ピアノの音色 (愛野由美子のブログです)

クラシックピアノのレッスンと演奏活動を行っています。ちょっとした息抜きにどうぞお立ち寄り下さいませ。

ぶれない身体

2011年10月22日 | レッスンメモ
ピアノを弾くにあたって、身体の安定は大切だと感じています。気持ちが入れば入るほど、身体が大きく動く、揺れる、踊りたくなるというのは、実際私もそうなのでよく分ります。

でも、身体があんまりぶれると音にムラが出てしまいますし、あんまりピアノにもぐりこむような姿勢でピアノを弾くと出てくる音の聞こえ方まで違ってきます。そもそも音に情感をこめなければいけないのに、身体の動きでそれを表現しようと勘違いしているのではないかと思えてしまうことさえあります。

安定した身体で弾くためには、どうしたらいいのか・・・。まずは、自分で気をつけておくこと。これは、当たり前ですけど、身体が揺れ過ぎる人にとっては、つい、演奏に熱が入ると忘れてしまいがちなことです。それから、身体を安定させるための、腹筋と背筋。これがしっかりしていないとゆらゆらするような気がします。

子供の生徒の中にも身体が揺れ過ぎる傾向のある子が結構見られます。コンクールでも良く見かけます。演奏に熱が入り、そうなるのは私も同じ。もちろん、熱い気持ちで表現することは大切にしなければいけないと思いますが、その気持ちは全部音に乗せる、音に込めるというのが本当だと思います。そしてそれが出来ているかどうかを常に冷静にチェックしながら弾く。自分の出している音を客観的に聴いている冷静な自分。これを忘れてはいけないと思います。

これは自分にも当てはまることなので、いつも意識して気をつけるようにしています。腹筋と背筋、もっと鍛えなければいけないと思っています。しっかりした身体を持って、ピアノを弾くのに効率の良い安定した姿勢で演奏できるようにしたいと思います。

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コメント
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