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名神栗東インターのすぐ傍、こんな交通の要所のすぐ傍にあって蜂屋の集落は,まだ遠い日の集落のすがたをここかしこに残してはいるが、開発の波には抗しきれなさそうに感じがした。
小さな小川をはさんで、民家が寄り添っているのは、環濠集落であった証なのだろうか?? 小川沿いには、生活道路が通っていて交通量もかなり多く、道路と小川の間に,この石仏がおられる。
この石仏(実際には風情)を写真で見たときから、ぜひ逢いたい石仏だった。
しかし実際には、排気ガスまみれでそのうち交通事故の犠牲にでもならないかと心配せずにはおれないような状況であったが、何処かに移動してしまうのもちょっと違うような気がするし・・・・・。
この阿弥陀石仏は、高さ、1.5m、幅80cm、奥行き85cmの石龕の中に居られて、鎌倉初期,仁治二年の銘が確認されている。
奥の壁面の阿弥陀は、像高50cm、風化が進んでいて像様は定かでない。
の左右の石灯籠には不動明王の文字があり、不動尊として信仰されているという。 小川沿いの素朴な石龕(せきがん)に郷愁を覚える石仏である。
撮影2006.4.16