ピアノの音色 (愛野由美子のブログです)

クラシックピアノのレッスンと演奏活動を行っています。ちょっとした息抜きにどうぞお立ち寄り下さいませ。

早目の部分練習

2010年12月14日 | レッスンメモ
世の中、風邪が流行っています。この季節になると、早目の対策、「早めにパブロン」などの宣伝が目立ちます。(パブロンのまわしものではありませんが)

さて、ピアノの話です。新しい曲や、久々に引っ張り出す曲について、早目の対策がとても有効なので、そのことについてお話しします。譜読みをしながら曲を進めて行くと必ずといっていいほど、二つの種類の場所に遭遇します。一つは、初見でもすんなり弾ける簡単なところ、あるいは単純な音の並びのところ。もう一つは、単純そうなのになんだか指がしっくりいかなかったり、音数がたくさんでスムーズに弾けず、詰まってしまったりして、音数をしっかり読むのに時間がかかるところです。

この後者を、できるだけ早く見つけて、それをほっとかずに、すぐに部分練習して他のところと同じ状態にもっていっておくことが大切です。これが出来ているかどうかで、後になって仕上げの苦労が全然違ってきます。弾けないところを残しながら、「あとでやろうっと」と言う感じで、何回も通し練習をしていると、そこにくるとつっかえながら弾くということが定着してしまいます。だから、できるだけ早く、少しでも「あやしいな?」と思ったくらいの段階で、確実に頭と指の整理をしておきましょう。

病気もそうですよね。まめに健診を受けて、とにかく早期発見、早期治療。これが一番大切だと思います。ピアノの練習もそれと似たところがあるのです。もっと言うと、毎日の生活が「ちょっと後で」「今日ではなくて明日やるから」ではいけないんでしょうね。そのくせがあると、どうしてもピアノのスタイルにもでてしまいます。これは、自分自身への言葉でもあります。

なんだか今朝はのどが痛くて、ちょっと風邪気味。早めに薬飲まなきゃ!

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