2009.2.12
70か所ある『かんぽの宿』の2007年度の個別収支が明らかになった。このうち、黒字と収支トントンの施設は12か所に過ぎない。儲け頭は兵庫の「有馬」で126百万円の黒字。次が同じく兵庫の「赤穂」60百万円、滋賀「彦根」52百万円、千葉「旭」43百万円の黒字と続いている。近くでは三重県の「鳥羽」が11百万円の黒字を計上している。
一方赤字施設は58か所(ただし3か所は休館)に上っており、赤字幅は1百万円から2億5千万円にわたっている。
赤字が一番大きいのは、さいたま市の「ラフレさいたま」が経常赤字258百万円、次いで北海道の「小樽」と沖縄県の「那覇」が同額の124百万円の赤字となっている。
愛知県の「三ヶ根」は37百万円、「知多美浜」は12百万円、静岡県の「浜名湖三ケ日」は2百万円、岐阜県の「恵那」は9百万円、「岐阜羽島」は24百万円のそれぞれ赤字となっている。
全体をよく見てみると、どうにもならないところと、努力して運営の効率化を図れば黒字化が見込める施設もいくつかある。
鳩山邦夫総務相も『赤字が出ない料金設定とか、黒字化の努力をしていくべきだ』と強調している。
今回、これら70箇所の2007年度の赤字額の累計は約16億円に達していることが明らかになった。しかし、だからといって2400億円もかけて造ったこれら施設をたった100億円あまりで売ってしまうというのも、鳩山総務相の言うとおり性急過ぎると言わざるを得ない。簡保資金といういわば国民からの預かり金を投げ捨てるような扱いは納得しがたい。勿論、赤字を垂れ流していくのも容認できない。
こうした事態を招いた者たちが、知恵を絞って、少なくとも最少の損失に抑えるような努力が必要である。それだけの責任があることの認識ぐらいは持ってもらわなければ、国民は納得しない。
70か所ある『かんぽの宿』の2007年度の個別収支が明らかになった。このうち、黒字と収支トントンの施設は12か所に過ぎない。儲け頭は兵庫の「有馬」で126百万円の黒字。次が同じく兵庫の「赤穂」60百万円、滋賀「彦根」52百万円、千葉「旭」43百万円の黒字と続いている。近くでは三重県の「鳥羽」が11百万円の黒字を計上している。
一方赤字施設は58か所(ただし3か所は休館)に上っており、赤字幅は1百万円から2億5千万円にわたっている。
赤字が一番大きいのは、さいたま市の「ラフレさいたま」が経常赤字258百万円、次いで北海道の「小樽」と沖縄県の「那覇」が同額の124百万円の赤字となっている。
愛知県の「三ヶ根」は37百万円、「知多美浜」は12百万円、静岡県の「浜名湖三ケ日」は2百万円、岐阜県の「恵那」は9百万円、「岐阜羽島」は24百万円のそれぞれ赤字となっている。
全体をよく見てみると、どうにもならないところと、努力して運営の効率化を図れば黒字化が見込める施設もいくつかある。
鳩山邦夫総務相も『赤字が出ない料金設定とか、黒字化の努力をしていくべきだ』と強調している。
今回、これら70箇所の2007年度の赤字額の累計は約16億円に達していることが明らかになった。しかし、だからといって2400億円もかけて造ったこれら施設をたった100億円あまりで売ってしまうというのも、鳩山総務相の言うとおり性急過ぎると言わざるを得ない。簡保資金といういわば国民からの預かり金を投げ捨てるような扱いは納得しがたい。勿論、赤字を垂れ流していくのも容認できない。
こうした事態を招いた者たちが、知恵を絞って、少なくとも最少の損失に抑えるような努力が必要である。それだけの責任があることの認識ぐらいは持ってもらわなければ、国民は納得しない。