名古屋から発するブログつぶて・凡人のひとりごと

身の回り、世間のできごとをを日記風に記す(紙つぶてならぬブログつぶて)。

ものすごいオーストラリアの山火事

2009-02-10 06:07:22 | Weblog
2009.2.10
 今月の7日に発生したオーストラリア南東部ビクトリア州の山火事はその後も広がりをみせ、死者130人以上、焼失家屋750棟以上と伝えられている。
 豪ABC放送などによると、7日に数か所で発生した火災は、州都メルボルン北部の山間部や原野のほか市街地にも広がり、東京都の1.5倍に当たる3500平方キロ以上を消失、町や集落が炎にのみ込まれ、ほぼ全焼した地域もあると伝えている。すでに75人死亡、3000棟以上が焼失した1973年の被害を超えた。
 オーストラリアでは、このところ40度以上の高温が続き、今月の7日には46.8度にも達した。また、雨が降らず5%以下という乾燥湿度と強風が重なって被害が拡大しているという。一方で赤道に近い緯度の低い地域では豪雨が続いて、水の被害も出ているとも伝えられる。
 日本の25倍ともいわれるオーストラリアはさすがに広く、被害もスケールが大きいということを実感させられる。人間の命や家屋の被害もさりながら、この火災で多くの動物たちも逃げ場を失っているのであろう。かつてメルボルンを訪れたことがあるが、森には野生のコアラが沢山いた。彼らも被害を受けているに違いない。今回の火災の一部は放火が原因とされているが、人間の愚かな行為が自然の生き物にも大きな影響を与えていることを思い知るべきである。