心の風景

晴耕雨読を夢見る初老の雑記帳

音楽を楽しみ、読書を楽しむ「秋」

2021-10-02 10:24:19 | Weblog

 けさ大阪は明るい秋空に覆われ、やわらかな秋の日差しが窓辺を照らします。さあて、どんな曲を聴いてブログを更新しようか。きょうは珍しくモーツアルトのCD「フルート四重奏曲(全曲)」を取り出しました。
 庭の片隅ではシュウメイギクがひっそりと花開いています。この季節、旧暦では「蟄虫坏戸(ちっちゅうとをとざす)」と言うのだそうですが、ひと足早く虫たちが冬支度を始める頃。都会地では、そこまでの季節感はありませんが、それでも夜遅く庭に出てみると、ひんやりとした空気が漂い、夜空にはいくつかの星が輝いています。星といえば、昔、愛犬ゴンタと夜のお散歩をしながら星を眺めたことがありました。田舎の夜空とは比較になりませんが、それでも何となく贅沢な時間を過ごしたように思います。
 そんな秋のある日、義理の両親のお墓参りに行ってきました。その帰り、義弟の家に立ち寄ったとき、メダカを10匹いただいて帰りました。熱帯魚は以前から飼育していますが、ちっちゃなメダカは初めてのこと。ネットでいろいろ調べながら、とりあえず家内お手製の鉢に赤玉土を入れて水を注ぎ、ゆっくりと移しました。その後、水草を入れ、簡易エアーポンプを設えて、窓辺に置いて様子を見ることにしました。日中はほどよく秋の陽がさします。元気よく泳いでいる姿についつい心和みます。
 秋と言えば「読書の秋」。この秋も古本祭が目白押しです。来週後半には「四天王寺 秋の大古本まつり」、下旬には「秋の阪神古書フェア」。下旬から来月上旬にかけては京都・百万遍知恩寺「秋の古本まつり」。気が向いたらのんびりと出かけてみようと思っていますが、緊急事態宣言開けのこの時期、シニア向けの講座運営も本格化してきましたので、様子を見ながら出かける予定です。といいながら、出かけるんですよ。私は(笑)。
 そんなことを考えながら、読売新聞夕刊を眺めていたら「玉岡かおるさん新刊 初の男性主人公」という記事に目が留まりました。久しぶりの新刊です。タイトルは「帆神 北前船を馳せた男・工楽松右衛門」です。
 私が玉岡さんに出会ったのは10年ほど前のこと。京阪電車100周年を記念して開かれたシンポジウムに登壇されていたときでした。財界人、著名人に交じってひときわ異彩を放っていた玉岡さんに、「彼女はいったい何者?」。素朴な疑問がきっかけでした。以後、気がついてみるとほとんどの作品を読んでいました。
 「天涯の船(上・下)」「お家さん」「銀のみち一条」「負けんとき ヴォーリズ満喜子の種まく日々」「ひこばえに咲く」「虹、つどうべし 別所一族ご無念御留」「天平の女帝 孝謙称徳」「花になるらん 明治おんな繁盛記」などなど。いずれも女性が主人公でしたが、今回は「初の男性主人公」というわけです。
 小説を読むのはほとんどお安い文庫本です。ポケットに入れてどこにでも持っていけるからです。新刊は単行本です。早い文庫本化が待たれます。
 ところで、きのう帰宅すると玄関口に子供の靴が一足ありました。孫長男君かと思いきや孫次男君が一人でお泊りにやってきていました。通う小学校が創立記念日でお休みだったようです。いつまでも子供と思っていたら、いつの間にか大きな靴を履くようになりました。
 季節の移り変わりと同じように、孫たちも気づかないうちに大きくなっていきます。東京にいる長男のところの長女も、中学生にもなれば大人の雰囲気が漂います。ということは、それだけ私が歳をとったということなんでしょう。まあいいや。行けるところまで行くしかありません。
 緊急事態宣言が解除された途端に、大学時代の先輩から飲み会のお誘いが舞い込んできました。今月末頃、久しぶりに上洛の予定です(笑)。

コメント (1)    この記事についてブログを書く
« 秋の訪れに心和む~深い眠り... | トップ | 「古本」と戯れる~四天王寺... »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
中岡さんのマークレビンソン (graseland)
2021-10-15 19:26:16
中岡さんの記事にコメントいれました。
メールにも連絡しました。
連絡お待ちしています。
電話でもOKです。
返信する

コメントを投稿