ピアノの音色 (愛野由美子のブログです)

クラシックピアノのレッスンと演奏活動を行っています。ちょっとした息抜きにどうぞお立ち寄り下さいませ。

音が立つ

2012年03月13日 | レッスンメモ
「音が立つとは、どういうこと?」そんな感想をお持ちの方もあると思います。

音が寝ていない状態と言っても、なかなか理解しにくく表現が難しいのですが、ピアノに携わっていらっしゃる方にはきっと分っていただけると思います。

音がベタッとしていなくて、一音一音がころころと玉のようにしている感じ。水玉が表面張力で丸くきれいにふくらんでるような感じ。けっして尖ってはいないけど平らではない。真珠の一粒一粒が一音の音。このような表現しかできません。

しかし、音が立っていなくてつぶれたり寝ていたりするものと、凛と立っている音とは明らかに違います。これを、生徒たちにどうやって説明していけばいいのか・・・。

自分でその違いをやって見せればいいんですけど、なかなか丸っこく立たせるのは、難しい。表面張力の、張力が崩れる寸前のプワ~とお水が横に流れず、手を取り合って立ってるような音。そんな音を自由自在に操れるようになるとどんなに気持ちがいいでしょう! さ、耳を澄まして今日もピアノに向かいましょう。


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