心の風景

晴耕雨読を夢見る初老の雑記帳

ラジオ生活

2008-04-20 09:24:23 | Weblog
 きょうは日曜日だというのに、朝5時すぎに目が覚めました。日の出とともに愛犬ゴンタとお散歩です。バス通りのハナミズキの街路樹が一斉に開花していて、気持ち良いお散歩になりました。
 先週につづいて、きのうも東京に出かけていました。こんどは市ヶ谷の一つ先の駅、四ツ谷が目的地でしたが、その前に少し寄り道をして秋葉原の街に。大阪の日本橋よりいくらかマニアックな雰囲気ですが、ヨドバシカメラが登場してから少し風景が変わってきたようにも思います。お目当ては実はラジオ会館。短波のアンテナを物色に行ったのですが、昭和の時代のラジオが所狭しと並んでいて、あっという間の1時間でした。
 いまさらラジオなんて、という向きもあろうかと思いますが、子供の頃からラジオに親しんできた世代ですから、それ相応の思いがあります。ほとんどテレビを見ない分、ラジオはよく聞き流しています。ニュース、音楽番組、教養番組、そして「ラジオ深夜便」。聞き流しながら、しかし時に貴重な気づきをいただくことが多々あります。短波ラジオを駆使して遠い国の匂いを楽しむこともあります。なかでもNHK「ラジオ深夜便」はよく聞きます。毎夜11時過ぎから朝の5時まで続くのですが、もちろん終わりまで耳を傾けるなんてことはありません。眠る時間になるとスイッチを入れて、そのままご就寝です。静かな夜に淡々と番組が進行していきます。昼間とは違った意味で、人の「生き方」を考えさせてくれます。妙に策を弄するのではない、素直な自分を取り戻す貴重な時間でもあります。でも、雑誌「ラジオ深夜便」の投稿欄をみていると高齢の方々が圧倒的に多いですから、この番組は別のもっと大きな存在意義をもっているのかもしれません。
 いま、窓の外に鶯の鳴き声が聞こえました。生駒山からやってくるのでしょうか。こんな都会の街にも毎年、鶯がやってきます。さあ、あと1週間もすれば、ゴールデンウィークを迎えます。横浜から次男が帰ってきます。私は暦どおりなのに、10日間の滞在だそうです。大手になると休むのもビッグです。次男帰省の噂を嗅ぎつけた長女も孫を連れて里帰りをするのだと。長男夫妻は、この秋の出産を控えて帰省できません。久し振りに我が家に賑やかさが戻ってきます。
 そうそう、その前夜祭というわけではありませんが、今週の土曜日には、家内と大阪城・西の丸庭園で開かれる大阪フィルの「星空コンサート」(大植英次指揮)に出かけます。春の夜気を楽しみながら、芝生に座ってコンサートを楽しむのも良し。雨が降らないことを願っています。その翌日の日曜に次男のご帰還です。
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