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タイトルの「ふぐり」を「我身」に変えると、
『幾何(いくばく)の寒さに耐ゆる我身かも』
という高浜虚子の句になります。
「ふぐり」と読み替えてずいぶんと下品にしてしまいました。
なぜふぐりかといいますと、
カマキリの卵塊の別名に「おおじがふぐり」というのがあるそうで、
その意味が〔老翁の陰嚢〕ということで…
こらまた、失礼しました。
秋にはナシ畑でカマキリをたくさん見かけました。
冬、卵塊が枝にしがみついているのがあちこちで見つかります。
カマキリもまたナシ畑のりっぱな住人です。
いくつかの卵塊のしがみついている場所を観察して見ると
陽だまりというよりは
北風、西風のあたらないようなところのように思えます。
雪国ではその年の積雪を予測するかのような場所、
つまり、豪雪な年ほど高い場所に卵を産むといいますし、
カマキリにはコンパスがなくとも
北や西が判別できるようです。
『幾何(いくばく)の寒さに耐ゆる我身かも』
という高浜虚子の句になります。
「ふぐり」と読み替えてずいぶんと下品にしてしまいました。
なぜふぐりかといいますと、
カマキリの卵塊の別名に「おおじがふぐり」というのがあるそうで、
その意味が〔老翁の陰嚢〕ということで…
こらまた、失礼しました。
秋にはナシ畑でカマキリをたくさん見かけました。
冬、卵塊が枝にしがみついているのがあちこちで見つかります。
カマキリもまたナシ畑のりっぱな住人です。
いくつかの卵塊のしがみついている場所を観察して見ると
陽だまりというよりは
北風、西風のあたらないようなところのように思えます。
雪国ではその年の積雪を予測するかのような場所、
つまり、豪雪な年ほど高い場所に卵を産むといいますし、
カマキリにはコンパスがなくとも
北や西が判別できるようです。
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