名古屋から発するブログつぶて・凡人のひとりごと

身の回り、世間のできごとをを日記風に記す(紙つぶてならぬブログつぶて)。

民主代表選 早過ぎた小沢さんの立候補

2010-09-01 20:49:56 | Weblog
2010.9.1(水)
 民主党の代表選は菅首相ですっきりいくものと思われていたが、鳩山前首相の小沢さん担ぎ出しが何となく実を結んで、菅・小沢の一騎打ちが確定してしまった。
 菅首相は就任2か月余りでまだ何もしていない。何もしないうちに円高、株安が急速に進み、せっかく実りかけた景気回復の兆しに暗雲をもたらして、国民の民主党に対する期待はますますしぼんだ。
 そんなときに民主党内のトップ争いが始まってしまったのだから、いったい日本の政治は、景気は、普天間は、などなどますます先が見えない。
 それにしても、この時に小沢さんの立候補表明は全く国民感情からかけ離れているとしかいいようがない。政治と金との係わり方でこれほど忌み嫌われている人はいないという状況の中で、なおこの時期に、党内で小沢さんを担ぐ人が大勢いるという時勢の読めない感度の悪さにはただ驚くほかない。
 小沢さんの公約は、マニフェストの実行であり、普天間の再検討などその主張は一貫しており筋も通っている。財源問題はあるにせよ、その指導力と実行力を期待する声があることも事実だ。
 だが、小沢さんの出番は今ではないだろう。菅首相は沖縄県民の硬い意思を理解できず、いまだに「日米合意を踏まえて取り組む」としている普天間問題でいずれ失脚する。なぜそのときまで待てないのか。
 小沢さんはいまや68歳。もう後がなく、待てないとの焦りがあるのであろうか。しかし、この立候補がもとで政治生命を失う危険もある。今は決して小沢さんの出番ではない。
 凡人の浅はかな恨み節である。