名古屋から発するブログつぶて・凡人のひとりごと

身の回り、世間のできごとをを日記風に記す(紙つぶてならぬブログつぶて)。

民主党代表選 菅氏再選

2010-09-15 09:11:40 | Weblog
2010.9.15(水)
 2週間にわたって繰り広げられた民主党の代表選挙は昨日、民主党の臨時党大会で投開票が行われ、管直人首相が小沢一郎氏を大差で破り、再選された。
 菅氏は1222ポイントのうち721ポイントを獲得したのに対し、小沢氏は491ポイントにとどまった。ただ国会議員票では菅氏412ポイントに対し、小沢氏は400ポイントと拮抗し、議員数ではわずか6人の小差である。
 結果はマスコミのほぼ予想通りである。菅氏は再選はされたが、『政治と金の問題を抱える小沢氏よりはまし』『3ヵ月で首相が変わるのはみっともない』という消極的なサポーター(国民)感情による選択の結果であることが大きい。
 菅氏の今後の道のりは厳しい。見かけは大差で勝ったとはいえ菅氏の党内基盤は弱い。『脱小沢』で勝ったようなものだが、半数に近い小沢支持の国会議員票を考えると党役員人事と内閣改造をどう乗り切るかすら険しい壁である。
 もちろん、景気雇用、深刻な財源不足、マニフェスト、消費税問題、普天間問題など困難な政策課題の先は見えない中、ねじれの国会運営はさらに厳しさを増す。
 なかでも菅氏が米軍普天間飛行場の移設問題を、名護市辺野古に移設する日米合意に沿って解決する立場に立っていることから、その見直しを掲げる小沢氏を沖縄の党員支持者らは強く推していた。 
 今月12日に行われた名護市会議員選挙では移設反対派が圧勝したばかりである。さらに11月28日に行われる沖縄県知事選挙で県内移設反対派が県内容認派の現仲井真知事を破るようなことにでもなれば、菅首相は確実に行き詰る。
 第二期菅内閣ははたしていつまで持つかが菅氏再選にあたっての心配事である。