音楽の大福帳

Yoko Nakamura, 作曲家・中村洋子から、音楽を愛する皆さまへ

■ドビュッシーは、 シンフォニア 14番から何を学び、ベルガマスク組曲を完成させたか?■

2012-01-23 02:11:21 | ■私のアナリーゼ講座■

■ 第 14回  インヴェンション・アナリーゼ講座 のお知らせ ■
~ドビュッシーは、 シンフォニア 14番から、何を学びとり、長い年月をかけ、≪ ベルガマスク組曲 ≫ を完成させたか?~

                                    2012.  1.  23        中村洋子

 


 
★横浜での 「 インヴェンション講座 」 も、あと 2回となりました。

最終曲から一つ前の 14番は、インヴェンション全体を総括する、

重要な曲といえます。

 

★≪ インヴェンション 14番≫は、冒頭にある 3小節の長いテーマを、

どのように、緊張感を保ちながら演奏するか、

それが「要」といえます。

この3小節のテーマには、一体どのような和声が、

内包されているのでしょうか。

 

★ ≪ シンフォニア 14番 ≫ は、フーガのエッセンスを学べる曲です。

前半は、フーガの提示部として、例えようもない美しさ。

後半は、充実した 「 ストレッタ 」 が、展開されます。

「 ストレッタ 」 は、 “ フーガの華 ” といえます。

この点についても、分かりやすくご説明いたします。

 

 

★ ドビュッシー と インヴェンションは、

 全く、無関係のように思われますが、ドビュッシー の特徴的な和音は、

実は、 Bach の和声に多くを負っています。 


それを、 ≪ ベルガマスク組曲 ≫ を例に、

シンフォニア 14番から、何を学びとり、

長い年月をかけて完成させたか、解き明かします。


同様のことは、モーリス・ラヴェルについてもいえます。

 

★ インヴェンション&シンフォニアは、汲めども尽きない泉です。

曲の構成を詳しく理解することによって、

バッハを弾くことがさらに喜びに満ちたものとなり、

自信をもって弾くことが可能になります。

 

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■日時 : 2月 20日 ( 月 )午前 10時 ~ 12時 30分

■会場  : カワイミュージックスクール みなとみらい 

■会費 : 3,000円  ( 要予約 )

■講師 : 中村洋子

連絡先 :Tel.045-261-7323 横浜事務所

     Tel.045-227-1051 みなとみらい直通

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■第 15回は、3月 18日(日) 午後 2時 ~ 4時 30分
     インヴェンション&シンフォニア 第 15番 ロ短調

~インヴェンションの一部から、誰でも exercise を

作ることができます。各校訂版の長短所と、その効率的使い方~

 

 

                    ※copyright © Yoko Nakamura
▼▲▽△無断での転載、引用は固くお断りいたします▽△▼▲

 

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