心の風景

晴耕雨読を夢見る初老の雑記帳

静かに過ごした連休後半

2012-05-06 09:24:32 | Weblog
 ゴールデンウィークも最終日を迎えました。前半の3日間は孫の世話に明けくれましたが、後半の4日間は、天候が優れなかったこともあって、ゆったりとした時間が流れました。
 2日、広島から帰阪したその足で、堂島のジュンク堂書店に立ち寄りました。仕事がらみの本を探すためでした。目的の本を見つけて1階の文具店に立ち寄った際、面白いものをみつけました。名づけてCamiApp(コクヨ)。四隅に印の付いた専用ノートに書いた手書きメモを専用アプリを搭載したスマホで撮影すると、きれいに整形され電子情報として蓄積できるという優れモノです。
 どうも最近、PCに頼って物事を考えていると、知らない間に知恵が流されている、深堀ができていない、判った気持ちになっている、そんな印象をもっています。便利だし、見栄えも良いし、....でも何かが足りない。デジタルの良さも、もちろんあります。しかし、何かが不足している。人間の頭脳を退化させているところはないかどうか。デジタルとアナログのせめぎ合いと言ったところでしょうか。
 もうひとつの優れモノはsmarecoPEN(ナカバヤシ)。こちらは残しておきたい新聞記事を特製のペンで囲んでスマホで撮影すると囲んだ記事だけが保存されるというものです。こちらもなんだか楽しそうです。いずれも、EVERNOTEとの連携が取れていて、ついつい手にすることに。文具に対する私の好奇心も相変わらずです。

 連休後半を前にしたウキウキ気分のなせるわざなのでしょうか。その日は、ビルの外に立つ堂島尊師堂の横を通って、地下に潜り、久しぶりに駅前第一ビルのWALTYさんにも立ち寄りました。
 さて、連休の後半ですが、お天気がすっきりしない日々が続きました。といっても長女が第ニ子を出産したこともあって、家内の予定が見えず、事前の計画はなし。所要のため3日に半日だけ出かけた以外は翌4日とも我が家で静かに過ごしました。まずはネットで大量に仕入れた庭土と培養土との格闘です。庭や花壇の草取りのあと、花壇を耕し、その上に新しい土を盛っていく、そんな作業を淡々とこなしました。汗を流したあとは、真っ昼間から冷たいビールで喉を潤す。これも連休ならではの贅沢な時間でした。


 久しぶりに快晴となった5日は、宝塚の清荒神さん界隈を散策しました。今年になって初めてのお参りでした。お土産店などが軒を連ねる長い長い参道を歩いて、中国縦貫道の下をくぐってお寺に向かいます。お天気が良かったためか、思っていた以上の人出でした。 

 この日は、もうひとつの目的がありました。前日ネットで調べた名湯「宝之湯」巡りです。その温泉は、阪急電車の清荒神駅からふた駅ほど戻ったところにある中山駅下車、車で7分のところにあります。地下800mから自噴するという天然温泉で、こんな都会地で有馬温泉と同等の温泉を楽しむことができるとは驚きでした。泉質はナトリウム-塩化物強塩温泉と言われ、鉄分・ミネラル・塩分・炭酸などをたっぷり含んだ無色透明の湯が空気に触れて酸化して色づく「黄金泉」が特徴です。開放的な露天風呂で日頃の疲れを癒すことができました。普段着のままで行ける、意外と穴場の温泉かもしれません。
 そのあと、梅田まで戻って駅ターミナル界隈を歩きましたが、とにかく人が多いこと。人、人、人。人口減少が懸念されている昨今、どこから人が沸いて出てきたのかと思うほどの勢いに、我が老夫婦(?)は困惑気味でした。早々に静かなレストランに忍び込んで、静かに食事をいただいて帰りました。さあて薄曇りのきょうは、きのう中山駅前の園芸店で購入した草花の苗を植えて、長い連休の締めくくりとしましょう。
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