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北陸新幹線に乗ってきました その4 万葉線

2015年05月10日 | 鉄道
北陸新幹線に乗ってきました その4 万葉線

 4月24日(金)夕刻、北陸新幹線を途中下車し、一度富山駅前に出て、富山地方鉄道の市内線の延伸部を観察する。北陸新幹線開通前までは、東から来た複線線路(本線・南富山駅前方面から)は富山駅前停留所で南(支線・県庁前・大学前方面)に90度曲っていた。新幹線開通時に東からと南からの両方から駅に向かって線路を新設して、電車はどちらから来ても頭から駅に突っ込む形になった。これが新しい富山駅前で、以前の曲がり角にあった停留所は「富山駅・エスタ前駅」と改称した。電車は東から来ても南から来ても、方向転換して出ていく。南から来る電車は、すべて方向転換後東に向かうが、東から来た電車の一部は駅前が終点で、また東に戻って行く。乗客は東行と南行の二つのホームで待ち、入ってくる電車は行先別に振り分けられて入線する。また、終点となる電車は乗客を全て降ろすが、それ以外は乗ったままで来た路線でない方に進む。線路はすべて複線。
 案内所でそのあたりを聞いたら、案内嬢が「朝一便だけ駅に入らないでそのまま曲って行く便があります。」とのこと。当方が鉄道マニアであると見抜いての回答らしいが、なかなかよく分っておられる。これらのことを調べてから、地鉄駅ビルに向かい、富山地鉄発行のICカード「エコマイカ」を購入。窓口嬢が「二種類のデザインがありますよ。」とこれまた当方の趣味を見抜いたような言葉。そう言われると二枚とも買うしかない。

11 富山地方鉄道のICカードエコマイカ二種類

 富山駅に戻って、1807発の「あいの風とやま鉄道」に乗車。この会社の電車には初乗車だが、私は経営会社の変更は初乗りとは関係ないことにしている。通勤帰りの客で満席。20分で高岡駅に到着。北口の万葉鉄道高岡線乗車場に急ぐ。万葉線は、一年前に駅前(北口)までだった路線を駅の下に延伸した。私はそれまで「全国鉄道乗車済み」だったのに、100メートルだけの未乗車区間をかかえてしまったのだ。今日はその部分を乗車する。

12 万葉線高岡駅 2015.4.24
 駅下のきれいなホームから乗車。写真は終点側から撮ってあり、前方で右に曲ってビルから出て路面に。二区間だけ乗って末広町駅で下車。時刻は1830。この日の富山地方の日没は1833頃だから、「昼間」のうちに乗ることができた。すぐに反対側の安全地帯に移動して上り電車を待つ。5分程で来た電車に乗ろうと、乗車位置で待つが、前扉から降車客が降りる間ちっとも後扉の乗車扉が開かない。開かないまま動き出してしまったので、車体を軽く叩いたら、気づいたらしく停車。まあ、ここから乗る人が少ないのも分からないでもないが、ちょっとひどい。

13 帰りに乗った電車 2015.4.24

 高岡からの帰りは空席があって座って富山へ。「あいの風とやま鉄道」はICカードが使用できるが、改札前のポストにタッチする形態で、自動改札機にはなっていない。富山駅も同様である。利用できるカードはICOCAが主で、それゆえスイカなども使えるが、地鉄のエコマイカやライトレールのパスカは使えない。富山駅は未完成で、地平にあった在来線を一つずつ高架化している途中らしい。だから各ホームへ行く通路もややこしい。全部が完成した時には改札も自動化するのだろう。その時にはこれらICカードを共用できるようにして欲しい。新幹線の開通に伴うJR第三セクター化で、地元の方の使用が改善されないなんておかしい。
 富山駅前に出て、Aビジネスホテルへ。よく調べなかった私が悪いのだが「富山駅前店」の名にだまされてネットで予約したが、ずいぶん遠い所にある。ホテルに荷物を置いて夕食に。また10分近く歩かねば、と思っていたら、ホテルに市内線の乗車券がサービスとして置いてあったのでそれを利用した。地鉄ビル前から駅の方向転換を経て新富町まで乗るつもりだったが、駅止まりの電車に乗ってしまったので、駅で下車。食事の帰りは新富町で乗車して、地鉄ビルまで乗車。

14 路面電車などの利用券
(つづく)


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