先日、小学生の生徒がレッスンにやってきたときのことです。椅子に座るとすぐに、「先生、僕がこの曲を弾いたら、先生は『ハイ、いいでしょう。素晴らしい!』と言って合格にしてくれると思うよ。」と、自信満々に言うのです。たしかに、上手に弾けて、最後のフレーズも丁寧に弾けて、弾き終わったあと、余韻まで楽しんで、ちらっと横目で私の顔をうかがいます。もう、そのかわいいことったらありません。
「ハイ、本当によかったよ。よく練習してきたんだね。えらい!」と、うんと褒めて一か所だけ惜しいと思ったところを注意し、「ここを直せば、もっとすごいよ。やってみようか」ともっていきました。もちろん、すぐに直すことができて、めでたく合格しました。こんなに自信があるくらい一生懸命やってくれると、生徒も先生も本当に実り多い楽しいレッスンになりますね。
ところで、その生徒は、以前から時々、学校の事やお友達のお話しをてくれてる生徒でした。時にはお友達とトラブルになって悲しい思いをしたり、先生に怒られたりすることまで話してくれます。叱られるのはいつもその生徒なのですが、彼には彼なりの理由が必ずあるんですね。だからその説明を誰かに聞いて欲しいのでしょう。もちろん、私は「ふむふむ」と気の済むまで聞いてあげます。
その生徒が、先日の自信満々のレッスンの後で嬉しい報告をしてくれました。このあいだ学校で、みんなの前で、ちょっとピアノを弾く機会があったんだそうです。そしたら「いつもこわい担任の先生が、『ピアノうまいなあ。びっくりしたよ』と言ってにこ~~っとしてくれた」と、本当に嬉しそうに言うんです。この「にこ~」のところ、かなり長い時間伸ばして言うのです。「にこ~~~~」って感じで、先生の「にこ~」と、それを今報告している自分の「にこ~」が合体しちゃってるんですね(笑) クラスのみんなの前で先生にピアノを褒められて、本当に大きな自信になったようです。ピアノのおかげでその生徒にとって学校がもっと楽しくなったみたいです。これを機にますます一生懸命練習して、もっと上手になって、もっとみんなを驚かせてくれることを楽しみにしたいと思います!!
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その生徒が、先日の自信満々のレッスンの後で嬉しい報告をしてくれました。このあいだ学校で、みんなの前で、ちょっとピアノを弾く機会があったんだそうです。そしたら「いつもこわい担任の先生が、『ピアノうまいなあ。びっくりしたよ』と言ってにこ~~っとしてくれた」と、本当に嬉しそうに言うんです。この「にこ~」のところ、かなり長い時間伸ばして言うのです。「にこ~~~~」って感じで、先生の「にこ~」と、それを今報告している自分の「にこ~」が合体しちゃってるんですね(笑) クラスのみんなの前で先生にピアノを褒められて、本当に大きな自信になったようです。ピアノのおかげでその生徒にとって学校がもっと楽しくなったみたいです。これを機にますます一生懸命練習して、もっと上手になって、もっとみんなを驚かせてくれることを楽しみにしたいと思います!!
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