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私の使った切符 その134 国鉄切符の地紋

2020年12月19日 | 鉄道
私の使った切符 その134 国鉄切符の地紋

 周遊券などの薄い紙の切符にも同じ青い地紋が使われている。

353 周遊券の地紋 1966.3.2

 薄い紙の切符の青い地紋は、周遊券の他、手書きの乗車券や、車内販売の急行券などに使われた。硬券がなくなってからも長期間見られ、最後の日付は1987.8.30の北九州発鳥取・浜坂周遊券。民営化から4か月も経っているが平気で使われている。券面には「区間内の国鉄全線」とか「日本国有鉄道」という文言が訂正もなく記されている。

354 長門本山の切符 1984.1.12

 普通サイズの切符だが、硬券ではなく、もちろん磁気券でもない。小野田線の枝線の終点で買ったもので、周りの切り取り線も違和感がある。
 長門本山のへんなものを入れて、硬券でない青の地紋の国鉄切符は53枚(15.0%)ある

355 赤い地紋の硬券 1966.8.8 急行券

 次は、同じデザインだが赤橙色のもの。民営化の前10年くらいには、赤い硬券が主に使われていた。私の切符には39枚の硬券(赤)(11.1%)がある。種類は近距離乗車券と急行券。最後の一枚は1987.8.30の若桜駅から180円の乗車券。これまた民営化以後だが、地紋は「こくてつ」でも、「西日本会社線」との印字(加刷?)がある。

356 赤い地紋の青春18きっぷ 1984.12.22

 赤い国鉄地紋は、硬券以外にも使われた。車内発売の自由席特急券、車内の補充乗車券があるが、数は少なく、7枚にすぎない。色も多少バリエーシンがあって、桃色に近い「青春18きっぷ」や橙を帯びた車内補充券などがある。

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