のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

面白いことどこまでも行ってみる

2012年03月07日 | アグリママ
若き日のように面白いことを探しにどこまでも行ってみる
子育てを終えたわが家の母は
毎日こんなことを考えているようで楽しそうです

年に一度の「国際食品・飲料展」に出かけてきました

アジア最大級の食品・飲料専門展示会と銘打っているとおり
メッセ展示場の1ホールから8ホールまで全部を使った大掛かりな展示会
半分以上が海外からの出展や輸入食品のコーナーで
中国 台湾 韓国 米国 イタリア スペインといった馴染みの国々はもとより
JETROを通じてブルキナファソとかバヌアツとかモルドバなどからも出展

人気は試食・試飲コーナー
ナッツをつまんではワインをいただいて
お茶で口の中をリセットしてまた次のお国へなんて
悠長なバイヤーさんもいたようないないような
赤い顔してベンチで休んでいる方もいましたので
当たらずとも遠からずかもしれません

世界の食品の飲み放題・食べ放題の展示会ですが目的は商談会
業界の名刺2枚と招待状のない場合 入場料がかかりますのであしからず

目当てはほぼ一ホール分を占める「全国食品博」
全国の特産品や地域起こし産品を売り込もうという展示コーナーです
それぞれ自慢の地元産品の野菜・果物や加工品が並んでいました
わが家で取り組もうとしている米粉菓子やジャム・ソース類もいっぱい
ということは売れるかもしれないとあくまで前向き前向き


気になったいくつか

“動物性フリー”がキーワードの県内の雑穀商品のメーカー
雑穀食を始めて2年で14kg減量したという社長さん自らがモデルとして登場
原材料となる国産雑穀がまだまだ足りないとか
農家と知ってヒエを作ってもらえないかと打診されました

廃校を使ってハーブの研究施設にしている兵庫県のハーブ加工商品会社
ハーブティーや焼き菓子だけでなく化粧品も開発
地域起こしの担い手としても期待されているとか

造園屋さんからいちじく栽培に参入した三重県の農園
日本で初めて冬季いちじくの栽培技術を開発して
青実のコンポートを商品化
甘みを抑えた食材として新しい食べ方を提案したいと
栽培から加工・販売まで一貫して取り組んでいるそうです

韓国のコーナーではナシを使った商品がないか探してみたのですが
いまひとつ
それもそのはず
韓国では年間を通じて冷凍保存されて食されているようで
生が一番というわけのようです
そんな中 これはナシジャム?と声をかけたらお茶だといいます
ジャムのようにも使えるがお湯か水で溶いて飲むのだそうです

生のナシも展示されていたのでこの品種はと聞いてみたら
「シンコウ」といいます
どう見ても「新高」ですので漢字で書いたらとさらに聞いたら
やはり「新高」でした
日本では「新高」は「ニイタカ」と読んで
「シンコウ」は別の「新興」という品種になるんですよと
ちょっとした国際交流も経験してきました

韓国でのナシ生産の8割が「新高」とか
まだ「新高」の品種寿命はあるかもしれません

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