のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

ヒマワリの種乾燥記書けるまで

2013年10月03日 | グリーンオイルプロジェクト
ヒマワリの花の満開からほぼ一ヶ月
播種からは約ふた月半
9月下旬にはこんな感じ



去年はたくさんの種を収穫し搾油していながら
なぜか油が変色し食用にはならず、失敗
種採取後の乾燥状態に問題があったのではないかという仮説を立て
今年こそはと念には念を入れて採取後の管理に気をつけています





まず、天候の良い日を選んで人手を頼み
一気に種を採取してしまおうという作戦

花の部分を刈ってきたらトラックの荷台で種外し
みんなで話をしながらやれば単純作業も能率が上がります





採取してきたら、借りてきた小さな唐箕で風選して大きなゴミを取り除きます
問題は乾燥です



特別な機械がないところで考えられるのは天日干し
廃棄されるはずの網戸の上に広げるのですが
おてんとうさまのご機嫌を伺いながら外に出したり入れたり
ビニールハウスがあれば広げたままにできるのですが
その間、占有してしまいます

さらに乾燥度も15%前後をいったり来たり
6月に栃木の民間稲作研究所でうかがってきた乾燥度は7%という数値
ある程度、面積を広げるためにはなんらかの機械処理が必要



で、思い付いたのが育苗器
温度調整を40度ぐらいまてあげられます
一時間に1%ずつ乾燥できそうです

9%、8%と来て突然、水分計がLo表示
操作マニュアルを見たら測定下限値以下という表示
民間稲作研究所での話は測定下限値まで乾燥させるということだったようです



ちなみに大きなハイオレイック種と小さな「春林蔵」の種の大きさ比較
民間稲作研究所では今年、「春林蔵」を栽培していました
コンバインで収穫するにはハイオレイック種は大きすぎるのかも

今年は美味しいヒマワリ油で天ぷらが食べられますか

最新の画像もっと見る

コメントを投稿