田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

可憐な青い花、イヌフグリは西洋では「天の瞳」  麻屋与志夫

2015-03-14 09:57:13 | ブログ
3月14日 土曜日

●都会ではあまり見かけなくなった。

わが街ではいたるところに咲いている。

●「イヌフグリ」少女には名前の由来は教えにくい。

でもこの可憐な花はいかにも早春の野辺にふさわしい。

道の辺に、

裏路地に、

となりの空き地に、

そしてささやかなわが家の狭小庭園にも咲いている。

●「ことしも春が来ましたよ。春ですよ。春ですよ」

と早春の大地に薄紫の小さな花を開花させる。

コバルトブルーの星くずをまきちらしたようだ。

天と地をひっくりかえせば、

星の瞳といわれる西洋のネーミングもよくわかる。

どうしてこの花に対して、

こうもつけられた名前が、

それこそ天地がヒックリカエッタほどの差があるのだろうか。

このアドケナイ花に対して日本名は失礼な気がする。

でも、

これは花ではなくて、

その実の形体からきている名前だから許してあげてもいい。

●このところ根をつめて仕事をしている。

思うような小説が書けていない。

ストーリーがうまく展開しない。

疲れ果てて、外に出る。

薔薇にも桜にもまだほど遠い。

イヌフグリだけがカレンな花を咲かせ、

わたしの目を楽しませてくれる。

●「春はかならずめぐってくる。あせることはないわよ」

と慰めてくれているようだ。

●そういえば、この花の花言葉は「信頼。女性の誠実」

●イヌフグリの慰めの言葉を信頼している。

誠実な女性を妻としている幸福をしみじみと感じている。

そしてただただ書きつづけている。

でもいくらなんでも幸運の女神に、

そろそろほほ笑んでもらわないと、

「オイラが幾つになるのか、おわかりですか」

と天を仰ぎたくなるきょうこのごろだ。

作者注 でも、この花はオオイヌノフグリだそうだ。


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