昨日の三体地蔵の少し奥まった、小高いところにこの石仏がぽつんと立っている。
嘘をついたら「えんま」さんに舌を抜かれるなどと母親などによく聴かされた、あのえんまさん。
閻魔は、亡者の罪行を裁断し、その本地仏は地蔵菩薩となっていて地蔵菩薩を信仰していれば、其の罪行が問われても往生できると言う。
閻魔と地蔵は同体ともいわれており、同時に並べて造立される事も多い。
この石仏は高さ1.6m、幅1.6m、花崗岩の頂部を山形にした駒形板状石材に 彫られている。
上部中央の駒形彫り込みのい中に閻魔像を半肉彫りにしていて、像高82cm、左右に地蔵と阿弥陀を配していて、室町時代像立???。
このような形の石仏も珍しいし、又閻魔像が主尊の石仏も見かけたことが無い。 ただ中央右側に大きな割れ目が走っているのが気にかかる。
撮影2006.4.9