Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

大司教区からのお達し

2020-06-21 | 生活
ドルトムントから帰って来た。ミュンヘンよりは30㎞ほど近い。日曜日の午前中に出たからからかスムーズに走れた。途上のザウワーランド地方でアウトバーンから降りて、山の中を走った。用を足すにも金を払ってマスクをするぐらいなら森を探した。

朝食をテラスで存分に摂ったのでまた100㎞も進んでいない所なのでピクニックには早かったが、偶々湖の標識を見たので、出かけてみた。流石に日曜日で水泳やウォータースポーツに沢山の人が集まりだしていた。

ドルトムント市街地もそうだが郊外地に行っても人が多いと思うのは矢張りルール工業地帯ならではだ。湖の形は嫌に長くて細いところもあるので帰宅後に調べてみると谷をとめた貯水池ダム湖と分かった。二千五百人の沢山の村が沈んだと書いてある。ルール地帯の水瓶のようだ。

泊まった宿は大司教区のアカデミーハウスだった。だからセミナーらしきも入っておらず、空いていて気持ちよかった。山影にあるのも気持ちよかった。ドルトムント市内にも近く、空港にも近い。興味深かったのは、その大司教区パーダーボルンで、ケルンにも遠くない。なぜそこが大司教区になっているのかは知らないのだが歴史だけでなく信者数が多いに違いない。

宿泊施設のオーナであるから当然かもしれないけれど、コロナに対する方針がお達しとして渡されていて、なるほどそういう新たな日常などは信者にしてみれば信心でしかないかもしれない。なるほど日本などで自粛でも同じような生活態度が期待されるというのは信心である。

朝食は空いているという事とそもそもが研修所のセルフサーヴィスという事でストレスなく上手に行えた。キッチンも改修中という事で、フランスやそれを真似した東横チェーンのようにレセプションの横に設置してあって、そこに向かうと人がやって来て、好きな分を上手く都合してくれる。要するに通常のセルフのレストランに近い。そこからテラスに向かうか、室内かへと自分で運ぶ。トレーを戻して終わりだ。内容は充実していた。

その他も人が少ないこともあってストレスが無くて、通常のホテルでは割りが合わないパーソナルと客数の関係だった。同種の宿泊施設はフランスでも宿泊したことがあるが、多くは共同部屋だった。ここはセミナー向きなので個室ばかりの感じである。

今回はコロナ後に初めての宿泊という事で手探り状態であったが、面倒なのは室内マスクというそれだ。外食も始めだったが、入り口出口の規制と動く時はマスクというのがやはり面倒だ。冬は色々な方法があるが、夏は矢張り鬱陶しだけなので、幾ら慣れても経済への影響は決して少なくないと思われる。



参照:
彼方の閃光を目指して 2019-09-09 | 生活
南仏か、高地ドイツか 2018-10-05 | アウトドーア・環境
コメント
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