OK元学芸員のこだわりデータファイル

最近の旅行記録とともに、以前訪れた場所の写真などを紹介し、見つけた面白いもの・鉄道・化石などについて記します。

第2回福岡ミネラルショー

2015年05月09日 | 今日このごろ
第2回福岡ミネラルショー

8日(金)福岡ミネラルショーに行ってきた。昨年11月7日から9日に初開催されたときにも行ってきた。近くで開催されるショーなので期待していたが、今回も化石が少なくて残念だった。第3回が開催されても行かない可能性が高い。

第2回福岡ミネラルショー会場 2015.5.08

 化石はどこにもあるようなマダガスカルのアンモナイトなどで、珍しいものは数個しかなかった。

ウミユリ 2015.5.08

 モロッコの業者さんの了解で撮影したウミユリの化石。左上のは根ではなくて、キャリックスが海底に落ちて椿の落花を伏せたようになった化石。実は、地層の上下はわからないが、上向きなら均等に広がらないだろうから、こちらが上面かな?ウミユリの腕の本数が明瞭にわかる化石は初めて見た。お店の人は、こちらが値段を聞く前から「1万円でいいよ」とおっしゃった。もう少し値切れるのかなと思ったが、値切ったらそれなりの責任が生ずるから言わなかった。
 多くの化石のラベルが完全ではない。産地が書いてなかったり、ひどいのになるとお店の人に聞いても産地を知らないなどと平気で言う。

化石のブース 2015.5.08

 一種類だけ購入したのが、珪質ノジュールであるが、これも産地が分らないという。店の主人が近くにいた同業者に聞いてくれたが、「スペイン産ではないか」とのこと。


購入したノジュール スケールは5センチ

 これは、珪藻土などの中にできるノジュールで、日本では能登の「こぶり石」または「仏石」が有名。買ったのは外国産で、スペイン・モロッコ・マダガスカルなどに同様のものを産する。カナダのはすこし灰色なので違うだろう。スペイン産のは表面の溝が明瞭でないのが多いようだ。そうするとモロッコ辺りかな。成分は珪酸で、非晶質である。ネットではオパールとか玉髄としているのもある。Flintとするのがいいかな。
 外国産なのに「こぶり石」というのも変だから、どう呼んだらいいのだろうか。Fairy stoneというかFlint noduleというか、もっともらしくMeniliteとするか。地質時代は、「ノジュールの年代」というのは、地層の年代かノジュールのできた年代か。どっちにしても分からない。能登のは中新世となっているようだ。
 5月はつづけて二回も産地不詳のノジュールを買ってしまった。やっぱり次回の池袋ショーに期待するしかないかな。


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2 コメント

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ミネラルショー (クロちゃん)
2015-05-09 14:17:50
こんにちは。携帯からの投稿です。先生行かれたのですね。私は明日行こうと思っています。期待はしていませんが、やはり化石は少ないのですね。
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残念ながら (OK)
2015-05-09 16:30:25
化石はあまり出ていません。それに記事にも書きましたが、データが貧弱なのが非常に残念です。私の場合、往復3000円ほどかかるのですが、それで1000円の買い物だけというのも、自分ながらいかがなものかと思いますね。
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