聴いていて思い描くヴィジュアルはどういうものでしょうか。個人差はあれど、おそらく多くの場合アブストラクトな形象の「動き」や、シュールなアートワーク、主観で宙を駆けるイメージ等など共有する領域は決して狭くはないと思うのですが、ここに収録されているCGアートもご多分に漏れず私達に喚起されるイメージをコンピュータ上の「バイナリの宇宙」に具現化したような作品揃い。(それは主流のメソッドとソフトウェアの特性と制限を背負ったものであるけど。)ここでは一曲一曲について、紹介・感想を述べて行きます。尚、サウンドやビジュアルの視聴にあたっては公式サイトを利用することをオススメします。
>> http://www.thisbinaryuniverse.com/


"This Binary Universe" -このバイナリの宇宙で


1. All that Makes Us Human Continues                      .
Animation and Editing BY MONDI

「バイナリ化された宇宙」のソースであるアトモスフィアが波のように鳴り、全作品を通して象徴的な金属打楽器、鍵盤楽器のメランコリックな旋律で静かに幕を開ける。無数のフレームにカットアップされた「面」があらゆる方向に透過・乱反射して伸びている。無造作に分割された空間のセグメントに、サウンドの高揚に従って様々な色彩とイメージのレイヤーが明滅・回転し、ディテールが描きかえられていく。巨大で複雑な建造物からわずかに覗く外の風景(地球?)を見上げるようでもある。

画面にはしばらく動きがないが、グリッチやノイズが折り重なり、臨界点を迎える曲の展開部でフレームが光源化し一気に視点移動する。サウンドにベースが乗ると、光と影の『二極化』されたフレームの織り成す世界へ。終盤で画面は徐々に夕陽色の優しい色彩を帯び始め、フレームの境界から溢れ出す眩い光で覆われる。



2. Dynamic Symmetry                                            .
Artwork BY Jeff Nentrup
Animation and Editing BY Gabe Watkins
Additional Animation And Editing BY Scott Pagano

水平線に隔てられた海と空の『2つの世界』の狭間を1羽のハトとトンボロボットが往く。。まるで絵本に飛び込んだかのような幻想的世界。しかしどこか悪夢的でビザーレであり、動物ともロボットともつかない奇妙な生物が夜を支配する。BT得意のブレイクスに併せて画面がクローズアップ。曲調がジャズ色を帯びると、怪奇生物の宴が始まる。

あのねー。。とにかくキモイ。CGでコラージュされた空想の動物。目玉の塊とか、体が犬で頭が毛の無い鳥?みたいなヤツとか、形状だけならまだしも動きが生理的にキモイ。うわ。。見たくない、見たくない。。とか思ってると嫌がらせみたいに突然カメラが寄る(!)だがそれがいい。。のか?銀河を吐き出す装置がお気に入り。これは是非観てもらいたい。



3. The Internal Locus                      .
Artwork BY ADAM DOYLE
Animation and Editing BY Scott Pagano

イラストレーター、アダム・ドイルが描く1枚1枚の絵を大胆なカメラワークとエフェクトで捉える物語。音楽は"This Binary Universe"において最も複雑で聴き応えのある構成で、ハイライトトラックと呼ぶに相応しい。スクラッチされたフィルム効果、雨の音と雷鳴、錆びれたパイプと地下室の絵で始まり、ドビュッシー・フレーバーのするピアノが、ある一人の少年の日常にフレームセットする。

日々の生活を長閑に過ごす少年。彼はウサギが飛び回る夜にある夢を見る。いつもと変わらない朝。彼は日常の些細な変化に思いあたる。あのウサギがいなくなってしまったと寂しさに駆られるが、同時にある疑念を抱く。(少年(あるいはロボットも)はBT自身の象徴かもしれない。彼は最近愛犬のTOOTSIEを亡くしており、本作は彼に捧げられている。)そう遠くないところにある大木、ウサギはそこからやってきたのだろうか。

彼がそこで目にしたものは、頭が魚、体がウサギに改造された奇妙な生き物。ウサギは地下に伸びるケーブルに彼の注意を向ける。その下には、孤独に発明を続ける一体のロボットが息を潜めていた。やがて交わることのなかった『二人の世界』が繋がる時が来る。

音楽はトーマス・ニューマン風に生楽器とオーケストラをふんだんに使って展開され、BT独特のイリーガルな音響効果・ブレイクスのコンビネーションも見られる盛り沢山の内容。絵と音が奏でる、どこか寂しくて心温まる物語に、しばし無心で耳を傾けて欲しい。



4. 1.618                                                               .
Cinematography,Animation,and Editing BY Scott Pagano

