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最近の旅行記録とともに、以前訪れた場所の写真などを紹介し、見つけた面白いもの・鉄道・化石などについて記します。

最後の蒸気機関車たち その14 1970

2012年06月12日 | 最後の蒸気機関車
最後の蒸気機関車たち その14 1970

少々トラブルがあってアップが一日遅れた。

釧網本線の蒸気機関車牽引の普通列車で網走へ。


069N 釧網本線普通列車 1970.6.23

普通列車は貨車を連結した混合列車。車内にはだるまストーブが残っていた。


070N 石北本線 1970.6.23 C58?


071N 羽幌線築別駅 1970.6.24 D61-6 + D61-4

D61型は最後に製作された型式で、D51を改造して造られた。6両だけしか製作されなかった。1975年6月に写真の4号機を最後として廃車(動輪だけが苗穂のJR工場に保管されている。)。3号機は1973年4月に廃車された後、留萌で静態保存されている。
蒸気機関車写真はあちこちで撮影しているが、とくに事前の調査も無いようで、車内からの撮影が多い。
次の写真は、天北線小頓別駅で撮影したもの。車両とバスの間にある錆びた駅名標に「しょうとんべつ」の文字が読める。歌登町営歌登線のもので、同線はこの年10月に運行を停止した(1971年廃止)ので、この時はまだ動いていたはずだが、このディーゼル車両は、番号も行き先標も無く、営業中のものには見えない。すでに保存状態だったのだろうか。軌間762mmのナローゲージで、現在ディーゼル機関車の保存があるようだが、客車はどこにも保存されていないようだ。貴重な写真かも知れない。


072 天北線小頓別駅 1970.6.25 歌登町営歌登線


073N 上の写真の駅名標の拡大:画像処理してある。

歌登町営歌登線は、小頓別・歌登間16.2km。これには乗る機会がなかった。下は駅名標を見やすく加工した写真。駅名標には上に「しょうとんべつ」中段に「小頓別」下段左は空欄、右はおそらく「けとべつ」。参考書によると、始発小頓別駅と毛登別駅との間に吉田駅があるはずだが、吉田駅はキロ数の設定の無い扱い。この線には当時11の駅があったが、その内5つの駅(小頓別・毛登別・上幌別・中央・歌登)にキロ数の設定があり、他の駅は臨時駅扱いで距離設定が無かった。バスは宗谷バスで、行き先は「枝幸」だろう。

登場蒸機 C58(写真070?)D61(写真071)

2020.6.05 写真を入れ替えた。番号の後に「N」が付いているのが改善した写真。

Trivial database of a retired curator, OK.
The last steam locomotives in Japan. No. 14 (1970)
069-070: On a local train, Semmo line, Hokkaido
071 Haboro line†, Chikubetsu Station†, Hokkaido.
072-073: Utanobori line (municipal) †, Shotombetsu Station†, Hokkaido.


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