のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

冬籠虫けら迄もあなかしこ(貞徳)

2008年01月24日 | 冬の梨畑
「あなかしこ」って感心している場合ではありません。

ナシマルカイガラムシという害虫によって枯れてしまった枝です。

小さな虫がびったりと枝についてしまって
樹液?を吸ってしまうのでしょう。
ひどい場合には
この写真のように枝が枯れてしまうこともあります。

数年前より目立ってきていましたが、
剪定をしていると
今年はとくに被害樹が多く見受けられます。



まわりのナシ仲間も同じような印象を持っているようです。
夏までは目立たないのですが、
夏以降秋にかけて繁殖するようです。
昨年夏が猛暑だったことも元気付かせたのでしょうか。

減農薬を進めてきて増えてきたともいえるでしょうか。

カイガラムシというのは
蝋物質で身を守っているものですから化学農薬が効きにくく、
マシン油で覆ってしまい物理的に窒息させてしまう以外に
防除する手はないようです。

だんだん被害が増えてきているのが気になります。

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