吹き抜けるような肌寒い風を想わせるアトモスフィア。鳥の鳴き声が入る。映像は一転して実写。特殊なレンズを通してミニチュア化された荒涼とした岩場・砂漠の風景。その造型をアーキテクトする数学的真理が裏側に息づいている。美の摂理、黄金比(1:1.618...)。

ここでは法則的に振舞う『自然の二面性』が象徴される。イメージのシークエンスは実写→左右対象のワイヤー運動→CGメカニック・アート→アニメーション→各シークエンスのフラッシュバックなど、非常にヴォリュームとヴァラエティに富むが、やや猥雑な印象も受ける。

黄金比を示す多様なシンボルが紅い色彩に目まぐるしく動く芸術的意匠は、極めてビデオ・ドラッグ的要素が強い。複雑に流れるように噛み合う装置の艶かしい質感。主観でトンネルを潜り抜ける臨場感あるカメラワーク。黄金比の定義よろしく、分割されたフレームの一部に際限無く取り込まれていくフラクタル・イメージ。ドープなエコーとエッジの効いた粒状のビートと、ギターの奏でるアコースティックな色合いが不思議とマッチしている。空間の前後に流れていくような音圧を感じさせるサウンドエフェクトが、広大にデザインされた宇宙を泳ぐ主観を演出する。



5. See You On The Other Side                                 .
Animation  and Editing BY Dose Productions.

空間上の見えざる平面に反射する光源。モニター平面に描かれる宇宙に、位相を別とするもう一つの空間が重なる。『2重の世界』の光の競演。哀愁のギターリフに重なるように、ギミックを施された粒状のブレイクビートが聴覚空間上に質量を纏う。静止した宇宙空間では、干渉できないもう一つの世界が光の洪水を伴って別次元の暗黒物質を照らし出す。

やがてビート同士が共鳴し、リズムという重力によって結晶化、規則性のある運動を見せはじめると同時に、空間上のワイヤーも結晶化、組成して『踊り始める』。やがて2つの宇宙は重なり充溢する。各々の音の響きが「光」としてお互いに干渉しながら、燃えるように溶け合い、高みへと向って主観が飛翔する。



6. The Anhtkythera Mechanism                                .
Cinematography,Animation,and Editing BY Scott Pagano

"1.618"と同じ舞台、物悲しいピアノの旋律とともに雪に覆われた岩場が開け、一人の少女が途方に暮れて歩き出す。彼女は記憶を頼りに迷宮の入口となったクリスタル(装置)に触れる。システムに内包された『2重の時間軸』と並行する世界。

ソフィスティケイトされたサイバーなビートワークが、この世界に潜む機械的な意思を不気味に投影する。やがて少女は作られた現実の森を脱出しようと走り出す。ここで大胆な映画的ストリングス・ワークが登場。ちょっとナルニア国物語思い出した(笑)

映像は透明で見えない何らかの装置の鳴動を、光の屈折を重ねて描き出す。そして突然システムの正体、紅い機械仕掛けの都市が眼前に顕れ、主観で空中を舞うと、音楽は再びブレイクスにカットイン。しかし突然装置がホワイトアウトし、活動を停止。ここの360°サラウンドを駆使した罅割れるような音響効果が圧巻。少女は変形していくクリスタルを手放し、フェードアウト。

標題の"The Anhtkythera Mechanism"(アンティキティーラ・メカニズム)は、実際に存在する考古学的遺物。紀元前82年にギリシアで作られた精巧な天球儀(アストロラーベ)。エーゲ海沖、アンティキティラ島付近に沈む難破船から発見された。その不可解な程の精密さから、史上最古のコンピュータと形容される。



7. Good Morning Kaia                                             .
Directed BY BT
Editing BY Jonathan Silver and Kevin McCullough
Additional Editing BY Chris McKinley and Radar Dog Productions
Addtional Animation,Editing,and Typography BY Scott Pagano

BTの一人娘、Kaiaに捧げられたメッセージ・フィルム。
ピアノの独弾きから(映像ではBTがKaiaの手をピアノにあてがっている)ノイズの導入でシューゲイザー風に展開するミニマルなロックで、これまでの閉塞感を爽快に吹き飛ばすほどのエピックで優しい楽曲。ホームビデオを監修してビジュアルワークを施し、父親としてのBTの想いを綴ったタイポグラフィが娘との『二人の絆』を物語る。見ててちょっと気恥ずかしいかも。

"I will watch you create for the stars conspire for you"
(あなたとあの星々が創り出すものを見届けるよ。)

一人の人間と世界との関わりを、愛のある視点で更に外部から見守る存在がある不思議。『This Binary Universe』この二分化された宇宙は、決して外部に埋没する自他との関わりだけで成り立っているわけじゃない。希望と慈愛に満ちた観察する視点、この物語を紐解く「あなた」が心を開いて受けとめることができるのだ。



