田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

日光例弊使街道の旅  麻屋与志夫

2009-12-14 11:17:57 | Weblog
12月14日 月曜日

●日本ロマンチック街道の終点の地はここ鹿沼、宇都宮地区だ。
街道はわが家の前をとおっている。地元の住民はその名前や由来さえ知らない。

●息子はロマンチック街道の出発の町信州の上田のムスメさんと結婚した。

●ロマンチックですよね。わたしにNHK朝ドラを書く能力があればすばらしい恋愛ドラマがかけるのになぁ。と……いつも悔やんでいる。

●そしてこの街道を遡ると、町のはずれに御成橋が清流黒川にかかっている。むかしはもっと風格のあった鉄骨のピアのある橋だった。まあそれはさておき、橋をわたるとすぐに日光例弊使の杉並木となる。日光の杉並木はもうひとつ宇都宮から今市にいたるものもある。

●それでこちらは、日光例弊使街道杉並木といわれている。日光の杉並木が二か所あるというのは意外と知られていない。

●この街道をてくてく歩いて行くと板橋宿に出る。曽良の随行日記にもその名がのっている。そしてここの寺の出身といわれている日光の円蔵の出た場所だ。どういう経緯で円蔵が国定忠治の参謀になったのか知っている方がいたら教えてください。

●そしてさらに歩くと、先日来書いている今市の水車公園の脇の旧街道にでる。こ
こは歩行者専用道路になっているのがありがたい。とまあ、こういう行程だ。

●なにもない。歌枕も有名な神社仏閣もない。ほとんど手つかずの、寒村が点在している。自動車道路だけはみごとにはしっているが、村落はむかしの名残をのこしている。

●杉並木を仰ぎみたり、その巨木の幹に手をあてて、「おまえさん、いろんなこの世の移り変わりをみてきたのだろうな」などと話しかけながら歩くのをわたしは唯一の楽しみとしている。

●でももう水車公園までは鹿沼から歩けないだろうな。いや、そうでもないか。行きは歩き、帰りは東武電車にのる。それならまだイケルかもしれないな。

●土曜日には上野界隈を歩き菊坂のほうまで歩いた。のべ29000歩だった。

●この週末には霧降高原を予定している。なん歩くらいになるだろうか。

●長生きしたかったら体には散歩。頭には文章を書くこと。ボケてなどいられない。

●そしてカミサンの話。若松河田の改札で呼び止められた。わたしがシルバーパスをみせるのが曖昧だった。カミサンが年を疑われた。とてもその年には見えないのだ。改札の駅員は恨めしそうに、年を疑った不明をわびていた。カミサンは意気揚々。「わたしいくつにみられたのかしら」年の差婚とみられたことには間違いない。

●ソノカミサンのブログもぜひご愛読ください。奥様はバンパイアのモデルのmima
の薔薇ブログです。

     クリスチャンディオール  
       
 
               pictured by 「猫と亭主とわたし





●私事ですが、「星の砂」に「初恋の白いバラ」を載せました。そちらもぜひお読みください。

      




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降臨ベルゼブブ/奥様はバンパイァ 麻屋与志夫

2009-12-14 07:41:58 | Weblog
奥様はバンパイァ 96

○洞窟を模した部屋の壁。

その箇所だけにプラスチックパネルのような絵が掛っている。

和紙に画いた絵巻にプラスチックのおおいをかけたのか? 

どうやら、鏝絵、フレスコ画らしい。

○内装をするときに同時に画きあげたのだろう。

画題は古い。絵は新しい。

○部屋そのものが戦慄していた。

大量殺戮だ。ホロコーストだ。

戦場のときの声がする。

死臭まで漂ってきた。

るいるいと色白の死体があちこちに倒れている。

重なる死体の、その中央に。

白人金髪の美女が無念の形相で宙空を見上げている。

体には矢がつきたっている。

○「玉藻の前、わたしたちのご先祖様。白面金毛とはこういうことだったのよ。九

尾の狐とはアレゴリーなのよ」とMが思いつめたように解説する。

○玉藻の体からは。

血しぶきとも、オーラともとれる線条のものが九本とびちっていた。


○天使の羽根のようにもみえる。

断末魔の苦しみ。

玉藻は天の薔薇園にもどろうとしている。

Mにはそう解説をつづけた。

○そして、玉藻の襟足に一匹の蠅がとまっていた。

死体の腐臭につられて蝿かよってきたのか?

いやちがうだろう。

○Mは神代寺の父に教えてもらっていた。

神の庭園の薔薇の棘に蝿が止まっていた。

それをつまもうとして、排除しようとして誤って棘をさした。

傷口に蝿に卵でもうえつけられて蛆がわいたらたいへんだ。

あわてて傷を吸い唾を吐いて自己治療をした。

○それを血を吸っていた。

と神にチクッタものがいた。

それがベルゼブブだ。

○拍手がわいた。

○「ああ、よくできました。さすがです。吸美族の中にあっても記憶力の天才。古

代史通といわれるmimaです」

○ベルゼブブが部屋の中央に出現した。



●私事ですが、「星の砂」に「初恋の白いバラ」を載せました。そちらもぜひお読みください。
 


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