心の風景

晴耕雨読を夢見る初老の雑記帳

外出を自粛して2週間あまり

2020-04-18 15:42:41 | Weblog

 外出を自粛して2週間あまり。その間、日課になったお散歩を欠かさず、心身の健康を維持してきました。少し遠出したのは、大学病院に行ったこと、急な呼び出しで夜に病院に出かけたこと。この2回だけでした。久しぶりに電車・バスに乗ってみると確かに乗客は少なく、いつも賑やかだった夜の街も静まり返っていました。改めて事態の深刻さを思ったものです。家内いわく「SF映画を見ているみたい」。

 きょうは、朝方まで降り続いていた雨が止んだ頃合いを見計らって、朝のお散歩に出かけました。時々うっすらと晴れ間も覗く、そんな空気感を楽しみながら、近くのお不動さんまで。コロナ対峙のために狛犬さんも睨みを効かせています。きょうも一日良い日でありますように。
 読書と音楽三昧の日々が続きます。そんなある日、ネットでオーディオラックを購入しました。雑然とセッティングしていた機器のひとつひとつをラックに配置して、なんとなくすっきりしました。
 環境が整ったところで、久しぶりにグレン・グールドのCD「ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集(6CD)」を楽しみました。手元には、写真集「グレン・グールド/光のアリア」。若い頃から聴いてきたグールドを振りかえります。
 気分を良くして、断捨離の断行も。現役時代に使っていた鞄類をはじめ様々な物をごっそり廃棄処分。捨てがたく段ボール箱に入れていた書籍類も、もう一度見直して「捨てるものは捨てる」。あと10年と思うと、要るものと要らないものの判断がシビアになります(笑)。でも、大量のLPレコードとCDはどうしよう。贅沢な悩みです。
 次男君宅の孫娘の成長ぶりは、クラウド上に日々アップされる写真で見ることができます。動画で音声付です。成長度合いを臨場感をもって眺めることができます。便利な世の中になったものです。.......闘病の甲斐なく亡くなっていく者がいる一方で、これからの明るい人生になんの迷いもなく笑顔で歩み出そうとしている赤ちゃんがいます。これが世の常なんでしょう。
 我が家の子供たち、長男君も次男君も、娘のご主人も、今はみんな在宅勤務です。それにしても、この先どうなるんでしょうね。緊急事態宣言は5月6日までですが、どう考えてもその日を境にコロナ感染がゼロになるとは考えられません。爆発的感染拡大がなければ、経済社会は再始動ということなんでしょうか。またぞろ感染者数が増加に転じるかも?。こんなことを繰り返しながら何年か先に終息を迎えるのでしょうか。
 1カ月程度なら我慢できても、それ以上になると人の心も経済も成り立たなくなる?。でも、お散歩をしていると、一生懸命に働く建設現場の方々がいます。都会地では数少ないながらも農作業をしている方々がいます。ゴミ収集に従事されている方もいます。最近、テレワークという言葉が飛び交っていますが、これって全就業者数の何割を指しているのでしょうか。
 近年、農林漁業作業者や生産工程・労務作業者など、いわゆるブルーカラー職業の方々が減り、専門的・技術的職業従事者や事務従事者など、いわゆるホワイトカラー職業の方々の構成比率が増えていると言われます。どうなんでしょうか。まだまだ現業部門すべてをロボットが肩代わりするほどに技術革新が進んでいるわけでもありません。ブルーカラーの方々が経済社会を下支えしています。ところが、コロナ禍に対する国の施策はホワイトカラー向けになってはいないか..........。

 なんとも取り留めのないブログ更新になってしまいました。きょうはこの辺で。

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