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「左は地中で発芽するマメでピー、中央は地上発芽なのでビーン、右端はハトに食われたところ」(西村和雄『スローでたのしい有機農業 コツの科学』p230、七つ森書館2004、¥1800+税 より)
英語でピーとは地中でマメが二つに割れ、そこから茎が出てくるマメのこと。たとえば、エンドウ。ピーナッツも地上すれすれで本葉が開くのでピーの仲間に入れられているとか。ダイズやインゲンはマメの部分が地上まで持ち上がって二つに割れ、そこから本葉が伸び出すのでビーンと呼ばれるそうです。ビーン類は土を持ち上げながらマメを出すので、ひと粒ではなく数個まとめてまくほうが発芽しやすいそうです。マメが外に出るので、当然、鳥にも狙われやすい・・・なるほど。作物づくりのコツもわかりやすく書かれています。
この本の著者は京都大学で有機農業を研究し、現在、有機栽培にも実際に取り組んでいる方の有機農業入門書。自ら「合理的な手抜き有機栽培」と称しているくらい、有機栽培なんて簡単じゃないと思わせてくれます。
土づくりの理論と実際の部分が半分、作物別の作り方のコツが半分の内容で、農家からガーデニング程度の方まで参考になることがいっぱい。もともとは『ぐうたら農法のすすめ』という題名だったことからも著者の姿勢がわかるというもの。一気に読めてしまう平易な文章でありながら、何か問題が起きた時にはもう一度読み返したくなる、そんな大事な本になりそうです。
英語でピーとは地中でマメが二つに割れ、そこから茎が出てくるマメのこと。たとえば、エンドウ。ピーナッツも地上すれすれで本葉が開くのでピーの仲間に入れられているとか。ダイズやインゲンはマメの部分が地上まで持ち上がって二つに割れ、そこから本葉が伸び出すのでビーンと呼ばれるそうです。ビーン類は土を持ち上げながらマメを出すので、ひと粒ではなく数個まとめてまくほうが発芽しやすいそうです。マメが外に出るので、当然、鳥にも狙われやすい・・・なるほど。作物づくりのコツもわかりやすく書かれています。
この本の著者は京都大学で有機農業を研究し、現在、有機栽培にも実際に取り組んでいる方の有機農業入門書。自ら「合理的な手抜き有機栽培」と称しているくらい、有機栽培なんて簡単じゃないと思わせてくれます。
土づくりの理論と実際の部分が半分、作物別の作り方のコツが半分の内容で、農家からガーデニング程度の方まで参考になることがいっぱい。もともとは『ぐうたら農法のすすめ』という題名だったことからも著者の姿勢がわかるというもの。一気に読めてしまう平易な文章でありながら、何か問題が起きた時にはもう一度読み返したくなる、そんな大事な本になりそうです。
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