今回はMacBookでデータ参照しながら旧マシンで書き込み。
やっぱりMacは強し。むしろメインマシンは
このままで良いような気さえしてきました。(笑)


夏の想い出。~2006 Summer~

2006-09-06 21:42:48 | delerium

ゆるやかにではありますが、環境が大きく変わった夏。
いっぱい出かけて、たくさん遊んで、物欲を満たして、
独り身の楽しさを存分に味わった夏。(ぉぃ

自ら嫌悪していた仕事(というか職場)とお別れした事。
若輩者ですが、社会人として学んだ1番大きなことは、
「社会は厳しい」とか、「堅実な生活を築く大切さ」
ということでは、全く無くて。
『社会的な良識』とは、自身が絶えず実践するものだということ。

社会がどう悪い、社会はこんなものだ。
と言いながら愚習に耽る『大人』の如何に多いことか。
理想論が「キレイゴト」なら、
それらは解りの良い「アマエゴト」にしか聞こえない。
もちろん私自身に対する戒めも含めて。

仕事がキツイとか、仕事を好きになれとか、
誇りを持たなければならないとか、
そんなことはどうでも良いことなんです。
生きていくということは一筋縄じゃない。
どんな道を辿ろうが、後で言い訳するくらいなら
履き違えた靴はすぐに捨てろ。



□ News.

□ Enigma / "A Posteriori" Samples.

http://www.virginmusic.de/xml/5/3250737/index.html

Virginの公式ページでもサンプルが公開されました。
曲の展開部まで聴けないのでまだまだわかりませんが、
サンプルで聴く限りではかなりシンプル。
"Eppur Si Muove"は、前作"Voyageur"のラストトラック、
"Following The Sun"のアウトロにそのままつながる
C-moll(ハ短調)で幕を開けます。

そういえば今回のジャケ、従来のエニグマのアルバムと同じく、
アートワークに通算タイトル数が隠れています。
表紙の左上にある小さいアストロラーベが不自然に
アラビア数字の『6』を象っていますね。

※…先日紹介した記事、

http://www.promoshow.de/include.php?path=comment/comment.php&comcat=cont&subid=1810

の日本語訳についてですが、当該エントリーで述べた
DVDリリースについて以外、重要な情報は無いと判断し、
掲載を見送ることにしました。
お待たせして申し訳ないです。


□ Fulber remix is theme for new Fox drama

http://blog.myspace.com/index.cfm?fuseaction=blog.view&friendID=19150206&blogID=160504569&MyToken=4417d503-2bf7-4c55-8dcb-5f0fb91254e5

Rhys FulberがTrevor Morrisと共に、ウォーレン・ジボンの名曲
『弁護士と銃と金(Lawyers Guns and Money)』をリミックス。
今月からFOXで始まるジェリー・ブラッカイマーの法廷ドラマ
『Justice』のテーマとして使われます。
調べたところ、第1話の視聴率は好調だったみたい。

>> http://www.fox.com/justice/



□ Tunes of the Day

□ Enigma

Following the Sun (Remix)



□ Mike Foyle pres.Andromeda

Northern Lights (Alucard vs. Vitaliy Remix)

Mike Foyleの最新曲を、Alucardと
マイアミの新鋭Vitaliyがコラボリミックス。
Paroxetineのリミックスで見せたダークでブリリアントな
サウンド(後半ではアツくなる!)を洗練した感じで良いです。
鐘の音が。。



□ Benz & MD

Visceral



_*


MacBook + Willcom

2006-09-02 03:44:41 | デジタル・インターネット

MacBook (MA254J/A)を購入。
さんざんVAIOと言っておいてフェイントw
ホットスポットの定額プランにも入って、
もう少しで輝かしいAirMacライフへと手が届き。。
うっ、眩しい!未来が輝かしすぎて見えない。。
…それじゃお先真っ暗と同じだよね。

Willcomのデータ端末(USB対応)でどこでもネット接続
できるようにしようかなと思案中。
どんなに安く見積もっても、Willcom分だけで
月額6,000円は最低かかるようなので、
費用対効果的にどうかと思うのですが、
試しにどこかで1、2ヶ月使ってみよう。

今日は街中で幾つかのオープン・ワイヤレス・ネットワークを
見つけてネットに接続。でもこれ場合によっては(公開されてない場合)
違法性のある行為なんですよね。他の無線スポットでも
パスワードすらかかってない為、すぐに繋がってしまうことも。
まぁ利用したりはしませんが。。個人もそうだけど
事業所なら尚更セキュリティに気を配らないとならないのでは。。